共通テーマ「浮く」でEが書いた詩を投稿します。
浮ぶ
行く春を近江の人と惜みける
芭蕉の句
教科書にのっていた
一読意味不明
行く春を群馬の人と惜みける
と どう違うのか
作者は湖面に浮ぶ
夕波千鳥をながめやり
ほろび去った大津の古都を
しのんでいるのだろう
俳句は十七文字
鑑賞者に
背景にある膨大な情報を
読みとらせる
詩の字数は句の何増倍
意をつくそうと
文字を重ねれば
重ねるほど 詩情は
遠ざかってゆく
短詩形の国で
詩を書く
浮ぶ
行く春を近江の人と惜みける
芭蕉の句
教科書にのっていた
一読意味不明
行く春を群馬の人と惜みける
と どう違うのか
作者は湖面に浮ぶ
夕波千鳥をながめやり
ほろび去った大津の古都を
しのんでいるのだろう
俳句は十七文字
鑑賞者に
背景にある膨大な情報を
読みとらせる
詩の字数は句の何増倍
意をつくそうと
文字を重ねれば
重ねるほど 詩情は
遠ざかってゆく
短詩形の国で
詩を書く