折り鶴の憩い

日々の想いを・・

「酔芙蓉の花寺」を訪ねて

2012-09-30 19:00:35 | 桜・花・いろいろ
9月末 酔芙蓉という粋な名前に惹かれてツアーに参加した。
行先は、京都の大乗寺。着いたのは、お昼頃だった。道路の気温標示は、33℃。

通常見かける芙蓉の花は一重で紅色、
酔芙蓉は朝純白の花が咲き、昼にかけて次第に赤味を増し 夕方には紅色になるという。
その変リ方が酒飲みの顔に譬えられたのが、名前の由来らしい。
お寺は、民家の路地を通り抜け小さな石段を登った所にあり、    
見事な酔芙蓉の花が出迎えてくれた。
参道の両側、本堂のまわりと、境内には背丈を超えた位のが千本以上群生。
   
時間的に少し早かったのか、白い花が目立つ。ピンクへの変化が、いまいち見られなかったのは残念。
もっと後の時間でないと、変らないのだろうか。

この寺は、20年程前に現住職が荒れた寺をツルハシ1本で参道つくりから始められ、
毎年挿し木で増やしながら、現在の花寺にされたそうだ。
その事を知って、ただの好奇心から来訪し文句を言っている自分が、一寸恥ずかしくなった。
花はいずれも美しい、それに応えられような人となれたらと思う。