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優駿牝馬2017回顧

2017-05-22 19:40:48 | 大レース回顧集
画像ソースはスポニチアネックス



関連記事:5/21 優駿牝馬(GI)(第78回オークス) ソウルスターリング貫録勝ち!


【オークス】魂の雪辱!天才少女ソウルスターリングが快勝― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

名手に導かれ、天才少女がその力をまざまざと見せつけた。牝馬2冠目の「第78回オークス」が東京競馬場で行われ、1番人気のソウルスターリングが2番手から力強く抜け出して快勝。3着に敗れた桜花賞の雪辱を果たし、阪神JFに次ぐG1・2勝目を挙げた。鞍上のルメールは先週のヴィクトリアM(アドマイヤリード)に続いて2週連続G1制覇。藤沢和師はオークス初勝利で、現役唯一のJRA重賞100勝に到達した。ルメール&藤沢和師はレイデオロでダービーに参戦。今週も目が離せない! 【レース結果】

 まさに魂を揺すぶる走り。これが本来のソウルスターリングの姿だ。怪物と呼ばれた2歳女王が失意の桜花賞から鮮やかに反撃。馬場中央を力強く駆け抜けた。ルメールはスタンドに向けて大きく右手をかざし、ガッツポーズ。「本当に強かった。ソウルスターリングはスペシャルホース。素晴らしい」。手放しで愛馬を褒め称えた。

 スタートを決めると道中は好位を追走。直線は早々と逃げたフローレスマジックをかわしにいった。早過ぎでは?どよめくスタンド。だが、鞍上に迷いはなかった。「早めに動いたのは内に閉じ込められたくなかったから。ちょうど前が空いたし、スムーズに走らせたいと思った」。脚色は最後まで衰えず1馬身3/4差の快勝。デビュー4連勝で臨んだ桜花賞は3着に敗れたが「桜花賞は外枠で、重い馬場も初めてだった。負けたけど自信はあった」。愛馬の力を信じ、正攻法で勝利をもぎ取った。

 その背でルメールは母馬を思い出していた。スタセリタとのコンビでは09年に仏オークスを制した。「母と凄く似ている。耳も脚(蹄)も凄く大きいし、跳びも大きくて、いいペースを維持することができる」。2番手から抜け出したレースぶりも一緒だ。母も騎手も海を越え、日本でのオークス母子制覇。前日に38歳の誕生日を迎えたフランスの名手は「とても特別な日になった。少し自分も年を取ってきたので、勝てたことに意味がある。まだやれるかな」と感慨深げに話した。

 もちろん、まだまだやれる。これで2週連続G1制覇。その手綱さばきは円熟味を増し、さらにさえ渡っている。今週はいよいよダービー。「もう一つ勝ちたいですね」と無邪気に笑った。09年は仏ダービーも制したルメール。歴史もまた、海を越えて繰り返すか。

 ◆ソウルスターリング 父フランケル 母スタセリタ(母の父モンズーン)牝3歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績6戦5勝 総獲得賞金2億7717万8000円。



【オークス】藤沢和師「前走でガッカリさせていたので…」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

名伯楽はちょっと照れくさそうに、それでも心からうれしそうに笑った。初黒星を喫した桜花賞からの巻き返しを図った1カ月。藤沢和師は「前走でみんなをガッカリさせてしまったので、ちょっと長い1カ月でした。長〜い直線でした」と振り返った。

 ソウルスターリングの素質はデビュー前から確信していた。トレセン入厩時にその姿に触れて思わずのけ反った。「桁違いかも…」。英G1・10勝の父フランケルと仏米G1・6勝の母スタセリタから生まれた筋金入りの欧州血統。「母の父もモンズーンなのに欧州血統の重厚さがない。凄く素軽い。パッと見ただけで走ると思わせた」。どんな母馬なのか、社台ファームに見に行ったほど。それだけにクラシック制覇は譲れなかった。「落ち着いていたし、調教も順調にできた。向正面に入っていい感じだったので、大丈夫かなと。オークスを勝たせてもらって本当に良かった」と安どの表情も見せた。

 今後は夏を休養に充て、海外遠征は“封印”する方針。「秋はどのレースにいくか。これからは東京でもいろいろなレースがあるから」と秋華賞だけでなく天皇賞・秋なども視野に入れている。

 これで現役唯一となるJRA重賞100勝の金字塔を達成。返す刀で今週はレイデオロでダービー初Vに挑む。「ずいぶん応援してもらって、長いことやらせてもらっている。私が力を入れると、ろくなことはないから」といつも通り自然体だが、ファンはもちろん期待している。「先生、おめでとう」「来週も頑張って」。レース後のスタンドからはルメールだけでなく、師にも祝福と応援の声が降り注いでいた。 [ 2017年5月22日 05:30 ]



【オークス】社台F吉田代表、感慨深げ「こういう馬が日本で…」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】社台RH吉田代表、海外遠征には慎重な姿勢― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】こん身の銀メダル!6番人気モズカッチャン2着― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】アドマイヤミヤビ3着確保 ミルコ「外枠響いた」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

