湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

与謝野晶子@風雲閣

2021-05-10 23:31:03 | 文学
与謝野晶子は逗子披露山の尾崎行雄邸=風雲閣を訪れていたんですよね。その時に詠まれた和歌を発見。風雲閣に泊まったみたいです。
速やかに来て軒を打つ七月の雨の涼しき比露の台かな
ゆふ立し薄黄の朝のひかりさす風雲荘のひろき食堂
時移り夜はあしたにもなりにけり潮鳴りひびく風雲の荘
山荘の半月形のベランダに薔薇寄り添へる夏のあかつき

広い食堂にアーチ型のベランダ、庭には薔薇…という光景は今はなく、石垣に「風雲閣」と刻まれたプレートが残るのみです。

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