いつまでも、いきいき元気

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下肢静脈瘤(りゅう)

2014年12月26日 | 健康情報

下肢静脈瘤とは、脚の静脈に血液がたまり(うっ血)、血管が蛇行したり、こぶのように膨らんだり

する病気です。「ひざから下に血管が浮き上がり、こぶのようなものができる」のが典型的なタイプ

で、「脚の表面に赤色や青色の細い血管が不規則に散在する」というタイプもあります。

良性の病気なので、脚の切断に至ったり、命に関わったりすることはありませんが、うっ血により

脚のだるさやむくみ、夜間のこむら返りなどの症状が続いて生活の質が低下してしまうことが

あります。

女性に多いのが特徴で、男女の比率はほぼ1対3です。女性は妊娠・出産を契機に発症することが

多くあります。また、長時間立ち仕事をしている人や、高齢者、家族に下肢静脈瘤が起きた人にも

多く見られます。

◆下肢静脈瘤の治療

下肢静脈瘤が疑われる場合には、専門の血管外科を受診することが勧められます。

外科、皮膚科、形成外科などでも治療を行っていることがあります。

治療は、不快な症状があってつらい場合に行うのが原則です。また、どうしても外見が気になると

いう人も、場合によっては治療を検討します。

治療の基本は圧迫療法です。医療用の弾性ストッキング弾性包帯などを使って、脚に適度な圧力を

加えます。弾性ストッキングは医師により処方されるもので、外側から圧力を加えることによって

うっ血を改善するため、不快な症状が抑えられます。根本的に治す治療には、手術があります。

特に、「うっ血による症状が強い」「色素沈着など皮膚に変化が起きている」「潰瘍ができている」

などの場合には手術が検討されます。

 

(2014年12月23日 きょうの健康)

いつもご愛読ありがとうございます。明日から1月4日までブログをお休みさせていただきます。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

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40代、50代からの積み重ねで老化を防げ!

