サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

サキさんの食事

2016年03月16日 22時45分26秒 | 今日のサキさん
今日は平日ですが、サキさんの特養へお姉さんと行ってきました。
特養の責任者のKさんがどうしても直接お姉さんに伝えたいということだったので、休みのお姉さんに急だけど一緒に行ってもらいました。Kさんは電話中だったので、まずサキさんのもとへ。

夕食前だったのでサキさんはホールにいました。今日もサキさんは穏やかで、私やお姉さんのたわいのない会話に反応して笑ってくれます。元気だったころの家でのギャグに顔をくしゃくしゃにして応えてくれます。
「サキさん、かい~の?(かゆいの)かい~の?、あ~かい、あ~かい、赤いトラクター(小林旭風に)」
今日はいっぱいいっぱい笑ってくれました。笑いすぎて食べづらくなるほどに。ありがとうね。食事も完食。そしてサキさんと別れてKさんとの話し合いに向かいました。

しきりにリスクを説明するKさん。お姉さんも多少のリスクは覚悟の上だと、心づもりを話してくれます。結果、
*ドクターの診断を待って結論を出す
*もしOKが出たら、水曜日の夕食で普通食を試す。私が仕事帰りに特養によります。お姉さんがもし休みならお姉さんもさそって。私たちの手で介助し、様子を伝えていきます。

リスクは承知です。もしかしたら今のままがよいのかもしれませんし、サキさんは今の食事に満足なのかもしれません。サキさんの思いはわかりません。ひょっとすると私たちのおせっかいなのかもしれませんが、食べることのできるうちは、飲み込むことのできるうちは、何とか時間をかけて好きなものを、そのままのものを食べてほしいのです。

今の食事でも誤嚥のリスクがあります、普通食に変えてももちろんありますし、その確率は上がるかもしれません。先生がもしダメだと言われたらその時は従うしかありません。その時は面会のたびに何か差し入れしましょう。

お姉さんが「ハンバーグ」を差し入れて食べさせたことがあると伝えるとKさん、同席していたMさん、目を丸くしていました。「できれば面会に来た時に差し入れの食べ物をおしえてください。」とのことでした。