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★風邪:予防はやっぱり「うがい」 ヨード液より水、発症4割減

2005年10月31日 | 健康情報
◇京大教授らが初実証

 風邪予防のために「うがい」を行う日本独特の衛生習慣が、実際に効果があることを京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らのグループが実証した。これまでうがいの有効性を裏付ける根拠は何もなかったといい、世界初の成果という。

 02~03年の冬場、全国で18~65歳の計約380人のボランティアを
▽水うがい
▽ヨード液うがい
▽何もしない、の3群に分けて2カ月間調査。
うがいは15秒を2度行い、1日3回以上実施した。
その結果、水うがい群は何もしない群に比べて風邪の発症が4割減った。

 一方、ヨード液群には、はっきりした予防効果がみられなかった。
メカニズムは不明だが、川村教授らは「健常なのどでもたくさんの細菌がバランスを保っている。薬がバランスを壊すのではないか」と推測する。
また水うがいでも、水道水に含まれる塩素が殺菌効果をもたらした可能性を指摘している。

毎日新聞 2005年10月30日 東京朝刊より

★歯は重大な病とも関係する

2005年10月28日 | 健康情報
◆歯と身体の不具合やガンとの因果関係
ガンを抑制する免疫細胞(白血球)は、成人の場合、耳下腺、顎下腺、肝臓、腸管の四ヵ所で作られ、体内で発生した異常細胞や老廃物を阻止する因果関係がある。

この中で耳下腺、顎下腺の二つは大唾液腺と呼ばれ口の中に存在する。だから総入れ歯になると良く噛んで食べることができなくなり、唾液の分泌も正常に行われなくなる。

つまり耳下腺、顎下腺は機能不全を生じ、免疫細胞が作れなくなり、ガン細胞への免疫力が半減するのである。

そのためには可能な限り歯を抜かないよう心がけ、自分の歯でしっかり良く噛み唾液の分泌を正常に促す耳下腺、顎下腺を常に活性化させ、免疫力を高めておくことが重要である。

PHP「ほんとうの時代」11月号より

★オーダーメード医療実現へ

2005年10月27日 | 健康情報
「ヒトゲノム地図」完成、オーダーメード医療実現へ道
 人が生まれつき持っている体質が全遺伝情報(ヒトゲノム)のどの部分で決まっているのか、その所在地を示す遺伝情報の“地図”を、日米など5か国の国際研究チームが完成させた。

 糖尿病や高血圧などの個別の病気のなりやすさと、地図内のどの場所が関連しているかの解明は、今後の課題だが、遺伝レベルも含め、その人の体質に合わせた「オーダーメード医療」の実現に近づく成果として期待される。

 27日付の英科学誌ネイチャーで発表される。

 ヒトゲノムは99・9%までは誰でも同じとされるが、残り0・1%の中に、遺伝情報を記す化学物質(塩基)の配列の1か所が異なる部分(SNP)が散在し、それが体質などの個人差を決定すると注目されていた。

 2005年10月27日 読売新聞より

★認知症など老化防止に歯磨き

2005年10月26日 | 健康情報
歯磨きは高齢者の認知症の進行を抑える効果が期待できるといわれています。歯磨きによって脳が刺激されると、ある神経伝達物質が合成され、この物質は物を飲み込む「嚥下(えんげ)反射」と、だ液に交じった雑菌が気管に入ったときに吐き出す「せき反射」を正常にする働きがあるそうです。

介護を要する老人の多くは歯磨きの習慣をやめているとされますが、予防策として基本的な習慣を怠らないというのは大事なことのようです。

★食事摂取基準

2005年10月25日 | 健康情報
食事摂取基準は、生活習慣病、栄養不足や過剰摂取による病気予防のため、エネルギー(カロリー)やさまざまな栄養素を取る大まかな目安を示したものだ。5年ごとに改訂されている。

必要な栄養の量は年齢、身体活動度などで異なる。表では、30~49歳男性で、座って行う仕事が中心だが、移動などで体を動かす中等度の活動度を基準としている。体が大きいほど必要量は多くなり、女性より男性、高齢より青年期のほうが数値は大きい。

一方で最近急増しているサプリメント(栄養補助食品)による特定栄養素の取り過ぎによる健康被害を防ぐため、これ以上は取るべきでないとする「上限量」も、ビタミン、ミネラルの一部に設定された。

性別、年齢ごとの詳しい基準は、厚生労働省のホームページ内(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2.html)から閲覧できる。