2014年12月25日 | 健康情報

老化を促進する因子として、最近注目を集めるのが「糖化」です。

「糖化」とは体内の余分な糖分が蛋白質と結び付く反応です。糖が蛋白質と結び付くとAGE

(最終糖化産物)が発生します。このAGEが体内でたまると臓器や血管、皮膚、骨などを

劣化させ、もろくします。動脈硬化、皮膚のたるみ、骨粗鬆症、白内障、アルツハイマー等、

様々な症状と関係があるといわれています。

糖化は食後、血液中に余分な糖分があふれている状態で起きやすくなります。

食後1時間後の血糖値が150を超えていたら注意信号、200を超えたら危険信号(糖尿病の

可能性もあります)。

◆糖質の摂りすぎはすぐ改善を

食後の血糖値を上げないためには、まず糖質を摂りすぎないこと。年末、年始は飲み会や

ご馳走を食べる機会が多くなります。お酒の中でも日本酒、ビールは特に糖質が多く、締めに

ラーメンやウドンを食べれば、更に糖質を摂取することになります。これからの季節に不可欠な

おせちや餅にも糖質が多いので、頭の隅に「糖質の摂りすぎに注意」と入れておきましょう。

食べ方にも工夫ができます。「食物繊維」→「蛋白質」→「炭水化物」というような順で食べると、

血糖値の急上昇が抑えられます。食事の前に緑茶やウーロン茶を飲んだり、ヨーグルトや

大豆製品を食べておくのも効果があるのでお勧めですね。

食べすぎが続いたと思ったら、しばらく軽めの食事を摂る。高カロリーや糖質が高い状態に

身体が慣れてしまう前に元に戻しておくのが大事なのです。正月を機に血糖値が高くなる

ケースが多くあるので気をつけたいものです。

しかし、糖質を敵視するあまり、極端な糖質制限ダイエットに走り、肉類などを多く食べるのは

お勧めできません。動脈硬化や骨髄機能の低下、肉類の摂りすぎによるガンのリスク増大が

考えられるからです。糖質はエネルギー源であり、身体の構成成分にもなります。

特に脳のエネルギー源は糖なのです。糖質と上手に付き合うのが大事です。

腸(小腸)は消化器官であり、最大の免疫臓器です。免疫細胞は、体内の半分以上が腸に

集中しており、免疫力の半分は腸が担っているといえます。

腸が元気に活動してくれることがアンチエイジングではとても大切。腸を元気で保つには

酷使が禁物です。暴飲暴食は避け、ときには減食するなどで、腸を休ませることも考えま

しょう。

◆メンタルヘルスと運動も欠かさずに!

「怒り」は2時間以内に心血管障害と相関していたという調査報告もあります。

いらいらや怒りは上手にコントロールしましょう。

運動はアンチエイジングに欠かせません。食後1時間に15分程度かけて有酸素運動と

筋肉運動をすると「糖化」防止に役立ちます。最も手軽な有酸素運動はウォーキングでしょう

が、ゆっくりだらだら歩くのではなく、歩行スピードを上げて歩くのがおすすめです。

筋肉運動としては、スクワットや階段の上り下りが道具なしにできるのでおすすめです。

 

(2014年12月24日 DIAMOND on line)

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サイクリング20分以上走行で体脂肪燃焼

2014年12月24日 | 健康情報

ジョギングやウォーキングとともに、無理なく続けられる有酸素運動の一つ。

健康志向の高まりを受けて楽しむ中高年が増えています。長時間続けることで、体脂肪を燃やす

ことが出来ます。風を切って走ると、ストレス解消にもつながります。ジョギングのように

着地時の衝撃がなく、ペダルを踏む回転運動が主体なので、膝への負担は軽減されます。

ただし、楽にペダルをこぐだけでは高い運動効果を望めません。時には、坂道を上ったり、

スピードを上げたりして脈拍数を増やすと、心肺機能が高まります。代謝量も上がってカロリー

消費が増え、高血圧や糖尿病、動脈硬化、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・

抑制に役立ちます。

運動効果を上げるためには、正しく乗ることが大切です。サドルの高さは、ペダルが一番下に

来た時に膝が少し曲がる程度にします。親指の付け根にある拇指球(ぼしきゅう)をペダルの

中心に置くと、踏み込む力がより自転車に伝わります。

下半身だけの運動と思われがちですが、実際には全身運動です。

上り坂などでハンドルを引きつけるようにしてこぐと、お尻や背中の筋肉が使われます。

息切れしない程度に20分以上走るのが理想です。

 

2014年12月18日 読売新聞)

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今日は朔旦冬至(さくたんとうじ)

2014年12月22日 | 健康情報

冬至とは1年で一番昼間の短い日で、2014年は12月22日が冬至にあたります。

2014年の冬至は、普段の冬至とはちょっと違い、「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる

特別な冬至です。

これは、新月と冬至が重なる年の冬至のことで、19年に1度しか訪れません。

古来、冬至は極限まで弱まった太陽が復活する日、すなわち「復活の日」とされてきました。

新月はこれから満月に向かって満ちていく、月の復活を意味します。

太陽と月の復活の日が重なる朔旦冬至は、非常におめでたい日だとされ、古来朝廷では

盛大な祝宴を催したといわれています。

冬至にすべきこと

古来より日本では、冬至の日に柚子湯に入りカボチャを食べることにより、翌年の無病息災を

祈願しています。小豆粥を食べるところや、カボチャ以外の食べ物を食べる風習もあります。

また、「ん」のつく食べ物(れんこん・だいこん・うどん・ぎんなんなど)を食べると良いとも

言われています。ちなみにカボチャは別名「なんきん」なので、「ん」のつく食べ物です。

自分の1年を振り返り、新たな1年に向けて活力を得る。そんな日にしてみましょう。

新月にすべきこと

これから満ちていく月に願をかけましょう。新月はリセットと新たな始まりを意味する月です。

財布やカバン、引きだしの中身を一度全て出して新月を越えることで、よい運を呼び込むことが

できます。 願をかけるのであれば、具体的に。他人頼みの願いではなく、自分がどうなりたいのか、

どう変わりたいのかをしっかりと考えて願ってみましょう。

 

