今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

<若狭おばまの寺> 延宝山 萬徳寺(福井県小浜市金屋)

2013年11月01日 | 神社・仏閣
名所旧跡を訪ねる旅

昨日は三仏寺投入堂参拝後、温泉に入り、道の駅の車内で居眠りと戦いながらブログを作成。
完成後一休みをしていると、車のドアを叩く音が聞こえる。
不審に思い、ドアを開けると警察官が。免許証と車のナンバーを控えられ職務質問をされた。
ここではじめて不審に思われていたのが自分だと気づいた。
権力者には弱いタイプなので丁寧に対応したが、道の駅でしかも夜の11時過ぎに声を掛けられたのは初めての経験だ。

延宝山 萬徳寺
当山の前身は極楽寺といい、文永2年(1265年)の若狭惣田数帳に存在が記されている古刹である。



閉門に近い時間帯で他に参拝者もなく受付所には誰もいなかった。
呼び鈴を押すと住職がやってきて庫裏に案内され「萬徳寺」の歴史や建物・仏像について説明をしてくれた。

庫裏(書院造り)



庫裏の中も案内された



本堂からみた庫裏



屋根の感じがとてもよい



山門



白砂の広場も入ることが禁止されているため近づくことができない



鐘楼
 


名勝 庭園
延宝5年(1677年)に小浜藩主酒井氏の命により築造された面積約1500平方メートルの蓬莱式枯山水庭園である。



山麓の斜面地を利用して斜面中段中央に高さ3mの真言密教における本尊石を配し、天然記念物である大山モミジを借景としている。



本堂から見た庭園。書院と庭園の間は白砂の広場で仕切られている。


 






本堂
本堂には木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)が安置されている。
住職は私に向かって、自分で戸を開けてお参りして下さいと言い残して去ってしまった。
さっそく本堂へ行き戸を引いてみたが、どの戸も閉まっている。
最後の戸だけ残すのみとなったが、喜びは最後にさってくるのか、すうっと引くことができた。



目の前に仏像があり撮りたかったが、住職の信頼に応えなくてはならない。今日は善良な心で対応できた。 




撮影 平成25年10月27日 
コメント
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