[PR] 外貨両替 fx 初心者</noscript>
「 …だから,円の面積の求める公式は『半径×半径×3.14』になるんですね。」
「 …先生,」
「はい?」
「難しいよぉ。ねぇ,どうしてこんなこと勉強しなきゃいけないんですか?」
「 それは…」
「だって,円の面積の求め方を知ってても,大人になって使わないでしょ?」
「使うこともあるかもしれないよ…」
「ないよ~ うちのお母さん絶対使わない。」
「いやぁ,というか,うん,子どものうちに,しっかり勉強しておかないと…」
「どうして?どうして??」
こんなやりとり,したことある先生は多いのではないでしょうか。
「だまって勉強しなさい!とりあえず覚えればいいのよ!覚えれば!」
なんてことは,心ある先生なら言えないですよね(笑)
「なんで勉強しなきゃいけないの?」は,子どもが感じるとても純粋な疑問で,とても意味のある疑問だと思います。
難しい質問で,先生は答えるのに困ってしまいますが,逆に,この疑問を全く感じないまま,ただ当り前だからと勉強する子にはなってほしくない気もします。
さあ,先生は何と答えましょうか。
質問してきた子どもの様子や学年段階,その先生の大事にするところなどによって,答えはいろいろとありそうですね。
この答えで,どの子も『なるほど!納得!』といくものはなかなかないとは思います。
子どもによって,どの話が,どう心に響くかは違うでしょう。
私なり,答えとしてあり得そうなのものを挙げてみたいと思います。一緒に考えてみましょう。
一つ目。
これから訪れる先行き不透明で厳しい世の中を,たくましく生きていくために勉強する!
…と,一つ目から結構リアルで,小学校内では耳慣れない話ですが。
でも,一番,どの子にとっても人事ではない,自分に強く関係する話がこれだと思います。
高学年にお勧めです。
日本(世界)が,経済などの多くの分野で苦境に立たされている現在の状況と,これからの未来がどうなっていくのかを教えてあげるのです。
この話をするときは,できれば具体的な事実を紹介していくと説得力が増します。
・少子高齢化が急激に進んでいること
・日本は未曾有の多額の借金を背負っていること
・石油などの環境資源に限界が見えていること
・世界各国で,ついには破綻してしまった,破綻しかけている国もあること
こういった話を,できるだけ子どもたちにも分かりやすいデータで数字を示しながら教え,その影響が私たちの生活に直接どう表れるのかを教えてあげるのです。
一昔前なら「大人の話」だったようなこんな話も,今の時代では子どもたちにも積極的に教えてあげていいと思います。
なぜなら,これらの話はうそでも脅しでもなく,今の子どもが大人になる未来は,本当に厳しい世の中になっていくからです。(ついには「貧困問題」が日本でも社会問題として一番に挙がる世の中になるかもしれません。)
勉強する理由として,一般的に多く用いられがちな「夢を語る」話とは真逆な話ですが,本当の話であり,大事な話です。
そして,これらの話のあとに,こう諭します。
「こんな厳しい世の中を,たくましく自分の力で生きていくためには,知恵をつけなければいけない。何をすればいいかを考える力がないといけない。だから,今学ばなくてはいけないんだよ。今だけじゃない,大人になっても学び続けられる人にならなくてはいけないんだよ。」
「…円の面積は?」
「円の面積を求められるような人は,他の社会の難しい問題も解決できるようになるのさ。そういう力がついていくからね。」
ちょっと,強引ですが(笑)子どもに分かりやすい話にして,勉強することの意味を感じられるようにしてあげましょう。
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