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【オークス】戦い終えて― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】カリビアンゴールドの吉田厩務員がベストターンドアウト賞に― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

21日の東京競馬場の入場人員は6万807人で前年比100・8%、オークスの売得金は160億9629万9000円で同102・6%と、いずれも前年を上回った。








本日、最後の推奨レースの『オークス』で、やっと溜飲を下げられました。「ソウルスターリング」の1着固定で、相手を六頭の3連単(30点)で的中できました。

直前まで本命を「アドマイヤミヤビ」とで悩んだのですが、土曜の馬場状態を見て、内枠がアドバンテージになりそうな「ソウルスターリング」を軸にしました。

まあその外差しが決まりにくい馬場に、緩いペースの中で、「アドマイヤミヤビ」も強い競馬をしていると思います。

勝った「ソウルスターリング」もスタートを決め、内枠を生かせた感じ。「モズカッチャン」にインから交わされそうになりましたが、そこから突き放す余力があり、長くいい脚を使ってますよね。



【オークス】ソウルスターリングが完勝で女王に返り咲き!ルメールは2週連続G1制覇― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

「第78回優駿牝馬(オークス)」(G1、芝2400メートル)は21日、東京競馬場11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の1番人気・ソウルスターリング(牝3=藤沢和厩舎、父フランケル、母スタセリタ)が人気に応えて勝利した。これでG1・2勝目。1馬身3/4差の2着には6番人気・モズカッチャンが入り、さらに2馬身1/2差の3着は追いこんだ2番人気のアドマイヤミヤビだった。勝ちタイムは2分24秒1。

 ソウルスターリングは逃げたフローレスマジックの後ろの2番手集団でぴったりと折り合った。直線手前で先頭に並んだが、ルメールは追い出しを我慢。直線半ばで先頭に立つと内から並びかけたモズカッチャンとの叩き合いとなったが、あっさり抜け出して完勝した。

 勝ったソウルスターリングは世界的名馬・フランケルと、欧米でG1を6勝した名牝スタセリタの娘でデビュー前から注目を集めていた。デビューから3連勝で阪神JF(G1)を制し2歳女王となり、そのまま無敗で迎えた前走・桜花賞は馬場に苦しんで3着となったが、オークスでもファンは変わらず1番人気に支持していた。

 騎乗したルメールはアドマイヤリードで制した14日のヴィクトリアマイルに続き、2週連続G1勝利。中央G1は12勝目となった。管理する藤沢和師はJRA・G1単独トップの25勝目。オークスはともに初勝利。
[ 2017年5月21日 15:40 ]



【オークス】リスグラシュー不利が響き5着…武豊「ぶつけられてしまった」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】アドマイヤミヤビ3着まで追い上げるも M・デムーロ「外枠が響いた」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】桜花賞馬レーヌミノルは13着 池添「直線伸びてくれ…と願ったけど」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】2着モズカッチャン…和田はソウルに脱帽「勝ち馬が止まらなかった」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】ソウルスターリングが母娘“オークス”制覇!ともに鞍上はルメール― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【オークス】完勝ソウルスターリング導いたルメール「まだまだG1勝てます」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル


11R 優駿牝馬(GI)(第78回オークス) 3歳オープン 2,400 (芝) (牝) 55kg 15:40 WIN5

本賞金:10000、4000、2500、1500、1000万円

X 1 1 モズカッチャン 牝3 55 和田竜二 鮫島一歩
◎ 1 2 ソウルスターリング 牝3 55 C.ルメール 藤沢和雄
  2 3 フローレスマジック 牝3 55 戸崎圭太 木村哲也
☆ 2 4 ミスパンテール 牝3 55 四位洋文 昆貢
  3 5 モーヴサファイア 牝3 55 北村友一 池添学
  3 6 ハローユニコーン 牝3 55 田辺裕信 柴山雄一 鮫島一歩
  4 7 ディアドラ 牝3 55 岩田康誠 橋田満
  4 8 ホウオウパフューム 牝3 55 松岡正海 奥村武
  5 9 ディーパワンサ 牝3 55 内田博幸 松下武士
△ 5 10 ブラックスビーチ 牝3 55 北村宏司 角居勝彦
  6 11 レッドコルディス 牝3 55 吉田豊 高橋義忠
  6 12 ブラックオニキス 牝3 55 大野拓弥 加藤和宏
★ 7 13 レーヌミノル 牝3 55 池添謙一 本田優
〇 7 14 リスグラシュー 牝3 55 武豊 矢作芳人
  7 15 ヤマカツグレース 牝3 55 横山典弘 池添兼雄
▲ 8 16 アドマイヤミヤビ 牝3 55 M.デムーロ 友道康夫
  8 17 カリビアンゴールド 牝3 55 田中勝春 小島太
  8 18 マナローラ 牝3 55 蛯名正義 鮫島一歩


