廃止になった重賞が復活するケースは珍しい。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/07/01/14.html
2日、浦和競馬場で行われるゴールドカップ。
2001年まで3歳限定の重賞として概ね秋に行われてきたが、南関東の3歳馬競走のローテーションが、7月のジャパンダートダービーを頂点とする形に変わったこともあってか存在意義を失い、廃止された。またこの頃、南関東全体でも重賞競走の「リストラ」が相次いでいた。
今回は4歳以上という古馬重賞だが、2001年まで45回も歴史を重ねてきた浦和競馬のかつての伝統の一戦だっただけに、それに呼応する形で今回はこれまでの回数が踏襲され、第46回として開催される予定。
ところで、JRAでも廃止された重賞は少なくない。特に、名馬の名を頂く競走の廃止が目立ち、競走馬の名が残るレースといえば、セントライトとシンザンだけ。そればかりか、フィリーズレビューだとか、ジュベナイルフィリーズだとか、フューチュリティステークスだとか、日本人には凡そ馴染まない、舌をかみそうな名前に変えているようなレースがあるばかりか、この間は新馬戦を和製英語の「メイクデビュー○○」なんてものに変えてしまった。
重賞競走とはその名の通り、開催するだけでも重みを感じさせないといけないものではないか。そう考えると、浦和のゴールドカップ復活は喜ばしい限り。JRAも安易に新設重賞や名称変更をするのではなく、復活重賞なんてやってみればどうか?