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はしか 全国で感染確認相次ぐ

2024-03-22 05:27:49 | その他
はしか 全国で感染確認相次ぐ “不安な大人はまず検査を” | NHK 2024年3月21日 21時13分

東京や大阪をはじめ全国で相次いではしかの感染者が確認されています。海外から帰国したり、観光で入国したりした人から感染したとみられ、ワクチンの接種を希望する人からの問い合わせが相次ぐクリニックもあり、専門家は「大人はまずは抗体検査などで自分の免疫を確認して必要性を判断してほしい」と呼びかけています。

海外から入国の人など 感染確認相次ぐ
先月以降、各地ではしかの感染者の報告が相次いでいて、奈良県では海外から入国した男性が感染していたことがわかり、この男性と接触のあった別の男性も感染が確認されました。

また、今月1日にはアラブ首長国連邦から帰国した大阪府の男性がはしかに感染していることがわかり、これまでに、この男性を含め同じ飛行機に乗っていたなどの男女、合わせて10人で感染が確認されています。

このほか、今月18日に東京都で東南アジアから帰国した男性の感染が確認されていて、厚生労働省によりますと、20日時点で全国で少なくとも15人の感染が確認されているということです。

国立感染症研究所のまとめでは、国内でのはしかの感染者は、新型コロナウイルスの感染が広がった2020年以降は年間数人から数十人程度にとどまっていますが、その前の2019年には世界的に流行し、国内でも700人を超える感染者が報告されています。

国立感染研究所は、世界で感染が拡大していることや、渡航制限が解除され移動が活発になっていることが拡大の要因ではないかと分析しています。

厚労省など “子どもの定期接種ワクチンは確保”
厚生労働省などによりますと、はしかを予防するワクチンについては、「定期接種」と呼ばれる子どもが公費で接種する分については必要量を確保しているということです。

ただ、定期接種以外の人が接種を希望したため、一部の地域から定期接種の子どものワクチンが不足しているという報告があがっているということです。

一方、製造・販売する大手国内メーカーは、ことし1月、ワクチンが十分に効果を発揮できるとされている数値が国の基準を下回ったとして一部のワクチンを自主回収し、はしかと風疹の混合ワクチンのみを出荷する状況が続いています。

この会社を含めた国内の製造販売会社などは、子どもが公費で接種する分については必要量を確保できているとしていますが、接種を希望する大人が想定以上に増えるなどして子どものワクチンが不足する事態を避けるため、当面、出荷を限定して行うとしています。

厚生労働省によりますと、定期接種の対象となっている子どもの接種を確実に行うほか、熱や咳のほか目の充血や発疹など、はしかを疑う症状がある場合は、公共交通機関の利用を控え、医療機関に事前に相談して指示に従ってほしいとしています。

専門家 “大人はまず抗体検査などで免疫確認を”
日本小児科医会公衆衛生委員会の副委員長の時田章史医師は「はしか」については、ワクチンが唯一の感染予防手段だとしたうえで「子どもが確実に接種できるようワクチンの供給が安定するまで、大人はまずは抗体検査などで自分の免疫を確認して必要性を判断してほしい」と呼びかけています。

時田医師は、はしかについて「ウイルスの感染力が非常に強く、後遺症が残る可能性が高い感染症だ。はしかを治す薬は開発されておらず、感染しないためにはワクチン接種が唯一の手段だ」としています。

はしかのワクチンは、2000年4月2日以降、1歳から2歳未満、5歳から7歳未満でかつ小学校就学前の1年間の年長の2回が「定期接種」と呼ばれる公費での接種の対象になっています。

一方、大人については、時田医師によりますと、国内ではかつて感染が広がっていたことや、大半の人がワクチンを1回は接種していることなどからはしかの抗体を持っている人が多いとしています。

こうしたことから、国内でワクチンの限定出荷が解除される見通しが立っていない中では、優先順位をつけて接種を進める必要があるとして「子どもの間で感染が広がると大きな流行につながるため、定期接種の対象である1歳や年長の年齢の子どもが確実に打てるようにすべきだ」と話していました。

そのうえで、持病があったり妊婦が家族にいるなど感染の広がりに不安を覚える人については「ワクチンを接種する前にまずは抗体検査で免疫を確認してほしい。そのうえで、自分が住んでいるエリアで流行が広がるなど差し迫った状況になった時に接種を検討してほしい」と呼びかけていました。

ワクチン接種の問い合わせ相次ぐクリニックも
はしかの感染者が全国で確認される中、都内のクリニックにはワクチンの接種を希望する人からの問い合わせが相次いでいます。

東京・杉並区の小児科や内科のクリニックでは、今月上旬ごろから子どもだけではなく大人も含めて、はしかのワクチン接種を希望する人がふだんは問い合わせがないにも関わらず、一日10件から20件ほど寄せられているといいます。

ワクチンの接種が任意だった現在50代以上の人や、定期接種が1回のみだった20代半ば以上の妊娠を希望する女性、それに妊婦の家族などからの問い合わせが多いといいます。

しかし、これまで大人など定期接種の対象外の人にも希望があれば全員に自己負担でワクチンを接種していましたが、ことし1月ごろから業者から仕入れられるワクチンの量に上限が設けられ、いまは原則、「定期接種」の子どもなどに限定して対応しています。

6歳の男の子の定期接種に訪れた30代の母親は「はしかは感染すると大変だと聞いていたので、接種できて安心しました。自分自身の接種歴ははっきりとわからないので、この機会に夫婦で確認したいと思いました」と話していました。

院長「国はワクチンの入荷見込み示してほしい」
クリニックでは、ワクチンの供給が安定するまで不安な人には自己負担での抗体検査を薦めているということですが、たむら医院の田村剛院長は「いつワクチンが通常どおり入荷できるかわかれば在庫量を調整して任意接種の希望者にも対応できるかもしれないので、国にはワクチンの入荷見込みを明確に示してほしい」と訴えていました。
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