畑酒造有限会社 酒蔵日記

清酒 『大治郎』 『喜量能』 醸造元
滋賀県東近江市(旧八日市)
全量地元の契約栽培米を使用
全量純米蔵です

素晴らしき1年

2016年12月31日 23時04分29秒 | お酒造り

今年も、

大治郎のお酒を楽しんで頂きまして、

厚く御礼を申し上げます m(__)m

 

 

新しい御縁、

そして再会

1年を振り返ると、

色んな出来事がありました。

 

沢山の皆様の応援に、

感謝の気持ちでいっぱいです

 

ありがとうございました

 

 

除夜の鐘をBGMに、

モロミ5本のお世話をしながら、

新年を迎えます。

 

 

2017年も、

どうぞ、宜しくお願い申し上げます

   

     

2016.12.31 畑酒造有限会社

 

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大掃除

2016年12月30日 13時32分05秒 | お酒造り

毎日、蔵とスーパーと

アパートの行き来だけで、

食品売り場を見ると

お正月商品も、ずらりと並んでいるのですが、

あまり「年末」を感じず…。

30日となりました。

 

酒蔵の中では、

ここ数日間で大掃除を!!

 

蒸し場・洗米蔵・仕込み蔵・酒母室

全ての蔵の床を洗い、掃除

 

 

 麹室の拭き掃除

麹蓋やタンクに掛けるハシゴなど

お酒造りで使う道具も洗いました

 

また、タンクの配置も少し変えたので、

雰囲気が変わり、

タンクで隠れていた佐瀬式の搾り機も、

よ~く見えるようになりました。

 

昔はこの佐瀬式で、お酒を搾っていたそうです

 

見あげるくらい大きな機材です

 

蔵の大掃除も終え、ひと安心

家の大掃除は、ほとんど出来ていませんが💦

 

タンクの中の、モロミのお世話をしながら、

毎日、変化する「もろみ」と

年末年始を過ごします(*^^*)

 

 

山廃もとやまはいもと

22日目を迎えました

ゆ~っくりゆ~っくり、育っています

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毎朝の健康診断

2016年12月29日 13時43分38秒 | お酒造り

毎朝、決まった時間に

モロミの健康診断を行います

酒質検査

 

これが、モロミのろ液を

採取している所です⇓

 

タンクごとに、モロミ・酒母を

少量汲み、ポタポタと溜まった

ろ液を採ります

 

ろ過するのに、数時間かかりますので、

朝1番、蒸米作業の前に

モロミを採取。

 

目では見えない部分

「数値」を計り

モロミに異常が無いか、

毎日の状態をチェックし、

記録していくのです

 

 

 

 

モロミの中の、アミノ酸度や日本酒度

アルコール度数を計測し、

目指す酒の味を造っていく

判断材料にもなります。

 

このように↑ 火も使いますので、

一旦、検査室に入ると離れられません

 

この成分分析を行う時間帯が

色々作業が、重なるころ

 

蔵人2名で、洗米作業を行っている間、

大体は、杜氏が分析室に入るのですが、

日によっては、私も分析を行います

出勤して1番最初の仕事です。

 

今年で、分析歴3年目。

2年前、造りが忙しすぎた年に、

しっかりと学びました!!

 

  

蔵人の洗米作業

&

杜氏の麹室作業・出麹

&

酒質分析

 

これだけの作業を、同じ時間に

一斉に行います

 

私も、少しは役に立っております

今では、毎日変化する数値を見るのが

楽しみにもなってきました。

 

モロミの泡の変化と

数値で見る変化

 

 

日本酒造りは、面白いです

  

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旬のごちそう

2016年12月27日 00時29分30秒 | お酒造り

10月26日の 初甑 はつこしき

から、丁度2ヶ月が経ちました。

 

この2ヶ月間、ほぼ毎日

朝の蒸米から始まり、仕込みの作業が

休み無しで行われています。

皆、大きな怪我も病気もなく、

全身に疲労を感じながらも、

笑顔で頑張っております。

 

「あ~💦 えらい…。」

 

そんな時、ご近所のおじちゃんが

畑で採れたて!!

