2学期の授業がスタートしています。
まだ夏休みのゆったり感が子どもたちにも先生にも抜けきらないところですが,そうもいってられません。
また,早速運動会やらの行事に向けた練習や準備にも忙しくなっていますが,それも言いわけにはできません。
とにかく授業はしっかりと先に進めなくては!
リズムが戻ってくるまで,この時期はふんばりどころですね。
さて
久しぶりに授業の中身について考えてみたいと思います。
今回は「黒板」を少しシリーズで考えてみます。
教室に必ずといって存在する黒板。
子どもたちの正面にドカンと向き合います。
無意識かもしれませんが,子どもたちは一日の大半をその黒板を目に入れながら授業,生活することになるんですね。
黒板に何を書くか
黒板にどのように書くか
そういった活用の仕方が大事になってくるのですが,それ以前の基本的なこととして
黒板にはいらぬ情報を書かない・貼らない!
と思っていますがいかがでしょうか。
時折目にする学級では,黒板をあたかも教室の掲示板のように使っていて,黒板の両端にプリントやら時間割やらラミネートされたカードやら,たくさん貼っているところがあります。
中には,子どもたち30人の名前のマグネット式のカードが全部貼ったままの黒板もありました。
子どもたちはいつもこの黒板を目に入れながら授業をするわけです。
そうなると,これらの不要な情報が意図せず目に飛び込んできて,思考の妨げになることも考えられます。
「気が散る」子もいるかもしれません。
集中して学習にのぞむためには,まず環境を整えることが必要なのは言うまでもありません。
黒板はいつもスッキリと,必要な情報のみが見えるものであるといいですね。
特に配慮が必要なのは,学級に6.3%は存在すると言われている,特別な支援を必要とする子たちのことです。
私たちが気にしないそれらの貼り物について,その子たちの中には,情緒的に,もしくは生理的にそれらを嫌がっている子がいることも考えられます。