今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

<若狭おばまの寺>本浄山 羽賀寺(福井県小浜市羽賀)、護国山 国分寺<若狭国分寺>(小浜市国分)

2013年11月03日 | 神社・仏閣
名所旧跡を訪ねる旅

11月の3連休の中日の日曜日。昨夜から道の駅は県外からの車で駐車場は満車状態になっている。
朝から小雨も降り、天気予報も一日雨なのでどこか一つ見てあとは移動するだけの日と決めた。

ブログ作成の時間もいつもより早い。
「若狭おばまの寺」シリーズを早く終えなければ、次にどこに行ったのか忘れそうで不安になる。

本浄山 羽賀寺
福井県小浜市羽賀にある高野山真言宗の寺院。山号は本浄山。本尊は十一面観音。



駐車場から羽賀寺と刻された石柱があるが受付所は本堂にあると案内板にある。



今日は天気も良く半袖でも良いくらいの気温で参道を歩いていても気持ちがよい。



鐘楼
階段を上がると正面には本堂、左側には鐘楼がある。



カネと名のつくものは何でも好きだが、この鐘楼は特に歴史を感じるすばらしいものだ。
鐘は参拝前に2・3回心をこめて撞くようにと書いてある。
1回目 何と良い音色だ。2回目 余韻も耳に心地よい。
3回目 人間もそうだが鐘も見た目と同じ音がする。



打てば響くというということは大切なことだ。



本堂(重要文化財)
「本浄山羽賀寺縁起」によれば、霊亀2年(716年)に、元正天皇の勅願によって行基が創建したとされる。
最盛期には子院18を数えたが、天災などで消失し、近代以降は本堂のみが残る。



本堂左が受付所となっている。
拝観料(小浜の寺は400円均一)を払うと係の女性が寺や仏像について説明してくれるしくみにも慣れてきた。

 

堂内には重要文化財の仏像が3体、他にも数体の仏像が安置されていてたいへん見応えがある。
特に「木造十一面観音菩薩立像(重要文化財)」は印象に残る仏像だ。



最後の一枚は気になる鐘楼からみた本堂。この鐘楼は本当に気に入った。



護国山 国分寺  
福井県小浜市国分にある寺院及び史跡。
聖武天皇の勅願によって建立された国分寺の1つで、現在も釈迦堂や薬師堂が立ち、曹洞宗の寺院として存続している。山号は護国山。



史跡 若狭国分寺跡
寺域は230メートル四方、当時の条里制の区画に沿って建てられており、南大門・中門・金堂・講堂が軸線上に並び、東に塔が配置されていた。
南大門跡、後ろの林には二つの古墳(国分寺古墳)がある。



中門跡



塔跡



釈迦堂(金堂跡)
安置されている木造釈迦如来坐像は像高318センチメートル。
寄木造。福井県下では最大の木造彫刻で「国分の大仏さま」として知られている。 



薬師堂
若い僧侶に案内されるまでは民家だと思っていた。ここに本尊の「木造薬師如来坐像(重要文化財)」が安置されている。
カメラを向けたくなる端正な顔立ちである。



鐘楼 



撞いても良いという表記がないのであきらめたが形がよい鐘楼だ。



国分寺古墳 
若狭姫神社の祠周辺は古墳になっている。



この林が古墳になっている。




撮影 平成25年10月28日  
コメント
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