お野菜を持ってきて下さいました

奥のほうです。

大きなカブ 

 

写真は、取り損ねましたが

これまた巨大、お大根。

両手で抱える程の大きさでした

 

お鍋の美味しい季節

今日は、お鍋に決まりです

 

 

別の日には、

「ようけ作りすぎたから。帰りに蔵へ寄るわ」と

 

安納芋の 焼き芋

 

ウチの酒米を栽培してくださっている

契約農家の込山さんが、

アツアツを持って来て下さいました。

 

冬の間は、お芋さんも作られていて、

近江八幡の「きてか~な」で

不定期で、石焼き芋を店頭販売されています

 

栗のように甘くて、

幾つでも食べてしまいそう

 

 

またまた別の日には、

滋賀名産物「信長ネギ」を

こちらも、

ウチの酒米を栽培してくださっています。

契約農家の、福本さんから(^^)

 

酒米が収穫出来ると、

信長葱 を本格的に作られています

 

 

甘くて、お鍋にも絶品ですが、

「ぬた」を作ってみました⇓

日本酒の肴にも相性がよく

お酒もとまりません

 

 

「どうや~」と、

契約農家の皆さんも、蔵の方へ寄って下さったり、

ご近所のお料理屋さんだったり、

お酒屋さんだったり(^^)

 

楽しいお話も一緒に。

持って来て下さいます。

 

 

旬の御馳走と、

畑酒造でも

1週間ほど前から、

新酒、2本目が発売開始されています。

大治郎・純米吟醸うすにごり

 

うっすらと濁りを絡ませた、

純米吟醸生酒

酒米:山田錦55%精米

 

搾りたてを瓶詰めしました。

 

 

昨日はまた、

次のタンクの新酒

瓶詰め作業が行われました。

 

偶然にも、2016本だったそうです

2016年も、あと数日…。

 

クリスマスも、気が付けば過ぎていたくらい。

気が付けば、

新年を迎えているのでしょうね

 

 

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空気の澄んだ 朝の作業

2016年12月20日 09時33分28秒 | お酒造り

ほぼ毎日行われる蒸作業

12月19日(月)この日も

いつもの様に、酒米が蒸しあがりました

 

朝の澄んだ空気と混ざる蒸気が

とても幻想的で、

そこに朝陽が差し込みます

 

 

お酒造りメンバー3人

それぞれに役割があり、

 

 

黙々と、作業は進められます

 

 

この日、

純米大吟醸の仕込みが始まりました

 

2度目の、純米吟醸袋吊り

柔ら~か、酒粕も出来上がりました

 

 

新酒、第2弾「大治郎・純米吟醸うすにごり」の

瓶詰め作業も行われました

 

 

毎日、作業も盛り沢山

 

本日、作業場では、

新酒のラベル貼りを行います

 

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上槽 純米吟醸・山田錦

2016年12月14日 23時16分52秒 | お酒造り

余った杉の葉で作った

「ミニ杉玉」

 お店に飾ってみました

 

こんな感じになりました✨

少し離れて見ると、気が付くのですが、

真下だと、少し判りにくいかもしれませんね…

 

 

12月13日(火)

「大治郎・純米吟醸/山田錦」

上槽(搾り)

 

そして、

「大治郎・純米吟醸袋吊り」のお酒を

搾っています。

 

袋吊りの様子⇓ 

藪田式自動モロミ圧搾機を使わず、

袋の中に、モロミを入れ、

吊り下げ、自重でお酒を搾るお酒。

 

 

ホーロータンクに耳を充てると、

ポタポタと滴の落ちる音が、

水琴窟のようでもあり、

バリのガムラン楽器のようにも聴こえてきます。

 

癒しの、フィーリングミュージックです

 

寒さも増してきましたので、

バリに行った気分にはなりませんが、

この音を聴きながら、お酒を利いてみたいな。と

ふと思いました(笑)

 

