公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

競輪拾い読み

2006-10-16 06:33:08 | 競輪

公営ジャアナル10月1日号の「寸言」より。

競輪事業活性化プランについて。

・F2問題検討委員会を設置。開催規模及び活性化について検討を開始。

ってやっと腰を上げたのか?

・振興会はトップ選手の強化としてS級1班の上に「SS級」の格付けを設ける予定。

果たしてそれに見合う選手って今いるのか?って考えないとな。慎重に考えないと、結局破綻したKPK制度の二の舞になりかねない。

・同級選手の希望を踏まえ、1ヶ月程度のオフ期間の導入を検討。

ま、それはいいだろうね。何だったら3ヶ月ぐらい競輪に出なくてもいいという形にしてもいいかも。

但しそれは競輪に限ったことだけの話であって、要は五輪、世界選手権を目標とするためにW杯に出るためとかいった、要は競輪から一旦「離れる」という意味でないとな。ただ休んでいるだけだったら全く意味がない。

オフシーズンが比較的きっちり決められている自転車競技界だけど、実際には「違う」わけで、ロードの選手が冬季競技である6日間レースやシクロクロスに出たり、はたまたトラックの選手がロードでも走るといったことは通例化している。つまり、実質シーズンオフがない選手が少なくないということ。そのあたりを履き違えないように。

・落車を伴わない失格判定基準の簡明化。

これは降着制度を設けるという意味か。だったらいいんだけど。UCIルールでもそうなっているし。

・A級の補充制度の廃止

要はこの制度って、一般戦とかいったレベルにおけるものだったし、特にこのクラスはほとんど売れることなんてないんだからいいんじゃないか。

と書いてみたけど、何度も言っているように競輪が今率先してやるべき課題ってのは、せいぜい5つか6つぐらいだろ。ところがそれが全然「入ってない」ね。

上から順番にまず着手せねばならないこと、

1.開催削減(F2半減)

2.発売削減

3.それに伴う選手の大量首切り(A級3班全廃)

4.一部を残してG2の全廃。記念競輪の開催日数短縮

5.国際ルール(UCIルール)の導入

それと「競技規則改悪反対」の件についてだけど(ご自由にお持ち帰りください、とのことだから掲載させていただきます。でもこれ後●選手ではないのか、どうみても。)、基本的には現行のルールに私は「賛成」だから改悪に「反対」(要はあの方が言っているみたく、「昔のルールに戻してください!」には断固反対)ってこと。ただ・・・

現行のルールを遵守できていない選手がいかに多いか。これが問題。

とりわけ競技規則第13条による失格って内側追い抜きのことだろ。この失格をやらかす連中って毎日のようにいるね。学習能力あるのか?

毎回同じ失格をやらかす競技なんて他を探してみても競輪だけ。とりわけルールが厳しいゴルフの選手に「笑われるぞ」。

現行のルールをきっちりと守れない限り、UCIルール導入って難しい。UCIルールはつきつめてみていくと細かいルールとなっているからね。

とにかく、競輪が今抱えている根本の問題から目をそらすな。ま、そらさねばならないってことならば仕方ない。

そのときは競輪「ご臨終」を覚悟せねばならないってことだけど。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋華賞回顧 | トップ | どうして乗れないの? »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観ていて不思議なのは (小松島和平)
2006-10-17 10:40:27
『内側追い抜きの禁止』は競輪も含めたピスト競技の最も基本的なルールの一つで、大社長の云われる『昔の競輪』以前から存在するはずですが、見ていると最終バックで外帯線内を走る選手を内から押し退けながら抜こうと無理に突っ込んで行くケースをよく見掛けますが、これってどうなんでしょうね?あれでは落車が減らないのは仕方がないと思いますが。私もUCIルールを採用すべきと思いますが、それが無理でもせめて内線と外帯線の間隔(実質73センチ)をUCI規格(90センチ)に拡げて『内側追い抜き』や『差し込み』を今以上に厳しく取るべきと思いますが如何でしょうか?
返信する
外から進めていく脚がない (Bank of Dream)
2006-10-17 19:59:52
下位の選手ほど「きれいに」内側から抜いていく様相が見られます。それは要は、外から踏み込む脚がないという証拠でしょう。ムリ突込みと言われるようなプレーをしたがる選手も、つまり、内側から突っ込んでいこうとしないと、外からは踏み込めないからわざわざ狭いところを突っ込んでいこうというようにしか思えません。



それと外のスペースを見つける選手が下手な選手も少なくないわけで、これまた、苦し紛れに内側から入り込もうとするわけです。



おっしゃるとおり、スプリンターレーン(内線と外帯線の間隔)にかかるルールをローカルルールからUCIルールにして、加えて降着制度を導入するようになれば多少は内側追い抜きという、サッカーやラグビーでいうところの「オフサイド」とよく似た卑怯プレーを防止できるのかもしれません。



そして、この内側追い抜きプレーを撲滅の方向へと持っていかねば、UCIルール到達はおぼつかないようにも思うわけです。



依然として、「競技のケイリンと競輪は違う」といった子供じみた話を続けなければならないというのも限界のようにも感じ、そうなると一旦今の競輪の体制そのものをぶっ壊して、全く新しい体制に作り変えていく他ないようにも感じるようにもなりましたが。
返信する

競輪」カテゴリの最新記事