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山崎豊子氏死去

2013-09-30 14:14:18 | その他
作家・山崎豊子さん死去…権力の矛盾切り込む


読売新聞 9月30日(月)13時26分配信



 「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など、巨大組織の暗部や戦争のむごさを浮き彫りにする長編小説を書き続けた直木賞作家の山崎(やまさき)豊子(とよこ)さんが29日未明、死去した。

 88歳。告別式は親族のみで行う。

 大阪・船場の老舗の昆布商で生まれ、1944年、毎日新聞大阪本社に入社。学芸部記者として在籍中の57年、生家をモデルにした「暖簾(のれん)」でデビュー。58年、2作目の「花のれん」で直木賞を受賞し、退社して作家活動に入った。

 国立大医学部の教授ポストをめぐる権力闘争を告発した「白い巨塔」(65~69年)以来、「華麗なる一族」(73年)、「不毛地帯」(76~78年)、ジャンボ機墜落事故を招いた航空会社の腐敗体質をえぐった「沈まぬ太陽」(99年)など、綿密な取材に基づく社会派の視点で、不条理な組織体質や権力の矛盾に切り込んだ。作品は相次いでテレビドラマ化されて高視聴率を上げ、映画でも話題を呼んだ。



「主役が不幸な結末を迎える」という異色のストーリー性が特徴だった。白い巨塔も華麗なる一族もそうだった。

そのストーリー性は、城山三郎にも通じるところがある。つまりは、小説でありながら、ノンフィクション的趣向が強かった、ともいえよう。

よって、上記の4つが代表作といえるが、いずれも話題作となり、かつ、テレビや映画化されても、概ね良い数字をもたらした。

一方で、あまりにもノンフィクション性が強いことから、たびたび「盗作」疑惑が取りざたされたことでも有名。

「良くも悪くも」、不世出の作家だったといえよう。

ご冥福をお祈りいたします。

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