元幸福の科学の会員で1987年より三十数年間、在籍し、活動をしてきました。その間を振りかえります。

最初は勉強会だったのに大川隆法氏は1991年に突然に自分は地球神・エルカンターレだと宣言し、宗教法人となった。

2017年「まさかの時代」を読み解く - 安倍外交が時代遅れに!? トランプ氏が「戦後」を終わらせる

2016-12-31 09:15:43 | 日記

http://the-liberty.com/article.php?pageId=2&item_id=12366&

トランプ政権は「軍拡政権」

 トランプ氏は、オバマ大統領と明らかに異なる点がある。それは、国防政策の強化だ。選挙中の主張を紹介すると、

  • 約270隻ある主要な戦闘艦艇数を350隻に増強する。
  • 49万人の陸軍兵力を54万人に増強する。
  • 18万人の海兵隊兵力を20万人に増強する。

 などがあるトランプ氏は、オバマ氏が進めた軍縮ではなく、軍拡に政策を転換させてい。これは、冷戦終結以来の政策を根本的に見直すことを意味する。

 また、日米同盟に関係する国防長官には、ジェームズ・マティス元中央軍司令官を指名した。

 マティス氏はイラク戦争を指揮した人物。いわば「軍人の中の軍人」だ。過去に中国を痛烈に批判し、日本などの同盟国との関係強化を訴えている。

 トランプ氏は、こうした人物を政権に据えることで、「強いアメリカの復活」を目指す。 

トランプ氏、タブーを犯す

 さらにトランプ氏が世界を仰天させたのは、2016年12月に、国交がない台湾の蔡英文総統と電話会談を行ったことだ。

 アメリカは1979年に、中国と国交を結ぶ代わりに台湾との国交を断絶。それ以来、台湾との交流を中断してきた。トランプ氏は約40年間守られてきた"禁断の掟"を破ったわけだ。

 これには、安倍政権のブレーンとされる日本の専門家でさえ、「思わずテレビの前でのけ反り、思考が数分間停止した。何が起きたのか、にわかには理解できなかった」と述べたほど(注)。

 専門家も理解できないトランプ氏の狙いについて、大川隆法・幸福の科学総裁は、16年12月に千葉・幕張メッセで行った講演会「真理への道」でこう述べている。

『中国の覇権を止める』ということです。これが、『トランプ革命』の本当の意味なのです

 それは、トランプ氏がロシアのプーチン大統領を「強いリーダー」とほめたたえ、国務長官にはロシアとの関係が深いレックス・ティラーソン氏を就任させたことにも表れている。

 この狙いは中国の暴走を食い止めること。中国を背後からけん制できるロシアを味方にすれば、中国は尖閣諸島や南シナ海などに戦力を集中させることが難しくなる。

 プーチン氏も、「米国の新政権と協力する用意がある。対等な2国間関係づくりを始めるのが重要だ」と述べ、トランプ氏の大統領就任を歓迎している。

 冷戦下では考えられなかった米ロの接近という「まさかの大転換」が起きつつある。

(注)2016年12月8日付産経新聞「宮家邦彦のWorld Watch」。 

真珠湾の電撃訪問へ

 そんな"地殻変動"が起きる中、日本の安倍晋三首相は、16年12月26・27日(現地時間)に米ハワイの真珠湾を訪れ、戦没者の慰霊を行う。

 これは、オバマ大統領が5月に広島を訪れたことへの返礼の意味と見られる。これについて、保守もリベラルも、「未来志向の外交」と評価している。

 真珠湾訪問に関して、大川総裁は先の講演で、次のように述べている。

『トランプ革命』が起きたなら、そちらについていかなければなりません。あと一カ月ぐらいで任期を終えるオバマ大統領のご機嫌を取っているような日本の首相は駄目なのです

 世界の新しい流れについていけていないというのだ。 

 

安倍首相の"猿芝居"