明日以降、袋吊りの

柔らか~い酒粕が、出来あがってきます

 

 

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山廃仕込み始まりました

2016年12月09日 22時12分04秒 | お酒造り

12月8日(木)

「山廃もとたて」

 

 

きもと系の酒母なのですが、

やまおろし止」したもので、

「山卸廃止もと」、

略して「山廃もと」「山廃」と言います。

 

ではでは、「山卸」とは。

こちらです⇓

昨年の「もとすり」の様子

 

糖化を促すために、

(かい)で米と麹をすりあわせる

結構な💦 重労働の作業→「もとすり]

 

この「山卸廃止もと」を用いて

造られる、日本酒造り

山廃仕込みが、8日から始まったのです

 

 

 

 

お酒造り~酒母・本仕込み~での

「速醸もと」とは違い

ゆ~っくり時間をかけて

空気中の乳酸を取り込んでいきます。

 

 

実は…

12月8日は私の○○回目の誕生日でした。

早い所では、

新酒がお酒屋さんに届けられたのも、8日。

 

偶然にも、

山廃仕込みが始まったのも8日。

 

「誕生日、何かプレゼントしようか」と

言ってもらいましたが、

 

 

この日、新酒をどこかで

呑んで頂いたかもしれない事が、

嬉しいなんて思いました。

素敵なプレゼントでした

 

 

 

 

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新酒 大治郎・純米うすにごり生酒

2016年12月08日 22時22分52秒 | お酒の紹介

 

初搾りのお酒

大治郎・純米うすにごり生酒

    <酒米:吟吹雪 60%精米>

前日の12月6日に、

搾りたてを瓶詰めしました。

 

12月7日~

発送開始しております

 

うっすらと濁りを絡ませた、

今期1本目の新酒です。

 

どうぞ宜しくお願い致します m(__)m

 

 

 

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初搾り

2016年12月06日 00時52分57秒 | お酒造り

12月3日(土)

仕込み1本目(タンク1号)の

お酒が出来あがりました。

初搾り

 

タンクの中のもろみが、発酵を完了すると

もろみを搾ります。

液体の清酒と

固形の酒粕に分ける作業です(上槽)

 

 

これがその、酒粕。

藪田式の連続自動圧搾機で

搾ったモロミは、このように板状になって

酒粕がとれます。

バラバラにならないように、

同じ形で剥がしていくのです。

 

 

大事に育てたお酒が出来あがると、

搾るまでは、本当に緊張しますが、

お酒が流れ出てくる瞬間は、

非常に、嬉しいものです

キラキラ輝いています

 

 

粕取りが終わり、

翌日の4日

仕込み2本目のお酒が

出来あがり上槽しました。

 

 

 

積み上げた赤色のP箱は、

洗い終わり、検瓶した空瓶。

準備も整い、瓶詰めをしていきます。

 

 

前期の大きな、杉玉も取り外しました。

もう間もなく、

緑の杉玉に吊り替わります

 

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12月2日  ~酒蔵日記~

2016年12月03日 00時57分42秒 | お酒造り

 

 

 ~米洗いの様子の1場面~

 

12月2日(金)

本日、6号(仕込み6本目)の「仲添」でした(*^^*)

 

 

タンク1本目、2本目3,4,5,6本目と

タンクの中は、モロミの表情が違う

お酒が並んでいます

 

こうなってきますと、

・麹用(麹米)

・酒母用(もと米)

・もろみ用(掛米)

と用途の違う蒸しが行われるので

(甑の中で、同時並行して)

毎朝の蒸しの量もMAXに

 

 

こうして、掛米をタンクに運ぶのも

途中で、息切れしてくるようです

 

 

~午前中、仕込みを終え~

お昼からは、

前日に洗った瓶の、検瓶作業 

 

 

 

明日は、6本目の「留添」と

「もとたて」と…

い・よ・い・よ

 

 

~仕込み蔵の、扉のこちら側~

作業場では、

およそ500本、

カップ酒のラベル貼りを行いました✨

 

 

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