野田首相、代表再選確実に 党分裂のけじめは? 会期末退陣 勧める声も(gooニュース)
野田首相、代表再選確実に 党分裂のけじめは? 会期末退陣 勧める声も
2012年7月25日(水)08:02
(産経新聞)
「ポスト野田」有力候補である民主党の前原誠司政調会長、玄葉光一郎外相が9月の党代表選で野田佳彦首相を支持する考えを相次いで表明したことにより、首相の代表再選は確実となった。ただ、首相は、自らが「政治生命を懸ける」と明言した社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で党分裂を招いたことへの責任を痛感しているのも確か。どうけじめをつけるのか。今国会会期末(9月8日)に向け、進退をめぐり首相の心は揺れている。(加納宏幸)
◆反対勢力激減
前原氏、玄葉氏に加え、細野豪志環境相も出馬を否定。岡田克也副総理は首相の再選を支持する公算が大きい。「国民の生活が第一」の小沢一郎代表らの大量離党により反首相勢力は激減した。鳩山由紀夫元首相が対抗馬擁立を明言したところで馬淵澄夫元国土交通相や小沢鋭仁元環境相くらいしか見当たらない。
民主党最大の支持団体である連合の古賀伸明会長も24日夜のBSフジ番組で「5年で6人の首相が誕生した政治はよくない。続けるべきだ」と首相の再選を支持した。もはや首相再選を阻むのは難しい。
とはいえ、首相の胸中は複雑だ。6月以降の離党者は衆院41人、参院16人の計57人。衆院で民主党は250人で過半数割れ目前となった。
首相は24日の参院予算委員会でも「多くの離党者が出たことを党代表として深く反省をしなければいけない。責任の重さを痛感している」と語った。
もちろん再選への意欲は十分ある。沖縄・尖閣諸島の国有化、集団的自衛権行使の政府解釈変更-などの政治課題を次々と掲げたのはその証左だといえる。
◆楽観ムード
「積極的にいろんなことを言いなさんな。九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く。消費税1本に絞りなさい」
後見役の藤井裕久党税制調査会長は23日、「事が成就する目前に油断で失敗することがある」とのことわざを引き首相を諭した。再選への楽観論が広がれば、思わぬ反発を呼び、一体改革法案を成立させられないどころか、衆院で内閣不信任決議案が可決する事態さえ招きかねないからだ。
それでも楽観ムードは広がる。輿石東(こしいし・あずま)幹事長は参院民主党役員会で「代表選は自民党総裁選より前の方でよいのではないか。重なると埋没する」と代表選前倒しを提案した。先手を打って注目を集め、支持率アップを図ろうという薄っぺらな計算が透けてみえる。
◆「進退潔く」
そんな中、首相周辺には会期末での退陣を勧める声もある。
代表に再選され、衆院選に突入すれば、民主党は歴史的な大敗を喫する可能性がある。そうなれば敗軍の将として政治生命を絶たれるからだ。
「欲張るな。消費税増税ができただけでも大したもんだ。その後の身の処し方は潔くしろ!」
首相の古くからの相談役は、一体改革法案の成立後の速やかな退陣を促した。首相は黙って聞いていたというが、選択肢の一つとして心に留めているはずだ。
要するに、前原、玄葉、細野らは、万が一、自分が「総理代表」なんてなろうものなら、「大惨敗」が予想される次期衆議院選挙で惨めな姿をさらすことになると考えているからだろ。
よって、あの人はもういなくなったし、ま、これといった対抗馬なんて見つかるはずもないから、野田首相の「無投票再任」が望ましい、なんて考えているんじゃないの?
