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「できた人は立ちなさい」
のシステムがずいぶんクラスに浸透してきたようです。
課題に取り組む子どもたちの集中力も増してきました。
ここでマンネリ化を防ぐためにも一工夫。
社会で,グラフを読み取る場面としましょう。
グラフの読み取り方を一通り説明してから,先生の指示「では,このグラフから読み取れることを5個ノートに書きましょう。」
子どもたちの中には,もうえんぴつをにぎって準備している子もいます。
ここでいつもなら先生はこう言います。
「できた人は立ちなさい」
子どもたちもそのつもりでいます。
(早く5個書いて,堂々と起立したい!)
(たぶん,先生は起立した人に「黒板に書きにいらっしゃい」って言うよ!書きたい!)
しかし,今回の先生の言葉は意外なものでした。
「自分と,となりの人ができたら,立ちなさい。」
子どもたちは「えっ」という顔で驚いています。「どういうこと!?」
「そういうことです。」
自分だけでなく,となりの人もノートに5個書けたら,そのとき立てるのです。
そうすると…
1.連帯責任となり,となりの友だちのためにもがんばらなくてはいけない!
2.もしとなりの友だちが遅いときは,手助けしてあげられる。
3.お互いのノートを見合う機会ができ,学び合うことができる。
4.二人ともできて一緒に立てたときの喜びは大きい。
という,これまでの単純なパターンのときにはなかったおもしろさが出てきます。
と同時に,基本的な指示がマンネリ化していくのを防ぐことにもなりますよね。
「よし書けた!ゆうきくんは?…3個書けたね。」「あと2個がね…」「ここ,グラフのこの部分見ると分かるよ!」「あぁ,なるほど!」
たまにこの形を織り交ぜてみると,単純な問題に対しても,クラス全体が結構ヒートアップしてきます。
※ただし,これも連発すると弊害もあります。やはりとなりどうしで学力的に差が大きいペアもあって,どちらにとってもストレスとなることもあるようです。
そんなペアでも「時折」だと,お互いを刺激し合うような,いい感じになれるので,使う頻度やタイミングを配慮しながらいきましょう。
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