小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

3月末、転入してくる先生たちの噂話が耳に入るんだけど

2016-04-06 21:27:05 | 教師力UPの攻略法
この4月に本校にも数名の先生たちが転入してきました。
学校の先生ならではですね。
春に同僚との別れがあり、すぐそのあとに新しい同僚との出会いがある。
そしてそれぞれ当然のように次の場所で仕事をスタートする。
学校の気風を刷新するのにいいものだと思います。

少し前の話になりますが
3月も末になり、職員の異動が明らかになると、
「今度来る○○先生って、~みたいよ」
みたいな噂話がよく耳に入ります。

この手の噂っていうのは、誰がどんな風にして発して、広めているんでしょうね。
自分がしたことがないから、いつも不思議に思います。
同時に、県内広しといえども、つながりって多いもんだなと感心します。

いい噂が耳に入ってきたときはうれしいですね。
「すごくいい先生みたいよ」
「仕事できる人だって~」
「バレーが上手って聞いたぞ」
そんな先生が自分の学校に来るなんて、大歓迎です。

こちらはいいといして、問題は逆。

悪い噂が耳に入ることだってあります。
「保護者とのトラブルが多いみたいよ」
「職員会議でやたらうるさいんだって」
「かなり問題あるらしい…」

実は、そもそも噂話っていうのは、こちらの類の情報が飛び交うことの方が多いようです。
今回、本校にやってくる先生たちについても、こちらが欲しているわけでもないのに、やたらとこの類の話が飛び込んできました。
そうすると、出会う前から不安がよぎるものです。

そして、4月。
この新しい先生たちとの出会い。
「あんな噂があったけど、どんな先生だろう…」
出会って数日ですが、私は教務主任という立場上、転入者と話す機会は早速たくさんあります。
そして知りました。

「なんだ、すっごくいい先生じゃん」

これ、いつもそうなんです。
みんなそうなんです。
本当に。
みなさんは、そう思いませんか?
悪い噂を聞かされたけど、会えば全然そんなことなかったってパターン。

私の周りで起こる偶然なのかな。
いや、そうも思えません。
そうではなくて、やっぱり学校の先生なんていうのは、基本、いい人なんだと。
そいうことじゃないかと思うんです。
子どもの前に立ち、愛し愛されることをめざして仕事をする人なんていうのは、いい人なんだと。
しかし、仕事を続けるうちに、いろんな環境の中でいろんな人にもまれ、よくない方向へとねじ曲がっていくものも少なくない。
そうなったときに表れる、自分の中のよからぬ人格。
学校の先生とは言え、そんな一面があるのも自然なこと。
耳に入ってくる噂というのは、この一面、ごく断片的な部分を拾い上げたものにすぎないのだろうと、そう思うんです。

しかし、前の学校でねじ曲がってしまった先生たちも、異動し、新任地に足を踏み入れたその瞬間は、ほとんどの人が気持ちも新たにリセットし、また基本の自分に戻っているものでしょう。

だから、私の出会う先生たちはみんないい人なんだろうと。
4月の新しい出会いは、私にとってはいつもいいものです。

大事なのは今後です。
このいい先生たちが、本校でどう変わっていくのかは、ここがどういう職場になるかが大きく影響するはずです。
ということは、私ががんばらなくてはいけません。
私の役目は、先生たちが働きやすい職場を作っていくことだと思っています。

私も経験を重ねるうちに、もう覚えました。

「噂は一切あてにならん」