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「脂肪肝」を引き起こす“ダイエット”の危険性

2014年12月19日 | 健康情報

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が大量に蓄積した状態をいいます。肝臓の周りにたくさんの

脂肪がついている状態を想像する人が多いのですが、実はそうではありません。

脂肪肝とは、肝細胞の一つひとつに脂がたまってしまっている状態です。

脂肪肝とは、肝臓の周りではなく、肝臓の中に脂肪がたまっている状態を

いうのです。

脂肪肝になっても、自覚症状はありません。しかし、放っておくと、肝機能は低下

していきます。健康な人でも肝臓には3%の脂肪がたまっていますが30%以上

脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。

とはいえ、自覚症状がないので、ほとんどの人が健康診断で初めて、自分が脂肪肝で

あることに気づかされるというのが実状です。しかも、脂肪肝は、血液検査の数値

だけ見ても判断できません。脂肪肝かどうかを診断するには、腹部超音波(エコー)

検査を行う必要があります。エコーの画像を見れば一目瞭然。本来であれば、

肝臓はグレーに映りますが、脂肪肝の場合は明らかに白く見えるからです。

現在、日本では、健康診断を受けた人の20%は脂肪肝であるという統計データが

出ています。実に、受診者の5人に1人は脂肪肝ということになります。

男女別で見ると、男性が40歳前後、女性は40歳以降で、3:1で男性のほうが多く

みられます。つまり、脂肪肝になるリスクが最も高いのは、“働き盛りの中年男性”

といえるのです。

三大原因は肥満、酒、ダイエット
お酒を飲まない人の脂肪肝も増加中!

