一言に「黒板」といっても,結構な種類があるんですね。
緑の濃いもの・薄いもの
チョークで書いた感じが硬いもの・柔らかいもの
黒板消しでチョークの字がきれいに消えるもの・消えにくく残っちゃうもの
そして
使用する先生の身長に合わせて黒板が上下に可動式なもの
なんてものもあります。
理科室なんかでよく見るのは2枚の黒板が上下に並んでいて,スライドして入れ替えることができるタイプ。
他にも,私が見たことないだけで,いろんな黒板があるのかもしれません。
(ホワイトボードや電子黒板は別として…)
長年先生をしていると,「好みの黒板」って出てきますよね。
自分が字を書くのに,書きやすい黒板です。
そんな教室に当たった年はラッキーです。
さて
どんな黒板を使用するにしろ,少なくとも私には必ず必要とするものがあります。
黒板には罫線を引く!
ことです。
子どもの方眼ノートと同じような罫線が黒板にはほしいです。
私の場合「絶対に」かな。
黒板に罫線が引いてあると
○書く字が曲がらずまっすぐ書けます
○グラフや作図がぐんと書きやすくなります
○字のサイズが調節できます
○子どもに黒板を書かせてもある程度きれいに書けます
これらのメリットは授業づくりの強い味方となります。
一般的に黒板とは,何もしない状態だと,まっさらなものだと思います。
そこに上手に字を書き,図を書ける先生はいいですが,なかなか難しいですよね。
自分の体より大きな面に書くわけですから,先生と言えども,何か手掛かりがなければよがんでしまう場合が多いでしょう。
問題は,その先生が「まぁいいか」と思うか「これじゃいかん」と思うかでしょう。
授業に欠かせないアイテムである黒板には,こだわってもいいんじゃないかと私は思います。
この罫線ですが,丁寧に始めから引いてある黒板もあるようです。
これに当たればラッキーですね。
引いていない黒板でも自分で引くことができます。
黒の水性ペンで引けば,見やすく,さらに時間の経過とともに徐々に薄くなっていき,年度交代のころは必要なら消すこともできます。
とりあえずならえんぴつで引くこともできます。
どんな方法で引くにしろ,まっさらな黒板にするのであれば,一言管理職に断りを入れることをおすすめします。
無断でやったら叱るような人も,たまーにいるかもしれません。。。