サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

浮かない表情で遠くを見つめるサキさん

2017年02月11日 21時53分17秒 | 今日のサキさん
今日は北東部オレンジサロンの後で、サキさんの面会に行ってきました。

サロンは、雪の降りしきるあいにくの天候でしたが、いつものメンバーに新しい方も加わり、にぎやかに楽しい時間を過ごすことが出来ました。その後、いったん家に帰って洗濯物を片づけてからサキさんのところに向かいました。

今日のサキさんは終始、浮かない表情のままです。大きな歯ぎしりも久々に聞きました。4時半頃に着いた時からベッドの上で眠そうにし、私の一方的な声掛けにも迷惑そうに、眉間にシワを作り「やめて、寝かせて」と訴えているような感じでした。

それでも、久々に聞く中島みゆきの「誕生」「糸」には、しっかり聞き耳をたてて、目もきちんと見開いて、歌の世界に入り込んでいるようでした。

眠そうにしているサキさんの横で、今日はあまり話しかけずに、静かに夕食の時間を待ちました。

そして夕食、今日のメニューは、蒸し鮭、卯の花(おから)炒め、煮大根(味噌かけ)、デザートでした。本当にサキさんの好きなものばかりです。私ではとても耐えられそうにありません。
食事開始から数分、やっとサキさんの目が最近見せる優しいまなざしに変わってくれました。しかし今日はほんの数分続いただけで、いつもの冷めた目つき(どこか遠くを見ています)に変わってしまい、再び優しいまなざしに変わることはありませんでした。

明日は、本当に久しぶりに何もない日曜日です。いつもより少し長めにサキさんのところに居るつもりです。近くのコンビニで甘~~いものを買って行きましょう。(私はあまり食べないようにしないと)

最近の面会時間は、夕食介助があるのでいつも遅い時間ばかりです。明日は朝から出かけて、違う時間帯のサキさんの様子をみてきます。