折り鶴の憩い

日々の想いを・・

ノブキと野アザミ

2011-06-11 10:18:56 | 桜・花・いろいろ
6月に入って夏日が1週間続いて、昨日から雨模様。
庭のアジサイにも、蕾が沢山出来ています。
でも、ムシムシとして何だか息苦しい感じ。
そんな気分の時、友人からノブキを頂きました。
  「近くに一杯咲いていて、とても綺麗だったので・・」と、1本の野アザミを添えて。

アザミの咲いているのを見たことはあったが、手にとってじっくり眺めたのは始めて。
蕾は頬紅用の刷毛筆で、花は粉白粉のパフに似ている。
茎は柔らかい産毛、だけど葉っぱの先には痛いトゲが。
「優しく扱ってね」と、ささやいている少女のようだ。

ノブキを、塩で揉んでから茹でた。グリーン色に変わる。この色が私は大好き。
一寸だけ筋を取り、細かく切って鰹節を入れて炒め煮に。
と、調理していた時
 「山には山のうれいあり  海には海の悲しみや・・」(アザミの唄)
 何とはなしに、鼻歌が出てきた。

 6月の季節って、一寸愁いのある感じがしませんか。