公営競技はどこへ行く

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ボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメント2024回顧

2024-01-15 12:05:45 | 大レース回顧集



大村ボートで4日間にわたって開催された今年最初のビッグレース「プレミアムGⅠ第5回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」は14日、第12Rで決勝戦が行われ、1号艇で人気を集めた関浩哉(29)=群馬=が逃げ快勝。優勝戦1号艇で4着に敗れた昨年12月のSGグランプリシリーズの雪辱を果たすとともに、自身3度目のGⅠタイトルを手にした。昨年のGP優出組の茅原悠紀が2着、連覇を狙った松井繁が3着に入り、3連単は本命サイドの決着となった。



年末のリベンジも果たす文句なしのイン完勝劇で、関が〝第5代チャンプ〟を襲名。一昨年5月の津70周年以来、通算3回目のGⅠ優勝にチャンピオンベルトを腰に巻いて安堵(あんど)の表情を浮かべた。

「偉大な先輩らの中で逃げられてよかった。スタートが鬼門だったけど、先に回れていたので。ただ、展示通りには行けず様子を見たし、危なかった。〝また…〟ってなりそうだった」

スタート展示はコンマ03と踏み込めたが、本番はコンマ16。それでも重圧をはね返し、SG覇者5人による〝関包囲網〟を破り、しっかりと押し切った。


負けられない理由があった。SG初優出した昨年12月の住之江グランプリシリーズで優勝戦に1号艇で進出したが、スタートで遅れてV逸(4着)。ショックのあまり、レース後は言葉が出てこなかった苦い思い出があったからだ。

「あの時は、申し訳なかった。今回も緊張して(発走の)ブザーがなる前まで手が震えていたけど、きょうは応援してくれる人のために勝ちたかった」

今度は仕掛け遅れることなく、先頭で歓喜のゴールへ。派手なリアクションはなく、胸の前で右手を小さく握って喜びをかみしめた。初日のトーナメント1回戦(3着)、準々決勝戦(3着)、準決勝戦(2着)と3回続けて6号艇の不利を乗り越え、なんとか決勝まで駒を進めた。そして運命のアミダマシーンで巡ってきたのは絶好の1号艇。最後の最後で、勝利の女神がほほ笑んでくれた。

「〝雑草魂〟でなんとか粘って粘って、諦めずに頑張れました。今年は(現時点で)自分が一番いいスタートを切れたと思うし、この流れのまま行きたい」

昨年末のリベンジを果たし、新年最初のビッグレースを笑顔でフィニッシュ。そして辰年の今年こそ、悲願のグランプリ出場へ。新年早々〝有効打〟を放った新チャンプが、年末の頂上決戦まで昇竜のごとく駆け上がっていく。(渡辺宏幸)


関連記事:2024年1/14 大村ナイターGI・第5回ボートレースバトルチャンピオン(BBC)トーナメント 決勝


気温 11.0℃

風速 2m
水温 9.0℃
波高 1cm


1 1 4851  関   浩哉 1'46"3
2 5 4418  茅原  悠紀 1'47"8
3 3 3415  松井   繁 1'49"7
4 2 4337  平本  真之 1'51"0
5 6 4262  馬場  貴也
6 4 4168  石野  貴之
スタート情報
1
.16 逃げ

2
.17
3
.14
4
.16
5
.14
6
.24
勝式 組番 払戻金 人気
3連単
1-5-3
¥1,620 7

3連複
1=3=5
¥510 1

2連単
1-5
¥650 4

2連複
1=5
¥530 3

拡連複
1=5
¥190 3
1=3
¥140 1
3=5
¥330 5


単勝
1
¥120

複勝
1
¥110
5
¥300
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