共通テーマ「手」でEが書いた詩を投稿します。
手腕
だれにも無垢な幼少期があり
甘美な青春がある
しかし それと気づく間もなく
通り過ぎてゆく
孔子ですら ただ川辺に立ちひたすらなげく
まれに天与の詩人が言葉にとらえ
画人が彩筆をふるって
光彩と明暗をつかみとる
常人はある日思い立ち
図書室や画廊に足を運ぶ
書を開き 画布を前にし
果然と己の過去に立ちつくす
手腕
だれにも無垢な幼少期があり
甘美な青春がある
しかし それと気づく間もなく
通り過ぎてゆく
孔子ですら ただ川辺に立ちひたすらなげく
まれに天与の詩人が言葉にとらえ
画人が彩筆をふるって
光彩と明暗をつかみとる
常人はある日思い立ち
図書室や画廊に足を運ぶ
書を開き 画布を前にし
果然と己の過去に立ちつくす