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貧血と低血圧、何が違う 血液の質とポンプ作用に差

2015年01月22日 | 健康情報

急に立ち上がったときにめまいや立ちくらみが起きる現象を、俗に“脳貧血”と呼ぶため、

貧血と低血圧の二つは混同されてしまいがち。ふらふらしたり、めまいや立ちくらみと

いった症状は似ているが、全くの別物だ。

貧血は血液中のヘモグロビンの量が減少している、血の質の問題。

改善のためには、なんといっても食生活。鉄分とたんぱく質を意識してとることが大切だ。

低血圧は、心臓から押し出された血液が血管の壁を内側から押すポンプ作用が弱くなって

いることが原因。低血圧の定義は基礎血圧(朝起きてすぐに測定した数値)の最大値が

100mm Hg未満とされている。女性に多いのが、通勤電車などで長時間立っていて気分が

悪くなる起立性低血圧だ。これは、下半身にたまった血液を心臓に押し上げる力が弱く、

脳に血液が十分回らないことで起こる。

低血圧の中には、血液を保つ機能をコントロールする自律神経のトラブルや、アレルギー

疾患など多くの関連疾患があるので、まずは基礎血圧を記録することから始めよう。

低血圧の場合は、下半身の筋力をアップさせて、血液循環をよくさせることを意識しよう。

食生活では減塩を心がけすぎないこと。血圧を上げるのに適度な塩分が必要になるからだ。

「血管強化のための早歩きで最も重要なのは、正しい姿勢。おへそが進行方向に対して

左右にぶれないように意識しながら早歩きをすると、全身の筋肉がバランスよく強化

されると同時に、心拍数も上がる。この、心拍数を上げて筋肉を鍛えることが、血管強化の

カギ」と、KIZUカイロプラクティックグループ代表院長の木津直昭さん。

歩くときに体が左右に揺れる、上体が前傾する、猫背になる、ひざが曲がったままなど、

崩れた姿勢で早歩きをすると、「股関節や膝関節に余計な負担がかかり、ひざや腰を痛めて

しまうことも」(木津さん)。特に座り時間の長い女性に多いのは、「後ろ側の脚のひざや

股関節が曲がったまま、十分に蹴り出せていない歩き方。そのまま歩いても、すぐに脚が

だるくなるはず」(木津さん)。

そこでお薦めなのが、そけい部のストレッチ。「そけい部の詰まりをとっておくと、歩く

ときに脚の付け根が伸びやすくなって、後ろの脚でしっかり蹴り出せるようになる。

長時間の座り姿勢のリセットにもなる」(木津さん)。試してみよう。

●早歩きするときは股関節の前側をしっかり伸ばして

歩くときのポイント
・背筋を伸ばし、肩の力を抜く
・進行方向に対しておへそがぶれないように歩く
・後ろ脚でしっかり蹴り出す

●そけい部の詰まりをとるストレッチ

あおむけでお尻の下(仙骨のあたり)に丸めたタオルを置く。骨盤の前側の出っ張った骨の

すぐ内側に両手の指先を当て、手前に強く引っ張りながら、脚をつま先のほうへ伸ばして

そけい部をストレッチ。

 

(2015年1月18日 日本経済新聞)

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