◆積極的に摂取すべき栄養素
 栄養素 目安となる量(1日当たり)
 主な食品の含有量(特記がなければ100g中)
・食物繊維 26g
 生ゴボウ=5.7g、ゆでそば1玉(200g)=4g、生シイタケ=3.5g
・n-3系脂肪酸 2600mg以上
 (EPA含有量)生マイワシ=1380mg、ウナギかば焼き=860mg
・カルシウム 650mg
 干しエビ10g=710mg、焼きめざし=320mg、牛乳=110mg
・カリウム 2000mg
 バナナ=360mg、ジャガイモ=410mg、ゆで枝豆=490mg

◆減らすべき栄養素
・食塩 10g未満
 カップめん=6.9g、梅干し1個=2g、フランスパン=1.6g

◆上限量が定められた主な栄養素
 栄養素 目安となる量(1日当たり)
 主な食品の含有量(100g中) 上限量 過剰摂取で起きやすい問題
・葉酸 240μg
 生ホウレンソウ=210 1000(注) 神経障害、発熱、皮膚の発疹(ほっしん)
・ビタミンA 750μgRE
 豚レバー=13000 3000 頭痛、肝障害、胎児奇形(妊娠中)
・ビタミンE 8mgα-TE
アーモンド=31.2 800 出血しやすくなる
・ビタミンD 5μg
 マイワシ丸干し=50 50 高カルシウム血症、腎障害
・マグネシウム 370mg
  乾燥ワカメ素干し=1100 350(注) 下痢
・鉄 7.5mg
 アサリ水煮缶詰=37.8 55 鉄沈着症(肝臓障害など)
・亜鉛 9mg
 生カキ=13.2 30 貧血、善玉コレステロールの低下

※目安となる量は、いずれも30歳~49歳男性の場合。g=グラム、mg=ミリ・グラム、μg=マイクロ・グラム。RE、α-TEは、ビタミンA、Eの計量単位。(注)葉酸とマグネシウムの上限はサプリメントなど食事以外から摂取した場合。食事からは上限なし

2005年10月17日 読売新聞より

★ピンクリボン シンポジウム 2005

2005年10月24日 | 健康情報
昨日、神戸ポートピアホールで開催された「ピンクリボン シンポジウム 2005」を聴講して来ました。

講演の内容
 ・乳がんの早期発見の重要性
  マンモグラフィ(乳房X線撮影装置)検診で1cm以下のしこりや、しこりを形成する手前の早期がんを発見できる。早期に発見すれば、治癒率が高く、ごく早期の場合には、ほぼ95%が治ると言われています。

 ・俳優 村井国夫さんの対談
  妻の音無美紀子さんの「乳がん」体験談 

日本では乳がんの発症件数は急増しており、女性の30人に1人が乳がんにかかると推定されています。1996年には女性の悪性腫瘍の中で第一位になりました。

気になったら、
 ・乳腺外科
 ・乳腺内科
 ・乳腺内分泌科
などの表示がある病院へ行きましょう。

◆ピンクリボンは、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を訴えるシンボルマークです。

★MRSA 院内感染

2005年10月21日 | 健康情報
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌,Methicillin-Resistant Staphylococcus Aureus)とは、種々の抗生物質に効かなくなった多剤耐性の黄色ブドウ球菌のことです。
このMRSAによる感染症としては肺炎、敗血症、腸炎、髄膜炎、胆管炎などがあります。

MRSA感染症は1961年に英国で最初に発見され、その後全世界に広がりました。日本でも1980年初期から全国に蔓延し、残念ながら大半の病院で病院の内部に住みついています。MRSAは0.5~1.5ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)の大きさです。グラム陽性(グラム染色で青色に染色される)の球形の菌(医学用語で球菌と呼ぶ)です。

本来病気を治す場所であるはずの病院で、逆に病気に感染してしまう。これが院内感染です。
特に、ICU(集中治療室)では、他の場所の40倍も発生率が高くなっています。MRSAは免疫能力の低下している術後患者や老人に感染しやすく、循環器、呼吸器、消化器など様々な器官で感染症を引き起こします。

MRSA院内感染の特色
1)MRSAに汚染された器物・手指を介した接触感染
2)MRSAを含んだ飛沫を吸い込むことで起きる飛沫感染
3)治療器具(各種カテ-テル等)を介した感染

感染源
1)MRSA感染患者
2)医療従事者(健康者は感染していても自覚症状はない)
3)院内環境(ゴミや埃に付着して空中に舞うなど)