 真珠湾の訪問には、戦争で戦った両国が歩み寄ることで、歴史問題を終わらせるというメッセージを送る意図もある。

 だが少し待ってほしい。

 では、アメリカの原爆投下は正しかったのか。日本は本当に侵略戦争をしたのか。

 そんな肝心な問いに答えずに、両国の結束をアピールするのは、猿芝居と言えるのではないか。

 本来、安倍首相が、戦死者のことを思うのなら、行くべきところは他にある。

 首相官邸から約2キロ。英霊250万人が眠る靖国神社である。英霊の慰霊をしないで、真珠湾に行くべきではない。 

ロシア外交も戦略性を欠く

 さらに安倍首相は、2016年12月にプーチン大統領と会談する。だが、期待されていた北方領土の返還は難しい状況にある(14日時点)。

 これについても、大川総裁は「(日本が欧米の)ロシア制裁に参加したために、北方領土問題の解決は遠のいたのです。これは、『政府の外交のミスだ』と判断してよいと思います」「この見通しのなさについては、十分に反省してもらいたいと思います。まさに、行き当たりばったりで、基本的な理念や方針がありませんなどと指摘。日本がロシアに味方すれば、領土が返還された可能性があったとした。

 哲学なき安倍外交とは裏腹に、トランプ氏は、タブーを恐れずに中国に対峙する哲学を持つ。日本は、トランプ氏が起こす「戦後政治のイノベーション」に対応する必要に迫られている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日韓合意から1年 なぜ、保守・自民党は自虐史観を払拭できないのか?このまま自民党に日本を託してよいのか

2016-12-31 08:56:46 | 日記

 
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12412 幸福の科学出版

いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる「日韓合意」の締結から、28日で1年が経った。これまでの報道では、日韓両政府の履行状況を伝えるものが目立つ。

歴史問題について勉強していると、ふとこんなこと思う瞬間はないだろうか。

「自民党は保守政党なのに、なぜ自虐史観を払拭できないのか」

何気ない疑問が意外な発見に結びつくことがある。本欄では、大川隆法・幸福の科学総裁が過去に収録した自民党議員の霊言から、そんな発見に迫る(霊言とは、あの世の霊を呼び、大川総裁の口を通して語らせる神秘現象のこと)。


◎霊言(1) 政治家が弱かった

自民党議員の霊言では、歴史認識うんぬんではなく、政治家の資質を問う声が見られた。大東亜戦争に従軍した中曽根康弘氏の守護霊は、自虐史観を払拭できない点について、こう語っている。

「いやあ、『政治家が弱かった』と言わざるをえないですな。政治家が、ただただ弱かった。宮澤君が、あそこまで軟弱とは、ちょっと……。まあ、彼は戦後のころに、使いっ走りみたいなことをだいぶやらされているからね。そうとうGHQが怖くて、下請け通訳みたいなことをやっていたような人だから、プライドがちょっと足りなかったかもしらんけれどもね。やはり、宮澤、河野、村山は、最悪だね。このへんは、もう政治家としては最悪だ。ある意味で、政治を長くやりすぎたのかもしれない」


◎霊言(2) 中国・韓国人がかわいそう

次に、歴史問題を研究する上で避けては通れない人物が、自民党元総裁の河野洋平氏だ。河野氏は、日本軍による慰安婦の強制連行を事実上認めた「河野談話」を発出した責任者であり、政府による公式な謝罪を世界に発信したことで知られる。

なぜあのような談話を発出するに至ったのか。河野氏の守護霊はこう述べた。

「戦争で、中国は、日本にあれほど荒らされたし、韓国の人も、『日本軍人』として軍隊に徴用されて人殺しをたくさんさせられた。これではかわいそうだから、何とか賠償金を払いたかったけど、払うには材料が必要だから、何でもいいから謝る材料が欲しかったのよ。そうしたら、金を出せるじゃない?」


◎霊言(3) 戦争は"虐殺"なんだから、南京大虐殺もあった

1974年から76年まで総理を務めた三木武夫。三木の霊は、自虐史観の根拠の一つである「南京大虐殺」について問われると、こう返している。

「まあ、『戦争』っていうのは『虐殺』ですから。(中略)確かに、日本軍が(中国軍を)一方的に攻めまくってたのは事実だからさあ。戦争なくして攻め取ることはできないよね、一般にはねえ。だから、そらあ、五万や十万や三十万は死んだだろうよ」