1 1 2 ソウルスターリング 牝3 55.0 C.ルメール 2:24.1   474 0 藤沢和雄 1
2 1 1 モズカッチャン 牝3 55.0 和田竜二 2:24.4 1 3/4 468 0 鮫島一歩 6
3 8 16 アドマイヤミヤビ 牝3 55.0 M.デムーロ 2:24.8 2 1/2 476 +2 友道康夫 2
4 4 7 ディアドラ 牝3 55.0 岩田康誠 2:24.8 アタマ 478 +2 橋田満 9
5 7 14 リスグラシュー 牝3 55.0 武豊 2:24.9 3/4 432 -4 矢作芳人 3
6 2 3 フローレスマジック 牝3 55.0 戸崎圭太 2:25.0 クビ 448 -4 木村哲也 5
7 6 12 ブラックオニキス 牝3 55.0 大野拓弥 2:25.4 2 1/2 410 0 加藤和宏 17
8 8 18 マナローラ 牝3 55.0 蛯名正義 2:25.6 1 1/4 452 +14 鮫島一歩 16
9 5 10 ブラックスビーチ 牝3 55.0 北村宏司 2:25.6 クビ 444 +4 角居勝彦 8
10 2 4 ミスパンテール 牝3 55.0 四位洋文 2:25.7 1/2 508 +6 昆貢 11
11 8 17 カリビアンゴールド 牝3 55.0 田中勝春 2:25.8 1/2 454 -4 小島太 14
12 3 5 モーヴサファイア 牝3 55.0 北村友一 2:26.0 1 1/2 490 -2 池添学 13
13 7 13 レーヌミノル 牝3 55.0 池添謙一 2:26.2 1 1/4 468 +2 本田優 4
14 3 6 ハローユニコーン 牝3 55.0 柴山雄一 2:26.4 1 1/2 432 +4 鮫島一歩 12
15 6 11 レッドコルディス 牝3 55.0 吉田豊 2:26.5 1/2 454 -6 高橋義忠 15
16 4 8 ホウオウパフューム 牝3 55.0 松岡正海 2:26.7 1 1/4 474 -6 奥村武 7
17 5 9 ディーパワンサ 牝3 55.0 内田博幸 2:26.8 1/2 432 -6 松下武士 18
18 7 15 ヤマカツグレース 牝3 55.0 横山典弘 2:27.9 7 448 0 池添兼雄 10

タイム
ハロンタイム 12.7 - 11.6 - 12.8 - 12.6 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.1 - 11.6 - 11.3 - 11.2 - 11.6
上り 4F 45.7 - 3F 34.1

コーナー通過順位
1コーナー 3,4(2,12,15)(1,5,17,13)(10,14,8)16,9,7(11,18)6
2コーナー 3(4,15)(2,12)(1,17,13)(14,8)(10,5)(9,16)(7,18)11-6
3コーナー (*3,2,4,15)12(1,17,13)(10,5,14,8)(9,16)7(11,18)-6
4コーナー (*3,2)(4,15)(1,12,13)(10,17,8)14(7,5,16)(11,9,18)-6

単勝 02 240円        
複勝 02 130円 01 350円 16 190円
枠連 1-1 2280円        
馬連 01-02 2290円        
ワイド 01-02 830円 02-16 370円 01-16 1680円
馬単 02-01 2790円        
3連複 01-02-16 4600円        
3連単 02-01-16 20130円



2 ソウルスターリング・・・終始前団をキープできたし、坂上では絶好の手ごたえ。坂の頂上ではモズカッチャンに迫られるシーンも見られたが、そのあと突き放した。

桜花賞では馬場の問題があったとはいえ、直線でモタモタする動きとなり、やっとこさ3着というまさかの内容になってしまった。前々走のチューリップ賞の手ごたえが良すぎたので、その反動が出た可能性もある。今回は終始前団にとりつき、いつでも先頭をうかがう競馬。2400の距離はこの馬にはやはり長い、という印象があるが、同世代の牝馬の中ではやはり一枚抜けた存在だったということをオークスで示した。

このあとは、いろいろ考えられるが、まだ対戦がないファンディーナが秋華賞を目指す予定。ここで完全に決着をつけるという路線がベターか。海外は来年まで待っても問題なさそうだ。

1 モズカッチャン・・・内を通り、一時はソウルスターリングに迫る勢いを見せたが、最後は地力の差が出たようだ。しかしながら、前走のフローラステークスは12番人気での勝利ということもあり、フロック視されていたが、オークスではそうした見方を払拭した。秋は、ソウル、ファンディーナとともに、「三強」を形成しそう。

16 アドマイヤミヤビ・・・前走の桜花賞が負けすぎだったものの、ここでも2番人気。直線で鋭く伸びた。しかし、このレースは前団勢が優勢となったため、3着どまりに終わってしまった。春の雪辱は秋に持ち越し、ということになる。

7 ディアドラ・・・直線でよく伸びてきた。今後の成長が楽しみ。

14 リスグラシュー・・・道中不利を受けた。1、2着はムリにしろ、3着はあったかもしれないだけに残念。

13 レーヌミノル・・・桜花賞の激走の反動が出たかも。距離も長かったかもしれない。

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