ということだと、民主党は明らかに「保身政党」に転落した、と言わざる得ないね。
だったら逆に、野田首相自ら辞任表明したら「面白くなる」んだけど。
でも、野田首相が辞任したら、民主党内には動揺が走ること必至。そればかりか、「あの人」がそうなった場合のどさくさ紛れに乗じて、あっという間に議員を引っこ抜く可能性もあるだろうな。
ま、いずれにせよ、民主党という政党に将来はなさそう。
野田首相、代表再選確実に 党分裂のけじめは? 会期末退陣 勧める声も
2012年7月25日(水)08:02
(産経新聞)
「ポスト野田」有力候補である民主党の前原誠司政調会長、玄葉光一郎外相が9月の党代表選で野田佳彦首相を支持する考えを相次いで表明したことにより、首相の代表再選は確実となった。ただ、首相は、自らが「政治生命を懸ける」と明言した社会保障・税一体改革関連法案の衆院採決で党分裂を招いたことへの責任を痛感しているのも確か。どうけじめをつけるのか。今国会会期末(9月8日)に向け、進退をめぐり首相の心は揺れている。(加納宏幸)
◆反対勢力激減
前原氏、玄葉氏に加え、細野豪志環境相も出馬を否定。岡田克也副総理は首相の再選を支持する公算が大きい。「国民の生活が第一」の小沢一郎代表らの大量離党により反首相勢力は激減した。鳩山由紀夫元首相が対抗馬擁立を明言したところで馬淵澄夫元国土交通相や小沢鋭仁元環境相くらいしか見当たらない。
民主党最大の支持団体である連合の古賀伸明会長も24日夜のBSフジ番組で「5年で6人の首相が誕生した政治はよくない。続けるべきだ」と首相の再選を支持した。もはや首相再選を阻むのは難しい。
とはいえ、首相の胸中は複雑だ。6月以降の離党者は衆院41人、参院16人の計57人。衆院で民主党は250人で過半数割れ目前となった。
首相は24日の参院予算委員会でも「多くの離党者が出たことを党代表として深く反省をしなければいけない。責任の重さを痛感している」と語った。
もちろん再選への意欲は十分ある。沖縄・尖閣諸島の国有化、集団的自衛権行使の政府解釈変更-などの政治課題を次々と掲げたのはその証左だといえる。
◆楽観ムード
「積極的にいろんなことを言いなさんな。九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く。消費税1本に絞りなさい」
後見役の藤井裕久党税制調査会長は23日、「事が成就する目前に油断で失敗することがある」とのことわざを引き首相を諭した。再選への楽観論が広がれば、思わぬ反発を呼び、一体改革法案を成立させられないどころか、衆院で内閣不信任決議案が可決する事態さえ招きかねないからだ。
それでも楽観ムードは広がる。輿石東(こしいし・あずま)幹事長は参院民主党役員会で「代表選は自民党総裁選より前の方でよいのではないか。重なると埋没する」と代表選前倒しを提案した。先手を打って注目を集め、支持率アップを図ろうという薄っぺらな計算が透けてみえる。
◆「進退潔く」
そんな中、首相周辺には会期末での退陣を勧める声もある。
代表に再選され、衆院選に突入すれば、民主党は歴史的な大敗を喫する可能性がある。そうなれば敗軍の将として政治生命を絶たれるからだ。
「欲張るな。消費税増税ができただけでも大したもんだ。その後の身の処し方は潔くしろ!」
首相の古くからの相談役は、一体改革法案の成立後の速やかな退陣を促した。首相は黙って聞いていたというが、選択肢の一つとして心に留めているはずだ。
要するに、前原、玄葉、細野らは、万が一、自分が「総理代表」なんてなろうものなら、「大惨敗」が予想される次期衆議院選挙で惨めな姿をさらすことになると考えているからだろ。
よって、あの人はもういなくなったし、ま、これといった対抗馬なんて見つかるはずもないから、野田首相の「無投票再任」が望ましい、なんて考えているんじゃないの?
ということだと、民主党は明らかに「保身政党」に転落した、と言わざる得ないね。
だったら逆に、野田首相自ら辞任表明したら「面白くなる」んだけど。
でも、野田首相が辞任したら、民主党内には動揺が走ること必至。そればかりか、「あの人」がそうなった場合のどさくさ紛れに乗じて、あっという間に議員を引っこ抜く可能性もあるだろうな。
ま、いずれにせよ、民主党という政党に将来はなさそう。
皇子山中学校教諭の守山進とかに象徴される様に
誰しも保身に走るものでは無いのですか?
人間に限らずどんな生き物でも
危機・ピンチの時にこそ己の本性が現れてしまうのでは無いでしょうか?
自分はそんなクズにはなりたくないです。
国民の器量を先ず何とかしないとね。
今の日本の色々な悪い状況なのかしらね。