脂肪肝の原因は大きく分けて3つあります。

まず1つめが、食べ過ぎと運動不足が原因の「過栄養性脂肪肝」。

最も多いのがこのタイプで、とくに、肥満傾向にある人は要注意です。

運動もせずに暴飲暴食の食生活を続けていると、肝臓にどんどん脂肪がたまって

いき、約3ヵ月もすれば脂肪肝になってしまいます。

また、このタイプの脂肪肝には、糖尿病が潜んでいる可能性もあるので、病院などで

チェックすることをおすすめします。

2つめは、お酒の飲み過ぎが原因の「アルコール性脂肪肝」です。

アルコールは度数にかかわらず、飲み過ぎると肝臓に大きな負担をかけます。

体内で完全にアルコールを分解するのにかかる時間は、清酒2合なら7時間以上、

ビール1本でも最低4時間が必要といわれています。また、「日本酒を毎日3合以上

飲み続けると、1~2年で脂肪肝になる」というデータもあるように、お酒は脂肪肝の

大きなリスクファクターなのです。

ちなみに、節度ある1日の飲酒量をご紹介すると、ビールならば中ビン1本(500ml)、

ワインならばグラス2杯(200ml)、清酒ならば1合(180ml)、25%の焼酎ならば

0.5合(90ml)、ブランデーやウイスキーはダブル1杯(60ml)とされています。

この範囲ならばアルコールによる肝障害のリスクは低いと言えます。

ただ、アルコール代謝には個人差があるので、もともとアルコール代謝が弱い人は、

缶ビール1本でも飲み過ぎという場合もあります。そのため、どれだけ飲んだかを

気にするよりは、二日酔いになるまで飲んでしまう生活を続けないことが大切です。

二日酔いは、肝臓がアルコールを処理しきれずに、悲鳴を上げている状態であるこ

とを覚えておいてください。

3つめは、意外に思うかもしれませんが、ダイエットが原因の「ダイエット脂肪肝

です。実は、太っている人だけが脂肪肝と診断されるとは限りません。

極端にカロリーを抑えた食事を続けている場合も、肝臓に脂肪がたまっていき、

脂肪肝になってしまうのです。とくに、1日に菓子パン1個だけ、卵だけ、フルーツ

だけなど、一つの食品ばかり食べ、過度なダイエットをしている人は要注意。

栄養バランスのとれた食事に切り替えないと、痩せているのに脂肪肝になってしまう

危険性があります。無理な食事制限を行うダイエットはしないように心がけましょう。

◆アルコールを飲んでいない人でも脂肪肝になるケース

このケースは、エコー検査をしても、見た目は全く脂肪肝と同じ。しかし、これは

単なる脂肪肝でなく、実は肝炎が潜んでいる病気なのです。

アルコールを飲んでいないのに肝臓に脂肪がたまってくるので、「非アルコール性

脂肪性肝炎」(ナッシュ、NASH=Non-alcoholic steatohepatitis)と呼ばれて

います。

さらに「NASH」が問題なのは、発がんリスクをともなう肝炎であるという点です。

B型肝炎でもC型肝炎でもなく、アルコールを飲んでいない人でも、「NASH」に

なると肝がんが発生するリスクが高まってくるのです。

残念ながら、「NASH」の明確な要因はわかっていないのが現状です。

食事も飲酒も減らせないあなたに…
ウォーキングで改善&予防できる!

食事や飲酒の量は、それほど制限しなくても、ちゃんと運動さえしていれば脂肪肝に

なることはないのです。

とくにおすすめなのが、ウォーキングなどの有酸素運動です。

有酸素運動は、脂肪肝を予防するだけでなく、脂肪肝になってしまった人でも

肝臓を元に戻す効果があるからです。有酸素運動を続けていると、脂肪が燃焼して

体重が落ちるとともに、肝臓の中にたまっていた脂肪も抜けていきます。

そして、その脂肪が抜けたスペースには、隣の肝細胞が分裂して、新しい肝細胞が

入ってくれるのです。つまり、脂肪肝から卒業できるというわけです。

 

(2014年12月18日 DIAMOND on line)

