僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.358【 薄  暮 】

2015-07-16 13:12:44 | 
   薄 暮

      にのみや あきら


自然と人工のバランスが
ゆるやかに揺れている
薄暮の眠りと時間のシーソーゲーム
綱引きの勝負は自明の理
柔らかい薄暮は静かに変身し
風景を闇で飲み込んで行く
太陽の休息
バトンタッチをした光のエネルギーは
フィラメントを激しく焼きつくし
蛍光管のガスを爆発させる
光明を太陽に託していた万物は
闇の中に隠れ
地球を我がもの顔に
エゴイステックな人間の支配が
窓辺に輝く
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