古い城の壁に一直線に刻まれた深く短い刀傷
城主が出陣の前に雄叫びを上げながら切りつけたもの
と解説にあった
そのいくさで戦死 一族は滅亡した
刻印のような跡から
傷つけた者の心の激しさが伝わる
時を切り裂いてまでも 滴り落ちる想い
回復することのない傷跡だから
絶望した者の心を融かす力を持つ
城主が出陣の前に雄叫びを上げながら切りつけたもの
と解説にあった
そのいくさで戦死 一族は滅亡した
刻印のような跡から
傷つけた者の心の激しさが伝わる
時を切り裂いてまでも 滴り落ちる想い
回復することのない傷跡だから
絶望した者の心を融かす力を持つ