今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大岩山 日石寺 その1(富山県中新川郡上市町大岩163)

2024年09月01日 | 神社・仏閣
訪問日 令和6年6月4日

大岩山 日石寺
磨崖仏があるということを知り初めて訪れた
路上駐車で周囲を散策し参道は見つけたが、駐車場の場所が分からずにいた
年齢と体型を考慮されたのか、地元の方から楽に参拝できる駐車場を教えていただいた

さざれ石
さざれ石の中に「真言密宗 大本山 大岩山 日石寺」と書かれた金属が埋め込まれている



手水舎



本堂
数人の参拝者が堂内に入ったので、後で回ることにした






鐘楼



干支の額



多羅葉文殊



八体仏









藤水



不動明王御霊水



大岩の奥山より湧き流れる霊水で、眼病に効くとされ、全国からこの水を汲みに来るという



六本瀧
元来瀧行は日石寺境内近くの千巌渓にて行っていた
行者の安全を確保と、一般参詣者に修行鍛錬を推奨するために、明治元年に境内内に建設した
寒修行の場でもあり、毎年大寒には多くの人が参詣し、滝に打たれている



六基の龍頭は人間国宝の須賀松園の作
六大(地・水・火・風・空・識)により
六大煩悩(貪・瞋・痴・慢・疑・邪見)を祓い
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を清浄にすることが六本の因である



愛染堂



恋愛成就・子孫繁栄・夫婦円満の利益がある



堂内の様子



「木造愛染明王」



絵馬掛け



夫婦岩
斜面を進むと鳥居と大きな岩が見えてくる



鳥居の額には「夫婦岩」



岩と岩の奥に社が見える



大岩山熊野権現堂



三重塔(上市町指定文化財)
富山県内で最も古い木造の三重塔(江戸時代後期)高さ15m
回りに壁が無く、心柱など丸見え状態である



建造時の財政難で省略したためと考えられているが、これがこの塔の特徴となっている
私自身全国の塔巡りをしているが、初体験である






塔周辺の場所が狭く、塔全体を撮ることができず同じアングルになってしまった






石仏群



大日堂






これまで歩いていて、この寺を訪れた目的の「磨崖仏」が何処にあるのか探していた
他の参拝者に尋ねても、「初めてなので分からない」と
始めに訪れた本堂に戻ることにした

扁額には山号の「大岩山」



堂内を見た瞬間驚いた
探していた磨崖仏が目の前にあった

大岩日石寺磨崖仏(重要文化財)
この本堂は、摩崖仏の不動王像を囲んで建てられていた



不動明王・二童子像(当寺の本尊)、阿弥陀如来像、僧形像の5体を凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出した磨崖仏



不動明王像の像高は約2.8m



角度を変えて立体感を出してみた






次回に続く

撮影 令和6年6月4日
コメント
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