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酒と肝臓と男と女SP

2014年12月18日 | 健康情報

◆男性の女性化乳房について

お酒を飲み過ぎて肝硬変になると、乳腺が張って胸が膨らむ「女性化乳房」になる

場合があります。原因は、女性ホルモンの異常です。

男性の場合、女性ホルモンは、精巣で作られた男性ホルモンが変化して作られます。

女性ホルモンには、骨を強くしたり、抜け毛を防いだりする働きがあり、その後、

肝臓へ運ばれて分解されます。ところが、肝硬変になり肝臓の機能が落ちると、

女性ホルモンが分解されにくくなり、女性化乳房になってしまうのです。

肝硬変は、血液検査で肝臓の機能を定規的にチェックしすることが予防につながり

ます。肝機能は、下の3つの指標などで調べることができます。

これらの値が少しでも高い場合は、専門医の診断を受けてください。

AST・ALT

肝臓の傷つき度がわかります。症中の肝炎の場合だと値は高くなりますが、

さらに症状が進んだ肝硬変だと値は低下することがあります。

γ-GTP

肝臓のストレス度がわかるγ-GTPは、体質によって数値が上がりにくい場合がある

ため、肝臓の機能が低下している人でも数値が変わらないこともあります。

◆女性のアルコール性肝炎について

腸内細菌であるグラム陰性菌は、アルコールのとりすぎで増殖するとされ、死ぬと

毒素になって肝臓へ運ばれます。通常、毒素は肝臓内の免疫細胞によって処理され

ますが、女性の場合、女性ホルモンの働きで肝臓に炎症が起こる場合があります。

この状態がアルコール性肝炎です。女性は少ない飲酒量で肝炎になるリスクがある

ため、お酒は1日1合程度までに控えることをおすすめします。

◆お酒に強くなると効きにくくなる薬について

普通、アルコールはアルコール分解酵素によって分解されますが、アルコールが増え

すぎるとメオス(MEOS)(幹細胞にある酵素などに総称)という強力な助っ人が現れ、

増えることによって、アルコールを次々と分解してくれます。ところが、メオスには

薬を分解する働きもあるため、お酒を飲んでいないときでも薬を早く分解してしまい

ます。その結果、薬の効き目が早く切れてしまうのです。

薬の中にも、メオスが分解するものとしないものがあります。

お酒を飲んでいる人で薬が効きにくくなったと感じた人は、医師と相談してください。

また、2か月ほど酒量を減らせば、メオスを減らすことができます。

※お酒と同時に飲むと危険な薬もあります。お酒と薬を一緒に飲むのは、

 絶対にやめてください。

 

(2014年12月17日 ためしてガッテン)

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寝る前の2時間が自分磨きのゴールデンタイムだった!

2014年12月17日 | 健康情報

◆学んで、すぐ寝れば記憶力アップ!

「覚えたことを脳に定着させる方法は、大きく3つあります。まずは、何度も繰り返し

学習すること。次に、感情を伴って記憶すること。すごくびっくりしたり、うれしかった

り、怖かったりしたことはイヤでも覚えていますよね。そして最後が、睡眠をうまく

活用することです」と国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神

保健研究部精神機能研究室の栗山健一室長は話す。

そもそも睡眠の目的は体と脳を休めることだが、それに加え、その日に覚えたことを

整理し、記憶として強化する働きもあるという。「覚えた後にしっかり睡眠を取る

ことで、脳に記憶を“焼き付ける”ことができるのです」(栗山室長)。

睡眠をうまく利用した1日の送り方

◆朝の過ごし方

最近は“朝活”がはやっていますが、生体リズムの観点からいうと、朝の学習やスキル

磨きは必ずしも効率的とはいえません」と栗山室長は指摘する。

朝は「睡眠慣性」といって、目覚めた後もしばらくは眠気を引きずり、頭のアイドリング

状態が続いている。この眠気が消えて頭がしっかり働くまでに、通常、2時間程度

かかる。

「ですから、朝一番に何か仕事をするなら、フルに頭脳を駆使する必要の少ない作業。

例えば、単純な入力作業とか、あまり考えずに気楽に処理できるようなメールの送信

など、いわゆる“やっつけ仕事”がお勧め。難しいことには、頭がフルに働き出してから

着手する方が賢明です。もちろん、朝から絶好調という人は別です。睡眠慣性には

個人差があり、30分程度で解消される人がいることも分かっています」(栗山室長)

