名古屋・栄の新生児２遺体事件 → 遺体はいずれも死後1年以上経過

名古屋 赤ちゃん2人の遺体 38歳の女を逮捕 死体遺棄の疑い　NHK 2024年5月13日 17時24分

12日夕方、名古屋市の繁華街 栄にあるマンションの1室から赤ちゃん2人の遺体が見つかり、警察はこの部屋に以前住んでいた母親とみられる38歳の女の容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕しました。遺体はいずれも死後1年以上たっているとみられ、警察は死亡したいきさつなどを詳しく調べています。

逮捕されたのは、住所不定のアルバイト、入村恵容疑者（38）です。

警察によりますと、2019年ごろから12日までの間、以前住んでいた名古屋市中区栄のマンションの1室に、生後まもない性別不明の赤ちゃん2人の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いが持たれています。

12日午後5時ごろ、この部屋の契約者に清掃を頼まれたという人から「室内から悪臭がする箱を発見した」などと110番通報があり、警察が調べたところ、キッチンの収納スペースで段ボール箱の中に赤ちゃん2人の遺体を見つけたということです。

遺体は袋に包まれていて、いずれも死後1年以上たっているとみられますが、目立った外傷はなく、死因は特定できないということです。

調べに対し、入村容疑者は容疑を認めたうえで「2人の子どもは私が出産し、遺体を隠していました」などと供述しているということで、警察は赤ちゃんが死亡したいきさつなどを詳しく調べています。