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★静脈の詰まり 悪化防ぐ弾性ストッキング

2010年12月15日 | 健康情報
脚の静脈に血栓(血の塊)ができて血流が滞ると、脚がむくみ、血栓が増える

悪循環に陥る。日常生活でも、むくみの解消と悪化防止のため、脚を強く締め

付ける医療用ストッキング(弾性ストッキング)を着けることが勧められている。

弾性ストッキングは心臓に戻る血流を促すよう、足首付近の圧迫が最も強く、

上に行くに従い弱まる。締め付ける強度など様々な種類がある。

がん手術後などに起きやすい「リンパ浮腫」用に比べると、静脈血栓のむくみには、

やや弱めで薄手のタイプを用いる。

日本静脈学会による指導者の認定を受けた臨床検査技師、加賀山知子さんは

「サイズや強度が合わず、しわになったりずれたりすると、一部分だけ極端に強く

圧迫されてしまい逆効果です」と説明。「通常のストッキングのようにくるくる巻く

のではなく、まずかかとまですっぽり入れ、上部は折り返すようにするとはきやすい」

とアドバイス。朝は起きてすぐはく、上からなでてしわを伸ばす、夜まで脱がない

――などもポイントだ。

サイズが合わないからといって折ったり切ったりして使うと、締め付けのバランスが

崩れ、効果がないどころか、悪影響を及ぼす場合もある。

締め付けが弱いものは薬局でも市販されているが、本格的なタイプは医師の指示書

が必要で、病院の売店で扱っていることが多い。

静脈血栓用の弾性ストッキングは

〈1〉ひざ下まで〈2〉脚の付け根まで〈3〉パンスト型など様々なタイプがあり、

費用は1本4000~1万円程度。がん手術後のリンパ浮腫用とは違い、静脈血栓

用には保険は利かない。毎日使い、徐々に伸びてしまうため3か月程度で交換が

必要だ。

(2010年11月18日 読売新聞)


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