冬に起こりやすい静電気。服を脱ぐときやドアノブを触ってバチッとくる瞬間、
そして女性はスカートにまとわりつくときなど何ともいやな感じがします。
何かが電気を帯びている状態を『帯電』といい、帯電したままでとどまっている
電気を静電気と呼びます。人間は常に静電気を持っており、金属などに触れると
流れます。これが、あの『バチッ!』の正体です。
人間が帯電する原因は、主に地面と足(靴)の摩擦。一般に、摩擦したもの同士が
離れると一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯びるそう。
摩擦によって体内に溜まる静電気は、通常4000~5000V(ボルト)、高いときで
2万Vにもなるんだとか。金属などに触れて放電すると静電気は0Vに戻るが、
また摩擦が起これば体は再び帯電。人間は日常的に放電と帯電を繰り返して
います。体内の静電気が1万V前後以上のときに、放電で痛みを感じます。
水分は電気を流しますから、湿気が多く汗をかきやすい夏は空気中に静電気が
逃げていきます。そのため、乾燥した冬のような高電圧に帯電する状態になることは
少ない。つまり、夏場は放電に気づかないだけ。
◆予防法
・部屋や車の中の湿度を保つ空気が乾燥している冬の日に、静電気は起きやすく
なります。湿った空気はある程度電気を流すのに対し、乾燥した空気は電気を
あまり流しません。そのため、摩擦などによって電気が生じたとき、乾燥して
いる空気に電気が逃げにくく、その物質に静電気がたまりやすくなります。
加湿器を使ったり、観葉植物をおいて水をやったりするなどして湿度を保ちま
しょう。
・衣類の素材やその組み合わせを考える
衣類は素材によって、電気を帯びにくい性質、プラスに帯びやすい性質、マイ
ナスに帯びやすい性質に分けられます。
電気を帯びにくいのは綿や革など。 ウール、ナイロンなどはプラスに帯びや
すく、 ポリエステルやアクリルなどはマイナスに帯びやすい素材です。
同素材のものを組み合わせるより、プラスに帯びやすい素材とマイナスに帯び
やすい素材を重ね着するほうが、同じ力で摩擦しても静電気の発生量が大きく
なります。
静電気を最小限に抑えるには、電気を帯びにくい綿や革などを選ぶ、あるいは
同素材のものを組み合わせるといいでしょう。
・体にたまった静電気をゆっくり逃がす
電気をよく通す金属製のドアノブなどに触ったときに、バチッとくる放電が起こる
のは、指先にたまっている静電気が逃げ場を見つけて、ドアノブに一気に流れる
ためです。静電気を一気に流さずにゆっくり逃がせば、この放電を防ぐことが
できます。
電気を通しにくい物質、例えば、本革製品や木片、コンクリートや石の壁などに
触れると、静電気は一気に流れず、ゆっくり逃がすことができます。
また、とがったものより、広い面積のほうがゆっくり逃がすことができる性質を
持っているので、指先で触れずに、手のひら全体で触るようにするのも一つです。
なお、プラスチックやゴムなど電気を通しにくいものに触れても、電気を逃がす
ことはできません。靴の底がゴムのものは、地面にうまく電気が逃げないので、
靴にも気を使いましょう。
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何かが電気を帯びている状態を『帯電』といい、帯電したままでとどまっている
電気を静電気と呼びます。人間は常に静電気を持っており、金属などに触れると
流れます。これが、あの『バチッ!』の正体です。
人間が帯電する原因は、主に地面と足(靴)の摩擦。一般に、摩擦したもの同士が
離れると一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯びるそう。
摩擦によって体内に溜まる静電気は、通常4000~5000V(ボルト)、高いときで
2万Vにもなるんだとか。金属などに触れて放電すると静電気は0Vに戻るが、
また摩擦が起これば体は再び帯電。人間は日常的に放電と帯電を繰り返して
います。体内の静電気が1万V前後以上のときに、放電で痛みを感じます。
水分は電気を流しますから、湿気が多く汗をかきやすい夏は空気中に静電気が
逃げていきます。そのため、乾燥した冬のような高電圧に帯電する状態になることは
少ない。つまり、夏場は放電に気づかないだけ。
◆予防法
・部屋や車の中の湿度を保つ空気が乾燥している冬の日に、静電気は起きやすく
なります。湿った空気はある程度電気を流すのに対し、乾燥した空気は電気を
あまり流しません。そのため、摩擦などによって電気が生じたとき、乾燥して
いる空気に電気が逃げにくく、その物質に静電気がたまりやすくなります。
加湿器を使ったり、観葉植物をおいて水をやったりするなどして湿度を保ちま
しょう。
・衣類の素材やその組み合わせを考える
衣類は素材によって、電気を帯びにくい性質、プラスに帯びやすい性質、マイ
ナスに帯びやすい性質に分けられます。
電気を帯びにくいのは綿や革など。 ウール、ナイロンなどはプラスに帯びや
すく、 ポリエステルやアクリルなどはマイナスに帯びやすい素材です。
同素材のものを組み合わせるより、プラスに帯びやすい素材とマイナスに帯び
やすい素材を重ね着するほうが、同じ力で摩擦しても静電気の発生量が大きく
なります。
静電気を最小限に抑えるには、電気を帯びにくい綿や革などを選ぶ、あるいは
同素材のものを組み合わせるといいでしょう。
・体にたまった静電気をゆっくり逃がす
電気をよく通す金属製のドアノブなどに触ったときに、バチッとくる放電が起こる
のは、指先にたまっている静電気が逃げ場を見つけて、ドアノブに一気に流れる
ためです。静電気を一気に流さずにゆっくり逃がせば、この放電を防ぐことが
できます。
電気を通しにくい物質、例えば、本革製品や木片、コンクリートや石の壁などに
触れると、静電気は一気に流れず、ゆっくり逃がすことができます。
また、とがったものより、広い面積のほうがゆっくり逃がすことができる性質を
持っているので、指先で触れずに、手のひら全体で触るようにするのも一つです。
なお、プラスチックやゴムなど電気を通しにくいものに触れても、電気を逃がす
ことはできません。靴の底がゴムのものは、地面にうまく電気が逃げないので、
靴にも気を使いましょう。
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