目覚めから2時間経つと、極端な睡眠不足でない限り、眠気は消え、脳は好調モードに

突入する。難しい仕事や厄介な案件は、この時間帯にこそ取り組むといいだろう。

◆午後の睡魔は避けられない

「食事を取った影響というより、むしろ生体リズムとして人間の体は昼の1~3時

くらいには眠くなるようにできている。多くの野生動物はまとめて寝る習慣がなく

1日の中で数回に分けて眠りますが、人間も近代までは1日数回に分けて眠る多相性

(たそうせい)睡眠の習慣を持っていました。ところが、150年ほど前にガス灯や

電灯といった人工光が発達し、それ以降、夜にまとめて眠る習慣が確立したのです。

午後の眠気は、それ以前の習慣の名残りと考えられます。また、ビジネスパーソン

の多くは慢性的に睡眠不足ぎみでしょうから、その影響ももちろんあります」と

栗山室長。

昼間の眠気対策としてぜひ活用したいのが「昼寝」だ。「短時間の睡眠によって、

頭を効果的にリフレッシュできる。ただし、長すぎる昼寝は逆に昼寝後のパフォー

マンスを落とし、夜の睡眠の質を低下させることにもつながりますから、せいぜい

15分、長くても30分までに抑えるべきです」(栗山室長)。

寝過ごさないためには、バイブレーターを使う携帯電話の目覚まし機能などを活用

するのもいいだろう。

◆声を出す学習や練習が上達の秘けつ

「1日の中で一番眠気が少なく、脳が活性化されるのは夕方から夜にかけてで、

特に就寝の1~2時間前は(晩酌を控えれば)最も脳の高次処理に適した時間帯。

生体リズムから言うと、本当はこの時間こそが仕事や学習に向いています。

もちろん、その後にしっかり眠ることで、覚えたことも記憶として定着しやすく

なります」(栗山室長)。

という訳で、仕事が終わった後はステップアップのために語学学校に通ったり、

資格取得のための勉強に充てたりするのが理想的。また、ゴルフやテニスなどの

教室に行ったり、自主練習をしたりするのもいいという。

 

(2014年11月17日 日経Gooday)

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気分良い冬の過ごし方 日光浴や温かい料理を

2014年12月16日 | 健康情報

◆うつ病に日照関係

冬の日照時間が非常に短い北欧では冬季うつ病が多いとされる。

日本でも気象がうつ状態に関係していることを示す報告がある。

うつ病には職場環境など多様な要因が絡む。季節と症状を単純に結びつけられない

が「日照時間の減少が原因の一つとなり調子が悪くなる人はいる」と昭和大学

医学部の岩波明教授は指摘する。

日照時間は体の栄養バランスにも影響する。代表的なのが、日に当たる時間が短い

ために起きるビタミンDの不足だ。ビタミンDは太陽光に含まれる紫外線の働きに

より、皮膚で生成する。骨の生育に必要で不足すると骨粗しょう症などになりやすい

とされる。免疫力を高めるなど健康維持に関する様々な研究もある。

紫外線は浴びすぎると皮膚がんを起こすとして敬遠されがちだが、冬には適度に

浴びた方がよさそうだ。

◆食からビタミンD

ビタミンDは食事からもとれる。体が温まりほっとした気持ちになれ、ビタミンD

などの栄養素も補給できる料理があれば一石二鳥だ。「味噌汁の具を少し工夫

してみては」と管理栄養士の橋本ヨシイ福島学院大学非常勤講師は提案する。

たとえばビタミンDのほか良質なたんぱく質、精神神経系の疾患によいとされる

「n―3系多価不飽和脂肪酸」やドコサヘキサエン酸(DHA)を含むイワシを

使ったつみれ汁は候補だ。イワシのつみれを作るのが面倒ならぶつ切りを入れる。

ビタミンDが豊富なキノコを加えるのもよい。

ビタミンD、Bなどを多く含むサバとマイタケを使い、味噌だれをかけてアルミ

ホイルに包み、オーブンなどで焼くホイル焼きも手軽だ。ユズの皮を載せたり

搾り汁を加えたりすると、臭みが消えてさらに食べやすい。後片付けも楽で

ストレスにならないという。

適度に外出し、体によい食事を心がけ、十分な睡眠もとる。

厳しい冬を心身ともに健康に過ごすには「当たり前にも見えるが、こうして生活の

リズムを安定させるのが何より」と昭和大の岩波教授は呼びかける。

 

(2014年12月14日 日本経済新聞) 

