小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私にとって、最初の算数の授業で欠かせないこと

2016-04-11 21:59:33 | 授業中の攻略法
また今年も算数の授業がスタートしました。
5年生と6年生の算数を担当するのも今年で3シーズン目。
算数が専門でもなんでもない私が、教務主任という立場が先に立って、それに伴って算数指導がセットがついてきています。
さすがにもう
「専門じゃない」
というセリフは使ってはまずいような気がしてきました。笑
ここまでやったからには、ある程度の専門性は身につけなきゃいかんでしょう。
今年もがんばります。

さて
4月。
出だしの1~数回目の算数授業で、私が絶対に欠かさないようにしていることがいくつかあります。

1 先生としてのオーラを全開に示す
「教師としての誇りがある」「算数指導に自信がある」「子どものことが大好きだ」そういったものを、言葉で、態度で、精一杯示します。
このオーラこそが何よりも先立つものだと思っています。

2 子どもの心をつかむ
担任でない私が、他者のクラスの子たちの心をつかむのは簡単ではありません。
笑わせたり、感動させたりする小話をしたり体験をさせる工夫に精一杯頭を使います。

3 怒ると恐いことを分からせる
ネガティブな表現に聞こえるかもしれませんが、これってやっぱり必要なんです。
特に担任でない私たちにとっては。
担任がいないところでは甘えようとする子たちも多いのです。
ある程度容認できる部分もありますが、授業における1線は絶対に譲れません。
ルールをしっかりと示し、それを守れないときには先生がものすごく怒ることを、実際にその場面をもって示すようにしています。

4 算数が楽しいことを味わわせる
内容で楽しませる、方法で楽しませる、両方アプローチします。
内容で楽しませるときは、算数クイズのような問題で盛り上げます。
方法で楽しませるときは、リズムの良い授業の中で、たくさん発表させ、子どもたちの動きを活性化します。

そして、これらに加えてもう1つ。

5 担任の信頼を得る
これが不可欠です。
担任の先生に「この先生にうちの子たちの算数を任せて大丈夫だ」そう思ってもらいたいのです。
最初の1、2回の授業だけでそう思ってもらうにはどうすればいいか。
それには、私の教室で授業を終えた子たちが、教室に帰って
「先生、算数楽しかったよ!」
「今日の問題解けたよ!」
そう言わせるのが1番です。
ということは、結局最初の1~4がきちんとできるかにかかっているということです。

担任の先生たちには学級開きのスタートが肝心なのと同じように、私には算数授業開きのスタートが肝心です。
ここでつまずくと、後から取り戻すのはかなりの苦労が必要になるのも、体験済みです。

3年目にもなると、どうしても慣れが生じて、小手先で軽くやってしまいそうになるものです。
しかし、私には3年目の算数でも、子どもたちには1年目の算数です。
子どもたちの緊張感や期待感と同じ気持ちで、謙虚に、謙虚に臨みたいと思っています。