菅直人内閣発足。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100608/plc1006081327015-n1.htm
実に11人が留任。
中には、普天間移転問題に関連して、連帯責任を負うべきではないか、と言われている人も含まれているが、参議院選挙が来月に控えていることから、このようにせざるを得なかったのだろう。
ということは、参議院選挙及び、9月に予定されている民主党代表選挙が終わると、内閣の顔ぶれが替わる可能性があるということなんだろうな。何せ、「小沢派」が一人もいないからね。
また、今回発表された閣僚の中には、今回改選につき、参議院選挙を戦う人もいる。仮に「落選」なんてことになると、大臣も辞めざるを得なくなるだろう。
とにかく、小沢辞任により、「V字回復」を果たしたといわれる与党内閣。
しかしながら、逆に言えば、マスコミの「小沢嫌い」に、回答者が翻弄されたがゆえの結果ではないかとも言われているから、額面どおりに受け取る有権者は意外と少ないのでは?
そして、実質初めて、予算編成を民主党を中心とした内閣で行うことになるだけに、何よりもまずは、「最初が肝心」。有権者も、政権交代を果たしたばかりの昨年9月の鳩山内閣発足時のような見守り方はしまい。
さらに、参議院選挙が終わると、最大で3年間は民主党を中心とする内閣が国家を掌ることになるわけで、その間、「小沢派」が黙っているとは思えない。
一方で、今やすっかり影が薄くなった感のある野党陣営。今のところ、与党に対しての攻めどころはあまりない。つまり、「敵失頼み」が現状ということでは、参議院選挙は厳しい戦いを強いられそう。