湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

今月の湘南句会

2020-11-14 23:14:20 | 文学
駆け込みGo To Eat@フレッシュネスバーガー。

さて今月の湘南句会は、コロナ第3波を考慮したという訳ではないのでが、会合スケジュールが合わず春以来のメール句会になりました。
兼題「小春」「浅漬」で6句を11月20日までにメールしてください。作品をまとめ、ご本人の作品以外の句をそれぞれにお送りします。
その中から5句選んで返信お願いします。特に優れていると思う句があれば「特選」と明記してください。
次回の兼題のご希望や提案もあれば一緒にお知らせください。よろしくお願いします。
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プレバト金秋戦

2020-11-13 23:45:31 | 文学
予選から昨日オンエアの決勝戦までの句をまとめてみました。
予選Aブロックから決勝に進出 森口瑤子さん
ちゑさんの被爆ピアノや秋はきぬ 
予選Bブロックから決勝に進出 Kis-My-Ft2・横尾くん
休暇明アルトのビブラート太し
予選Cブロックから決勝に進出 Kis-My-Ft2・千賀くん
夏の海を描くスプレーの秋思
予選Dブロックから決勝に進出 中田喜子さん
泡ポンプの英知秋天を仰ぐ
予選Aブロックから敗者復活 千原ジュニアさん 
鍵盤図弾く兄の背や秋の暮
5人の決勝進出者の中から1位を獲得したのは千原ジュニアさん!

痙攣の吾子の吐物に林檎の香
具合が悪くて食欲のない我が子に一生懸命すり下ろして林檎を食べさせていたのではないかと想像できて、親の愛情を感じる句ということで、季語を主役にして、それが食べ物だったら美味しそうに詠むという原則から外れているにも関わらずの優勝でした。
普通こういう場面を句にしようと考えないですよね。着眼点の勝利ともいえそう。
決勝2位はKis-My-Ft2・横尾くん 
流星のターミナル三分で蕎麦
梅沢富美男永世名人は決勝3位
火恋し形見の竜頭巻く深夜
ちなみに決勝の兼題は「7時過ぎの時計」でした。
こうやって並べてみると、それぞれに非凡な才を感じる力作揃いですね。
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俳人の教え

2020-11-12 16:26:29 | 文学
一昨日の徹子の部屋に、夏井いつき先生が出演していましたね。

俳句啓蒙活動を共にできて人生を支え合える再婚をされたエピソードと、夫に甘えちゃってるの句。

いつも発信している俳句は人生の杖は、実感からくる言葉なんですね。句にすることで苦難を乗り越えられるとも。
私は詩を書いて苦難を乗り越えました。書くことでストレスを吐き出し自己を客観して前に進めるのです。
しかしそれが書き手の独りよがりでは困ります。
今日の小笠原学園俳句レッスンでもらったアドバイスは 説明せずに納得させる!
俳句初心者は五七五の中で「こうだからこう」と書きがち。理屈を詠まないために読み手と共通して想像できる事柄を使うのがコツだそうです。
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プレミアム付き商品券&宿るの詩パート2

2020-11-10 19:58:43 | オリジナル

市役所1階ホールの逗子応援プレミアム付き商品券販売ブース。行列に並んでここまで辿り着くのに2時間かかりました。さあ、市内の取扱店で使うぞ
では、共通テーマ「宿る」でZが書いた詩を投稿します。
冬の宿 
マスクからはみ出た両頬に 乾いた風を突き刺した状態で
重い足どり引きずりながら やっとのことでたどり着いた安宿で
いらっしゃいませ のマニュアル通りの挨拶の次に差し出された 宿帳
昨日の名前は すっかり忘れてしまった
すれ違う宿の住人達は 饒舌な がん付けと 輪郭だけのモンモン姿
明日の吉野屋の朝定に 焼き鮭でもつけてみるかと考えながら
マルハソーセージ肴に 酎ハイ飲んで眠りについた
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文学散歩逗子海岸コース

2020-11-09 17:25:13 | 日記
作成委員としてAが関わった「知っ得ずしQ&A」をガイドブックにして、横須賀の方々に逗子を案内しました。
逗子葉山駅南口に集合し逗子海岸まで行って逗子葉山駅北口で解散というコースで、隣町だから何があるかは分かっていてもあまり行ったことがない場所、特に文学関係のポイントを解説しながら巡っていただきました。

↑六代御前最期の故地碑と墓は「平家物語」最終章に出てくる場所ということで。
石原慎太郎・裕次郎兄弟が少年時代を過ごした家の跡地と鐙摺の不整合を見てから、近くのなぎさ橋珈琲でランチ休憩。

換気抜群のテラス席で昼食。景色も接客もと、好評でした。よかった、よかった。
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境の詩パート2

2020-11-08 17:32:10 | オリジナル
共通テーマ「境」でEが書いた詩を投稿します。

木戸銭不足
国境には木戸があって
定額の木戸銭を払う
金満家も貧乏人も
政府高官も庶民も
一様に例外はない
不足があれば
エンマ庁の役人が
鞭を打って追い返す
やれやれと思いきや
目醒れば
病床になお呻吟する
己れを見い出したりする
――こちら側での辛苦が
  まだ足りなかったのだ
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逗子文学散歩下見

2020-11-07 21:15:25 | 日記
近々ある教室の親睦を兼ねた逗子文学散歩を開催するので、コースを確認。
京浜急行逗子葉山駅南口に集合し田越川の方へ進み、桜紅葉が色づき始めたこのあたりから逗子海岸に向かいます。

徳富猪一郎(徳富蘇峰)顕彰碑→中里恒子居住地→六代御前の墓→蘆花独歩ゆかりの地碑→国木田独歩文学碑→太陽の季節文学記念碑
…というようなコースでご案内しようと思っています。
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宿るの詩パート1

2020-11-05 18:12:09 | オリジナル
ハッピーアワーに渚小屋へ。木・金曜日の16:30~17:30です。

では、共通テーマ「宿る」でEが書いた詩を投稿します。
くわばら

スウィッチがある
小さなスウィッチだ
それを押せば
一切が瞬時に消滅する
なんの苦痛もない

北向きのうえに建てつけが悪い
空調はきかない
フトンはセンベイ
宿がおそまつだからと言って
人はスウィッチを押すだろうか

それが押しかねないのだ
お隣りは鉄骨高層
朝食はベッドでケイタリング
見聞きにつけてあさましや
手にスウィッチをもてあそんでいる
――くわばら
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鎌倉の歴史と文化

2020-11-04 22:40:57 | 日記
先日、鎌倉歴史文化交流館に行きました。原始・古代から近現代に至るまでの鎌倉の歴史が学べる施設です。

旺文社の創業者、赤尾好夫氏の邸宅があった場所に建設された後、鎌倉市に寄贈された立派な建物。背後の庭も禅宗寺院的な枯れ感がクール。
壁も床も庭も、全体的に重厚な石~!
で、映像展示では鎌倉文士のこんな場面も観ることができました。
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深秋俳句

2020-11-02 18:05:45 | 文学
今年の立冬は11月7日。暦の上では今週末から冬になっちゃうその前に、晩秋の名句を鑑賞しておこうっと。
 晩秋のお猿畠の大切岸
秋深き隣は何をする人ぞ 松尾芭蕉
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規

代表的な晩秋句といえばこの2つではないでしょうか。他にこんな晩秋の句が気に入ってます。
どんぐりの己が落ち葉に埋もれけり 渡辺水巴
夢をたのしむ夜々の眠りの秋深く 臼田亜浪
押切といふ秋深き農具かな 富安風生
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