折り鶴の憩い

日々の想いを・・

白山平泉寺へ・・・歴史を巡る ツァーで  

2012-10-18 09:43:39 | ツァー・旅行・たび・・色々
14日 白山平泉寺を巡るツアーに友人と参加した。参加者33名。

先ず 最近開館された「まほろば」(白山平泉寺歴史探遊館)の見学。
次に ボランティアガイドの案内で境内の史歴めぐり。
精進坂からのスタート  
 巨大な杉並木の石段を登っていくと「1の鳥居」。
向かって左側に「社務所」と「旧玄成院庭園」、
少し進んで左にそれると「御手洗の池」、平泉寺の名前の由来になったという霊地。
池の東には、上の方で3本の木に分かれている不思議なご神木も。

更に進むと、珍しい屋根付きの「2の鳥居」。
それから見えてくるのは、樹齢350年以上の杉の木の間に広がる見事な苔の絨毯。
石段を登ると、小さな拝殿。中には豪華な絵馬があるそうだが、みられるのは特別の時だけとか。
拝殿後の大石垣は、色々と逸話もあって形も面白い。
ここから戻る時、「越前禅常道』の前を通った。最澄大師が開いたという白山への登山道。鳥居をくぐった10里向こうに御前峰が・・・と思うと、何とはなく歴史の深さを感じた。
      
時間がなかったので、本社や石畳道、発掘現場集落内旧跡は見れなかったのは、少し残念だったが、
観光地化されない素朴なたたずまいと、静寂で神秘的な雰囲気に心身がリフレッシュされた感じ。
今度苔の美しいシーズンに、もう1度ゆっくり散策したいと思った。

(追記)
この白山平泉寺(福井県勝山市)は、参道の巨大な杉並木や境内の苔で有名な所であるが、
その歴史的価値については余り知らなかった。そこで少し勉強を・・・  
その歴史は、
今から約1300年前 最澄大師によって開かれた白山信仰の拠点寺院。
室町時代には、200haの境内に数十の社や堂、6千の坊院があり、政治的・兵力的にも黄金時代であったという。
ところが1向1揆で全山焼失、その後再興されたが、明治の神仏分離政策により白山神社となった。
また、昔修行僧が九頭竜川の河川石を手で運んでつくられたという石畳は、「日本の道百選」にも選ばれている。