4月に6年生を対象に行われた全国学力学習状況調査。
いわゆる全国学テ。
本校も実施しましたが、その結果が夏に送られてきました。
私は教務主任という立場で、このテストの運用を任されており、今回はこの返ってきた結果の分析を行う計画を立てました。
教科や分野を複数人で分担して分析を進めることにし、私自身は
「児童質問紙」
の分析を行うことにしました。
この全国学テの重要性と、その結果の確実な活用を図るということは、上の方から繰り返し言われていることです。
ですが、その具体的な方法については各学校の裁量になっている部分が多く、組織立てて綿密な分析を行っている学校もあれば、ほとんど手をつけない学校もあるというのが実情でしょう。
学校はなかなか忙しく、満足には行えているところは少ないのではないでしょうか。
本校も毎回本校なりの方法で分析と活用を行っていますが、今回、私は
「ちょっと、本気でやってみるか」
と、例年以上に気合いを入れて望んでみました。
分担した先生たちへ、分析シートと作成例を示し、綿密なスケジュールをたてました。
そして、自分がすることになった「児童質問紙」の結果を「これでもか」というくらい隅々まで熟読しました。
質問は70個ほどあり、その結果をまとめたレポートとなると、かなり大量のデータでしたので、この作業には相当な時間がかかりました。
正直、これまで本校も満足な分析が行えておらず、私も「概要を把握する」程度にしか扱ったことがありませんでした。
しかし今回初めて真剣にこの結果と向き合ってみると、本当にいろいろなことがわかりました。
まず
「このテスト(質問紙)って、よくできてるんだな~」
と感心させられました。
見事に子どもの学習状況を明らかにしてくれています。
今の本校の6年生の特徴をよく表しているし、その背景になるものを示してくれています。
次に
「だから、うちの6年生って、あんな感じなんだ」
が強く感じられました。
うちの6年生にも、学習面や人間性について、いくつかの課題があり、指導する側は頭を悩ませています。
その課題というのは、先生たちの間では
「6年生って、~だよねぇ」
ぐらいの感じで話題にはなるのですが、どこかあいまいで、悶々としているものでした。
それを、この質問紙が、明らかな数値として、データとして明確にしてくれたような感じです。
「これが足りないんだ」
「これが他の6年生より劣ってるんだ」
「これとこれのバランスが悪いんだ」
すると
「じゃあ、今度からこうしよう」
というのが具体的に見えてくるようになりました。
今まで個々の先生が、それぞれに手を打っていたのが、組織的に取り組めるようになりました。
ということで、今年はこのテストをした意義がぐっと深まったように思います。
そして新鮮だったのが、このテストの詳しい分析を面白く感じられたことです。
大量の結果データの分析には多大な時間を使いましたが、私にはこれがとても面白く、ハマってしまいました。
なんというか、愛すべき教え子たちの素性をどんどん明らかにしていき、より成長させるための手だてを見つけるような作業に感じられ、とても関心深い研究のようでした。
せっかくいい分析ができ、改善策を考えられたので、ぜひ実践を継続し、子どもの変容を見てみたいと思います。
できれば、2月ぐらいにもう一度同じ質問紙をやってみたいくらいです。
いわゆる全国学テ。
本校も実施しましたが、その結果が夏に送られてきました。
私は教務主任という立場で、このテストの運用を任されており、今回はこの返ってきた結果の分析を行う計画を立てました。
教科や分野を複数人で分担して分析を進めることにし、私自身は
「児童質問紙」
の分析を行うことにしました。
この全国学テの重要性と、その結果の確実な活用を図るということは、上の方から繰り返し言われていることです。
ですが、その具体的な方法については各学校の裁量になっている部分が多く、組織立てて綿密な分析を行っている学校もあれば、ほとんど手をつけない学校もあるというのが実情でしょう。
学校はなかなか忙しく、満足には行えているところは少ないのではないでしょうか。
本校も毎回本校なりの方法で分析と活用を行っていますが、今回、私は
「ちょっと、本気でやってみるか」
と、例年以上に気合いを入れて望んでみました。
分担した先生たちへ、分析シートと作成例を示し、綿密なスケジュールをたてました。
そして、自分がすることになった「児童質問紙」の結果を「これでもか」というくらい隅々まで熟読しました。
質問は70個ほどあり、その結果をまとめたレポートとなると、かなり大量のデータでしたので、この作業には相当な時間がかかりました。
正直、これまで本校も満足な分析が行えておらず、私も「概要を把握する」程度にしか扱ったことがありませんでした。
しかし今回初めて真剣にこの結果と向き合ってみると、本当にいろいろなことがわかりました。
まず
「このテスト(質問紙)って、よくできてるんだな~」
と感心させられました。
見事に子どもの学習状況を明らかにしてくれています。
今の本校の6年生の特徴をよく表しているし、その背景になるものを示してくれています。
次に
「だから、うちの6年生って、あんな感じなんだ」
が強く感じられました。
うちの6年生にも、学習面や人間性について、いくつかの課題があり、指導する側は頭を悩ませています。
その課題というのは、先生たちの間では
「6年生って、~だよねぇ」
ぐらいの感じで話題にはなるのですが、どこかあいまいで、悶々としているものでした。
それを、この質問紙が、明らかな数値として、データとして明確にしてくれたような感じです。
「これが足りないんだ」
「これが他の6年生より劣ってるんだ」
「これとこれのバランスが悪いんだ」
すると
「じゃあ、今度からこうしよう」
というのが具体的に見えてくるようになりました。
今まで個々の先生が、それぞれに手を打っていたのが、組織的に取り組めるようになりました。
ということで、今年はこのテストをした意義がぐっと深まったように思います。
そして新鮮だったのが、このテストの詳しい分析を面白く感じられたことです。
大量の結果データの分析には多大な時間を使いましたが、私にはこれがとても面白く、ハマってしまいました。
なんというか、愛すべき教え子たちの素性をどんどん明らかにしていき、より成長させるための手だてを見つけるような作業に感じられ、とても関心深い研究のようでした。
せっかくいい分析ができ、改善策を考えられたので、ぜひ実践を継続し、子どもの変容を見てみたいと思います。
できれば、2月ぐらいにもう一度同じ質問紙をやってみたいくらいです。