サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

9月13日、今日のサキさん

2015年09月13日 21時00分44秒 | 今日のサキさん
今日、9月13日のサキさん

服装は昨日のまま。火曜日と金曜日にお風呂に入るので、基本その間は同じ服装になる。ずり落ち防止の緑色の帯は食事の食べこぼしか、ひどく汚れたまま。青いTシャツも胸のあたりが コペコペ になっている。もうちょっと我慢してね、サキさん。朝、とても寒くなってきたので、長袖のシャツを預けてきました。


今日も、お姉さんと一緒に面会です。(いつも本当にありがとうございます)お姉さんを見るたびに、お姉さんは元気でいいなと少しうらやましく思います。

サキさんの実家で初めてみんなで食事をしたとき、サキさんとお姉さんと、そしてお母さんの会話に全然ついていけなかったことを思い出します。お姉さんとサキさんの会話を聞きながら、よし、次にこれを話そう と待ち構えていると「そんでさ、あれどうなった?」急に話題が変わります。次のタイミングを計っていると、お母さんが「これ、もう焼けとるで、はよ食べやーよ。いっぱい食べてきゃーよ」と、私に。「あ、はい」 結局ほとんど会話に加われなかった気がする。しばらく頭がぼーっとするくらい、本当に嵐のような会話。サキさんも本当によくしゃべっていたな。もともと話好きの人だ。ほっておいたらいつまでもしゃべれる人だった。

きっと、私がサキさんの話をあまり聞かずに、テレビばっかり見ていたので、次第にサキさんの会話の量も減っていったのかもしれない。それがサキさんの認知症の発症を早めたのかもしれないな

人生は1回きり。やり直しは効かない。ならば、過去を振り返りすぎても悔やみすぎても仕方ない。前を向いて、これからできることを、1つずつ、一生懸命やるだけだ。今やらなければならないこと。今しか出来ないこと。ゆっくり、焦らずに、少しずつ。


飛梅の会(代表:越智須美子さん)
障害厚生年金の受給資格改正の署名
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目標10万人