知っていました?みかんの意外なヒミツ
こたつで食べるみかんは、寒い冬の定番ですね。
おいしいだけでなく、美容や健康にもよいみかん。
今回は、知っているようで意外と知らない、みかんのヒミツをご紹介します。
●シミやシワを抑えて美肌力アップ!
みかんには美肌・美白効果がある!─女性には特に気になる情報ですよね。
「みかんはビタミンCが豊富」とはよく言われることですが、その量は一般的なみかん(温州みかん)3~4個で、
成人1日の必要摂取量をまかなえるほど。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を促し、メラニンの生成を抑える働きがあるため、シミやシワの予防につながるのです。
加えて、みかんの黄色い色素を構成するβ-クリプトキサンチンは、紫外線が原因の皮膚の損傷を防御する働きがあると言われています。
みかんには、この成分が多く含まれるため、肌の光老化を防止できることがわかっています。
また、みかんの袋や白い筋には、毛細血管の働きを強化してくれるビタミンPや、
体内の余分な水分を排出してくれるカリウム、血流を正常にしてくれる、ヘスペリジンも豊富。
便秘や冷え性の解消、むくみの予防・改善も期待できるので、捨てずに全部食べたいものです。
さらに、みかんの皮は、古くから生薬として使われており、健胃剤や発熱を伴う風邪などの諸症状に効果があるとされています。
乾燥させてネットなどにまとめて湯船に浮かべると、冷え性や、肩こり、腰痛、筋肉疲労などの改善に効果を発揮してくれます。
しかも、みかんは1個100グラムあたり約45キロカロリーと低カロリー。
女性にもうれしい効果ばかりで、皮まで丸ごと利用できる、優秀な果物です。
●数えきれない!驚きの健康効果
もちろん健康にとっても、みかんの効果はもちろん絶大。
特に美容効果で紹介したビタミンCとβ-クリプトキサンチンは健康面でも多くの効果が認められています。
ビタミンCは、免疫力を高める抗酸化作用もあり、風邪などの感染症の予防に役立ちます。
ほかにも、ストレスを和らげる効果や、白内障、心臓病の予防効果など数々の研究結果で期待される万能ビタミンです。
一方、β-クリプトキサンチンは骨粗しょう症の予防になるといわれ、実際にみかんの摂取量でその効果が認められています。
さらにがん予防効果の研究が盛んな欧米でも、研究対象として注目され続けています。
どちらも多く含んでいるみかんは、特に注目される食材です。
加えて、疲労回復に効くクエン酸や食物繊維を含むペクチン、高血圧予防が期待されるカリウムなど健康上、
いろんな改善の可能性を秘めた食べ物だといえますね。
●さらにおいしく、もっと効果的にみかんを味わう
美容にも健康にもいいみかん。その素晴らしさを最大限に享受するために、最後に豆知識をご紹介します。
★おいしいみかんの選び方
オレンジ色が濃く、ヘタまでオレンジに色づいているものがおすすめです。
どちらかというと偏平で、おしりのくぼみが深いものが甘いとされています。
★みかんを甘くする方法
「あまり甘そうじゃないかも」と思うときは、みかんを揉んだり、両手で軽くキャッチボールをしてください。
みかんに衝撃を加えることで、酸味成分であるクエン酸が減少し、甘味が強く感じられます。
★効果的な皮の剥き方
みかんの白い筋は、ヘタにつながっています。
したがってヘタからむくと筋がとれやすくなりますが、みかんの白い筋は栄養豊富な部分。
栄養面からはヘタの反対側からむくのがよさそうです。
★ちょっと長持ちさせる保存方法
保存は、直射日光を避けて常温で。メッシュのカゴに新聞紙を敷いた上にみかんを置き、風通しの良い場所に置いておくといいでしょう。
もともと貯蔵性は高いのですが、段ボールに入れたまま暖房がついた部屋に置いておくと、早く腐ってしまうので、気を付けてください。
また、いくら優秀な果物だとはいえ、「過ぎたるは…」では意味がありません。
食べ過ぎると逆に身体を冷やしてしまうこともあり、利尿作用も高いので、膀胱炎になりやすい人は注意が必要です。
なお、大量に食べると、指や手の平などが黄色くなってしまうことがあります。
みかんの色素が皮膚に沈着することで起こるものですが、一時的なもので健康に影響はありません。
愛媛や静岡、和歌山などみかんの産地もさまざま。こたつに入って、みんなで食べ比べをするのも楽しそうですね。
おいしくて、美容にも健康にも効果的、冬は「小腹がすいたら、まずみかん」がますます加速しそうです。
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