★くも膜下出血

2005年10月20日 | 健康情報
脳は、軟膜、くも膜、硬膜という3層の膜によっておおわれています。くも膜は細い繊維でできていて、それがくもの巣のような網目状になっていることから、その名前がついています。

脳せき髄液で満たされた、軟膜とくも膜の間のくも膜下腔に出血するケースがくも膜下出血です。
◆くも膜下出血のメカニズム
 脳の動脈に瘤ができる
    ↓
 血圧の変化などによって瘤が破裂
    ↓
 くも膜下腔に出血

一般的に、くも膜下出血はある日突然出血し、何の前ぶれもなく突然激しい頭痛(ハンマーで殴られたような、などと表現される)に襲われ、嘔吐したり意識を失ったり昏睡状態に陥ったりし、最悪の場合で死に致ることも少なくありません。

◆くも膜下出血の要因
 ・高血圧
 ・遺伝(家族歴)
 ・中高年(年齢)

◆くも膜下出血で特に注意しなければいけないのが、再破裂です。
脳動脈瘤が破裂した時、動脈瘤の破れが小さいと、切り口が、脳の圧力や血栓によってふさがる事があります。出血が少ないので頭痛も軽くなります。そのため偏頭痛や風邪と誤解されて、見逃されてしまうこともあります。しかし、出血が止まるのはあくまでも一時的。血圧が上昇したり、血栓が洗い流されたりすれば、再び出血し、大きな破裂がおこります。これが再破裂です。

再破裂が起こった時は、実に「40%が即死する」という怖ろしいデータがあります。単なる軽い頭痛だと判断して、そのままにしておくと、かなり危険なケースがあるのです。普段から頭痛持ちの人は、特に注意が必要と言えるでしょう。

【対処のしかた】
脳疾患が疑われる時は、頭を揺らしたりしてはいけません。
例え意識があったとしても絶対に歩かせてはダメです。
なるべく動かさないように、救急車の到着を待ちましょう。








★東洋医学、漢方、中国医学

2005年10月19日 | 健康情報
◆東洋医学といったら字のごとく東洋の医学です。
 主に伝統医学です。
 中国の中国医学やインドのアーユルヴェーダー、チベットのチベット医学などがあります。ただ、狭い意味で中国医学のことを東洋医学と呼ぶことがありますので、混乱してしまうようです。

◆漢方の「漢」は、中国を意味し、「方」は方術の意味です。
 ですから、もとは中国のものです。
 ですが、現在の「中医学(中国医学の略)」とは違います。
「漢方」と「中医学」両方とも中国語みたいですが、漢方という言葉、実は日本語です。ですから漢方といっても中国では通じません。
中医学は中国の言葉ですから、当然あちらでも通じます。

漢方とは江戸時代の中頃に、オランダ人によりもたらされた西洋医学を「蘭方」と呼んだのに対して、それまでの日本古来からの医学を呼ぶために新しく作られた言葉です。

漢方はその字からも分かるように、中国の漢の時代の頃の古代医学を主に基礎にしています。それが年月を経て、日本で独自に変化をしていったものですが、現在でも内容ややりかたは昔とそれほど大きく変っていません。

◆一方、中国では、漢よりかなり以前の医学も後の時代の人々により研究され取り入れられました。さらに、その後も研究は続けられ、いろいろな時代の医学や他国の医学を加え発展変化していきました。
近代になってから、それらは統一され「中医学」と呼ばれるようになり中国の正統な医療と認められました。

今では「中医は西医に学べ、西医は中医に学べ」というように、中医学の良い部分と西洋医学のすぐれた部分を融合させる試みも盛んに行われています。そのため、中医学は科学と同じように年々進歩していっています。

★ガムの効果

2005年10月18日 | 健康情報
テレビで大リーグの試合を見ていると、選手や監督がガムをかんでいる様子がよく映し出される。「緊張感を和らげ、自分の能力を発揮できるようにするためです」とNPO法人「健康情報推進機構」の理事長で、元神奈川歯科大教授の斎藤滋さんは言う。

かむことは心のイライラを静め、ストレスを解消することにも重要な役割を果たしている。また、よくかむと唾液の分泌が増える。唾液に含まれるホルモンには皮膚や粘膜、血管などの細胞の増殖を促進し、新陳代謝を進める成分が含まれている。

肌をつややかに若々しく保つためにも、よくかむことは大切なのだ。

毎日新聞 2005年10月14日 東京朝刊より