アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

長い夜は読書

2023-12-09 10:33:50 | 四季折々

冬至が12月22日で、今頃から陽が落ちるのが早く暗くなります。

早めに夕食を済ませて、就寝前の読書が楽しみです。

今、読んでいる本は・・どちらも「原田マハ」著

   「たゆたえど沈まず」                          「リボルバー」

 

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 お隣のご主人の蔵書の中からお借りしました。

 3kgもある重い本。 ページを捲るのにはきちんと椅子に座って、テーブルで 拝見。

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オランダ生まれで牧師の息子として生まれたフィンセント・ファン。ゴッホ。

37歳で亡くなるまでの生涯は切なく哀しい生涯でした。(私の感想)

4歳下の弟、テオドールも33歳で亡くなりますが、兄のゴッホを献身的に支えていました。「たゆたえども沈まず」はその弟との

生活・交わり・又、日本人の画商との接点・ゴッホの会画を通して住んで居た場所などが具体的に分かります。

   

(現代美術8)より借りました。   アルルの羽橋              夜のカフェテラス     

 テオの優しい心遣いで、ゴッホは太陽の輝くフランスアルル地方へ住むことをが出来て、明るい色調になってきます。

 

  

   ゴッホといえば、「ひまわり」ですが、                  「アイリス」も有名ですが、このバラの絵 「白い薔薇」

                                           素敵です。

 

  ミレーを尊敬していて、自分も「種蒔く人」の様な絵画もあります。         「糸杉」 ゴッホは「エジプトのオベリスクのように美しい」と言います。

 

  「カラスのいる風景」カンバス・(51✖️130,5cm)の大作                           「荒れ模様の空と畑」カンバス・(50✖️101.5cm)

 ゴッホがゴーギャンと2ヶ月間一緒に暮らしますが、性格が合わず途中で耳を切る事件が起こります。

弟のテオは心配して サン・レミの精神病院に入院させます。その頃の暗い気持ちと精神状態が表れている絵画だと思います。

 

                     

ゴッホが入院していた「サン・レミ精神病院の玄関」          ヴインセント・ゴッホ  最後の自画像

一人の芸術家の人生・・この様に日本でも立派な本になり、絵画展を開催される。ゴッホの名前を知らない人はいないと思いますが

37歳の人生は余りにも異常な人生であったと思います。弟テオの存在があってこその芸術家になれたと思います。

絵画には尊い命が存在していると思いました。