共通テーマ「添う」でAが書いた詩を投稿します。
霧雨
夕焼雲の下を雨雲が走っていく
バルコニーに出てみると微かな雨
太い電線に鳩が一羽
わたしの姿を認めたのか
小さな頭を振りはじめる
流れ去った雲
飛んでいった鳩
下がっていく室温
過去でも未来でもない
自分自身の一角に
留まっているわたしたち
わたしたちは立ち止まり
東京どころか横浜へすら出かけずに
心の迷路の壁を眺めている
今までの歩みに添って
わたしたちの影は付いてきていたか
この先どこかへ旅をして
わたしたちの影は付いてくるのか
自問自答している
霧雨
夕焼雲の下を雨雲が走っていく
バルコニーに出てみると微かな雨
太い電線に鳩が一羽
わたしの姿を認めたのか
小さな頭を振りはじめる
流れ去った雲
飛んでいった鳩
下がっていく室温
過去でも未来でもない
自分自身の一角に
留まっているわたしたち
わたしたちは立ち止まり
東京どころか横浜へすら出かけずに
心の迷路の壁を眺めている
今までの歩みに添って
わたしたちの影は付いてきていたか
この先どこかへ旅をして
わたしたちの影は付いてくるのか
自問自答している