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肥満は軟骨の大敵

2014年12月15日 | 健康情報

冬も本番。寒さで血流が悪くなり、関節の痛みが身にしみる人も少なくない。

二つの骨がつながっている部分が関節。体内で最大の関節は膝だ。

この関節の軟骨がすり減り、骨同士がぶつかって痛む「変形性膝関節症」の患者が

約1000万人、自覚症状がない潜在患者を含めると約3000万人ともいわれて

いる。

「高齢化が進む日本の国民病のようなもの。一度壊れた膝は元通りにはなりにくい。

このことを知らず、受診が遅れる人が多い」。日本大学名誉教授で総合東京病院

(東京都中野区)の整形外科医、龍順之助さんはこう訴える。

膝があるから、人類は二本足歩行が可能になった。歩くと、膝には体重の約3倍の

力がかかる。走ると5、6倍、ジャンプすれば7、8倍の負荷になる。

相当な力を、膝が関節の機能を生かして受け止めている。

膝の関節は、太ももの大腿(だいたい)骨と、すねの脛(けい)骨がぶつからない

よう、2~4ミリの軟骨で覆われている。骨の間には軟骨の「半月板」もあり、

動きの衝撃を和らげるクッションの役割をしている。しかし、長年の使用で軟骨は

すり減っていく。

「老化で軟骨の質が悪くなるのは、避けられない。治療は今の状態を維持して悪化

させないことが主眼になります」と龍さん。

患者は女性が圧倒的に多い。「70歳以上の女性の3分の2が患者、という見方も

できる」。その理由を龍さんは

〈1〉中年から肥満気味になる人が多い

〈2〉運動不足の人が多い

〈3〉体質的に男性より弱い――と説明する。

筋力が弱くなった頃に、膝により負担をかける肥満は大敵だ。

減量するだけでも、膝にはよい。

 

2014年12月14日 読売新聞)

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寒い季節は要注意…死因第3位の病気は肺炎だった

2014年12月12日 | 健康情報

肺炎の原因は様々です。ウイルスによるもの、細菌によるもの、結核によるもの、

いろいろな感染症が原因になります。風邪を引いた後、なかなか治らない場合には、

肺炎を疑う必要があります。感染症による肺炎ばかりでなく、心臓が原因で起こる

心臓喘息(ぜんそく)などもあります。

肺炎にかからないようにするには、どうすれば良いのでしょうか。

まずはワクチンを積極的に受けておくことが大切です。今年の10月から厚生労働省は

高齢者を対象に、肺炎球菌ワクチンの接種を始めました。しかし、ワクチンだけでは

防ぐことが出来ないものもあります。

 そこで、毎日の生活で行うことができる予防策があります。

 1.口腔(こうくう)ケア

 2.手洗い

 3.免疫力を上げる

1.口腔ケア:口の中をゆすぐ、歯磨きをする、うがいをする

口の中にいる細菌が肺炎の原因になります。寝ている間に、口の中の細菌が増えて

います。起きたときは必ず口の中をゆすぎ、歯磨きをすることで細菌数を減らす

ことができます。食事の後、食べたものの残りカスを減らすことでも、細菌の増殖を

予防することができます。食後は必ず歯磨きをすることをお勧めします。

のどにも、肺炎の原因となる細菌やウイルスがいます。朝起きたときには、うがいを

してノドをよく洗うようにしましょう。外出先から帰ってきたときばかりでなく、商談で

人と話した後や友人と会話を楽しんだ後にも、うがいをするのが大切です。

2.手洗い

トイレの後、手を洗うことが習慣になっている方は多いと思います。

肺炎を予防するために手を洗う場合のポイントは、手に付いた目には見えない細菌や

ウイルスを洗い流すことを意識することです。

手すりやドアノブに触れた後、本屋で立ち読みをした後、知らないうちに手は汚れて

います。汚れている手で、髪の毛を触ったり、顔をこすったりしているうちに、肺炎の

原因となる細菌やウイルスが広がっていきます。こまめに手洗いをすることをお勧め

します。

3.免疫力を上げる

とくに寒い冬、肺炎を予防するために心がけたいのが、体を冷やさない、体を温める

ことです。体を温めておけば、免疫力を活性化させておくことができるからです。

体を温めるためには、外出するときに服を重ね着することも大切ですが、体の芯から

温めることが重要です。例えば、簡易カイロを貼る場所をヘソの上にしてください。

体全体を温めるためには、血液を温めることが効率的です。ヘソの位置には大動脈が

あります。大動脈を温めることで、血液を温め、体全体へ温まった血液を送ることが

できます。

 

(2014年12月12日 読売新聞)

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