湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

葉の詩パート3

2019-05-09 21:52:44 | オリジナル
共通テーマ「葉」でEが書いた詩を投稿します。

葉ざくら

去年 葉ざくらの下を歩いて
またさかりに出会えるかとあやぶんだ
今年も その日はたちまち過ぎさり
来年のことなど 思うだにおぼつかない

若い日は 花など見むきもしなかった
身青壮の日は 花の下でのうたげに過ぎ
桜花は 今末期の眠に白く輝く
笑うべし かぎりあればこそ ものは美しい
コメント
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