日本軍は、日中戦争の8年間で、51勝1敗3分けという、ほとんど無敵に近い戦績を誇ったと言われている。日本軍が強すぎたために、"虐殺"に見えた可能性も無きにしも非ず。ただ、戦争の勝敗が、虐殺であるか否かとは別問題であることは言うまでもない。


◎霊言(4) とりあえず謝っておく

最後は、中国と韓国が、日本の教科書の記述にクレームをつけるきっかけをつくった、宮澤喜一だ。慰安婦問題をめぐり、韓国を訪れて謝罪した人物でもある。この外交のあり方について宮澤の霊は、こう語っている。

「私らは、自分らの政権の安泰のために、『とりあえず謝っておけば済む』ということで、やったところがあるからさ。特に信念があって言ったことじゃなくて、ご機嫌を取っただけなんだよな。『謝っておけば収まるだろう』と思って、謝っただけなんだけど、それが『歴史認識』みたいな感じになって、かえって敵に塩を送る感じになっちゃったか」

これらの霊言では、歴史問題は、事実の有無というより、感情的なイメージから起因していることが示されている。保守政党である自民党議員であっても、敗戦したことへの後ろめたさや、自己保身などが心の奥にあり、自虐史観が"固定化"されてきたと言えよう。


◎真珠湾訪問は歴史的成果か?

先日、安倍晋三首相が、ハワイの真珠湾を訪問し、「パールハーバーを和解の象徴として記憶し続けてくれることを私は願います」という演説を行った。この訪問を歴史的な成果と呼ぶ声があるが、肝心要の「先の大戦が正しいのか」について触れなかったのは、明らかに、中身のない外交ポーズであると言わざるを得ない。

これは、日本の非を認めて、アメリカを立てる"ご機嫌取り外交"と呼ぶにふさわしいのではないか。日本はいい加減に、自虐史観を払拭できるよう、正しいことが通る政治を実現しなければならない。(山本慧)

【関連書籍】
幸福実現党刊 『宮澤喜一 元総理の霊言』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=908

幸福実現党刊 『三木武夫元総理の霊言』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1773

幸福実現党刊 『中曽根康弘元総理・最後のご奉公』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=972

【関連記事】
2017年2月号記事 2017年「まさかの時代」を読み解く - 安倍外交が時代遅れに!? トランプ氏が「戦後」を終わらせる
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12366

2016年12月26日付本欄 真珠湾訪問が生み出す火種 中国から「安倍首相はまず南京に来るべきだ」の声
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12396

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2016年のヒット番付を振り返る・後編【明日を動かす異種結合】 「アイデアとは既存の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

2016-12-31 08:49:29 | 日記


http://the-liberty.com/article.php?item_id=12410  幸福の科学出版

「アイデアとは既存の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

広告業界の偉人と言われるジェームス・W・ヤングによる、最も有名な格言です。

世の中の制作物やビジネスも、「こんなものが流行ってるのか」と漠然と見るよりも、「これは何と何の組み合わせなのか」と"分解"してみることで、自分の仕事に応用できるかもしれません。

2016年は、政治の世界で様々な"革命"が起こりましたが、カルチャーの世界でも数々の革命的大ヒットが生まれました。代表的な番付である「日経MJヒット番付」によると、今年の代表的ヒットは以下のような結果となりました。

横綱 「ポケモンGO(東)」「君の名は。(西)」
大関 「シン・ゴジラ(東)」「AI(西)」
張出大関 「ピコ太郎(東)」「リオ五輪(西)」

後編では、「シン・ゴジラ」と「ピコ太郎」について振り返ってみたいと思います。

※「AI」「リオ五輪」は技術的進歩や日本人選手の活躍に伴うものなので、ここでは省きます。


◎虚構×現実=シン・ゴジラ

東の大関となったのは「シン・ゴジラ」です。2016年邦画実写の1位に輝き、「君の名は。」に並ぶヒット作品となりました。

歴代ゴジラの中で最も巨大で、最も不気味なゴジラに、街を破壊されていく。そのシーンを呆然として見ていた観客たちが、衝撃と余韻をSNSや会話でつぶやき、多くの「口コミ」が発生しました。

