サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

平成27年9月26日特養入所しました

2015年09月26日 22時20分28秒 | 介護日記
今日は、サキさんの特養への入所日です。26日入所と決まった時には、天気予報は雨でした。でも、天気のくずれと回復が早まり、今日は少し青空ものぞきだしました。雨と長距離移動が心配だったので、そのうちの一つは解消されました。サキさんは晴れ女?、少なくとも雨女ではなさそうだ。(もちろん雪女でもない)とにかく雨が降らずにほんとに助かった。
朝9時半ごろ、病院へ。サキさんの顔に笑顔はない、すこし右に傾く身体。看護師さんからいろいろな引継ぎの書類をもらう。最近、また食事がしっかり食べれていないようだ。病院の方にお礼を言い、いよいよ特養に出発。
本日の不安その2の長距離移動だ。病院は岐阜市の東の端、特養は西の端だ。特養の隣に板屋川が流れているが、その対岸はもう本巣市だ。ちなみに、この特養は、地域密着型の特養なので、目と鼻の先の距離の本巣市の人は入所出来ない。そこに見えていても、歩いていける距離にあっても。これも何だかしっくりこない。
長距離の移動は特に問題なく特養に到着。車いすからのずり落ちもなかった。

いよいよ特養での新しい生活が始まります。月曜日にサキさんの住民票を移しに、施設の方が行ってくれるそうです。世帯が分かれ、サキさんが世帯主になるそうです。やっぱり、複雑ですが、この特養のやり方なので、仕方ないです。
いっぱいの書類に署名をし、印鑑を押していきます。その中で、延命治療や、医療的な措置についての説明を受けました。私も昔と違って、説明を聞いてもなかなか正確に理解できません。(昔もそれほどではありませんでしたが)ただ少し衝撃を受けたのは
いつ誤嚥をしてもおかしくない状況だと、入院先の先生より報告を受けている。と聞いた時です。誤嚥性肺炎、胃ろうが、そんなに先の話ではないということみたいです。もし、このまま口がうまく開かず、食べれなくなったら、そのままにする(自然にまかせる)のか、胃ろう等を考えるのか。胃ろうなら、入院、そしてそのまま、別の療養型のところへ転院になる、とのことでした。遠い先のことだと思っていたことが、急に目の前にやってきた感じです。
何はともあれ入所しました。この特養がサキさんにとって、落ち着ける場所になって、食欲も戻っていっぱい食べれるようになることを願います。


今日のスタッフの方は、男性が多かった。女性は一人だけ。なのか少し雰囲気が暗い。華やかさがない。女の人の明るい笑い声が介護施設には不可欠だ、と改めて思いました。男性スタッフがいけないわけではないです。でも女性の明るい笑顔にはかなわない。明るい笑顔が、どれだけ癒しになるか。男性スタッフの皆さん。恥ずかしがらず、積極的に『明るい声掛け』を行ってください。特養は利用者さんにとっての≪わが家≫になるわけです。明るい方が良いに決まってますよね。皆さんの力で、明るく、笑顔のあふれる特養にしていってください
これからお世話になります。本当によろしくお願いいたします。