僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.527【 私 の 長 短 】

2015-10-04 10:44:59 | 

   私 の 長 短 

        にのみや あきら

私の長所を
強いてあげるなら
情熱の火が
絶えないこと

私の短所を
強いてあげるなら
その情熱を
一つのものに
まとめあげられないこと

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僕の詩集No.526 【 父の七回忌 】

2015-10-04 04:09:35 | 

        父 の 七 回 忌 

          にのみや あきら

人間の汚れを洗い落とした
琥珀色の遺骨は
火葬場で詰められたまま
狭い骨壺の中で
窮屈そうではあるが
静かに安堵の眠りに
ついていた
目を覚まし
遺族に語り掛ける術もなく
精神と肉体の歴史が
ひとつの塊となっている
父の遺骨は
新しいお墓に移され
再び永眠の続きを始めた

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