この迫力の正体は、映画ポスターのキャッチコピーに表現されています。「現実 VS 虚構」です。

まずこの映画の特徴は、ゴジラを取り巻く現実世界が、異様にリアルに表現されていることでした。

今までのゴジラ映画では、破壊される街はミニチュアでした。しかし今回は、実際の風景をCGで合成したもの。そのため、ゴジラの移動ルート上に会社がある人は、いつも見ている姿のままの会社が破壊されていくところを見るわけです。それに衝撃を受けた人の多くが、ツイッター上で「弊社が……」といったつぶやきをしています。

また、ゴジラが最初に海上に出現するシーンは、一般人がスマホで撮影した素人映像が出回るという形で知られていきます。そして、被害の最新情報がツイッターで共有されます。

ゴジラへの対応をする政府や自衛隊の描写も、非常にリアルです。ゴジラの駆除は、どのような法解釈で行われるのか。混乱する情報と、政治家の判断ミス。同盟国アメリカと歩調を合わせる難しさ……。

こうした描写をするにあたり、製作チームは、実際の官僚、自衛隊、元防衛相の小池百合子氏などにも取材をしたと言います。

まるで、「東日本大震災のドキュメント」を見ているようなリアリティ。東宝の山内章弘エグゼクティブプロデューサーは「ゴジラは最大の虚構。それ以外はできるだけ本物にしよう」と決めたことを語っています(日経新聞)。

ドキュメント番組のような現実描写から、一転、ゴジラに目を向けると、今度は「虚構としての最大限の異様さ」が描写されています。

尻尾は歴代ゴジラの中でも最も長く、腕は歴代ゴジラの中で最も貧弱で、なぜか上を向いています。また、耳がないのも、「生命の頂点に立つゴジラは何も警戒すべきものがないから」という理由があります。

何重にも重なって垂れたような皮膚は、重力を表現しており、ゴジラを巨大に見せる効果があります。表面は、ゴーヤをヒントにしているとか……。

こうした、「振り切れたようにリアルな現実描写」と、「振り切れたように不気味なゴジラの描写」の両側に引っ張られて、観客の度肝を抜く迫力が生まれています。これもある種の、「異種結合」と言えるでしょう。


お笑い×テクノミュージック=PPAP

東の張出大関に選ばれたのは、今年の紅白歌合戦にも出場する「ピコ太郎」でした。YouTubeにアップされた「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」という歌が大ヒットし、その再生回数は1億回を超えたといいます。

「異様に耳に残る」「何度も見てしまう」「中毒性がある」と言われるこの歌の奥にある「異種結合」は、「お笑い」と「テクノミュージック」です。

「ピコ太郎」さんのプロデューサーを自称し、同一人物ではないかとささやかれるのが、古坂大魔王さん。彼は元々、お笑い芸人としてテレビなどに出ていましたが、音楽にも関心があり、一時期は音楽活動に専念し、歌手の鈴木亜美さんの楽曲リミックスなども手がけました。しかし、音楽活動に行き詰まりを感じ、芸人としての活動に専念したこともありました。

音楽とお笑いの間を行ったりきたりした古坂氏でしたが、とうとう、その両者を融合させた「PPAP」がヒットしたのです。一発芸の中毒性と、テクノミュージックの中毒性がうまく合わさり、より強い中毒性が生まれています。

古坂氏は10年以上前から「いつかお笑いと音楽を融合させたことをやって世界を驚かせたい」と周囲に語っていたといいます。

「異種結合」の発想だけで成功したわけではありませんが、「異種結合」で生んだ新たなジャンルで成功しようとした執念には頭が下がります。(馬場光太郎)

【関連記事】
2016年11月14日付本欄 ピコ太郎 45秒のヒット曲と、15年越しの執念から、学べること
http://the-liberty.com/article.php?item_id=12192

2016年11月号 邦画、夏を制す 「シン・ゴジラ」「君の名は。」の共通点
http://the-liberty.com/article.php?item_id=11973


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする