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スプリンターズステークス回顧

2013-09-30 07:29:18 | 大レース回顧集
【スプリンターズS】1番人気ロードカナロア 貫禄の連覇!(スポニチアネックス)

第47回スプリンターズステークス(芝1200メートル・晴良16頭)は29日、中山競馬場11Rで行われ、岩田騎手騎乗の1番人気、ロードカナロア(牡5=安田厩舎、父キングカメハメハ、母レディブラッサム)が、差し切り優勝した。勝ち時計は1分07秒2。

 そろったスタートから、ハクサンムーンが先頭に立ち、2番手にフォーエバーマーク、3番手にパドトロワがつけ、ロードカナロアは中団でレースを進める。

 4コーナーから直線を迎えると、先頭のハクサンムーンが後続を離し逃げ切りを図ったが、外からロードカナロアが力強く脚を伸ばし先頭に迫ると、ゴール手前で粘るハクサンムーンをきっちり捉え、最後は3/4馬身差をつけてスプリンターズS連覇を果たした。

 2着ハクサンムーンから首差の3着には15番人気のマヤノリュウジンが入った。



<短評>

・ロードカナロア・・・直線で反応が鈍く、快ペースで逃げるハクサンムーンを捕らえられないのではないか、という懸念があったが、坂上できっちりとハクサンを捕らえ、サクラバクシンオーが1993年、1994年と連覇を達成したが、それ以来のスプリンターズステークス連覇を果たした。また、これでGI 5連勝。短距離・マイル部門の歴史に残る名馬とあいまった。次走は香港スプリントないし、マイルチャンピオンシップのいずれか、という話らしいが、いずれにせよ、年内一杯で引退することが決まっている。思うに、香港は去年すでに1回勝っているので、マイルチャンピオンシップのほうを走ってほしい気がするが、出走してきたならば、当然本命を背負うことになろう。

・ハクサンムーン・・・惜しい2着だった。前半600mを32秒9という快ペースで進み、直線に入ってもその勢いは衰えていなかった。ロードカナロア以外の人気どころがいずれも直線で伸びを欠いていたため、あともうちょっとでGI制覇に手が届きかけたが、残念。

・マヤノリュウジン・・・終始内目の5番手あたりをキープし、直線でもハクサンムーンに食らいついた。15番人気ながらも大健闘だった。最初は中央でデビューするも、2戦目からは名古屋競馬に転じ、再度中央入りしたという「たたき上げの馬」だが、今後の重賞戦線に期待したい。

・マジンプロスパー・・・直線で外からいい脚を使ってきたが4着。GIとなると、ワンパンチ足りない印象。

・アドマイヤセプター・・・終始ハクサンを追走したが、直線で力尽きた。しかしよく頑張ったのではないか。

・ドリームバレンチノ(6着)・・・直線で伸びを欠いた。

・グランプリボス(7着)・・・1200はこの馬にとっては、「忙しすぎる」のかも。

・サクラゴスペル(11着)・・・直線で一杯になってしまった。


スプリンターズSの売り上げは120億3845万2200円で対前年比101.8%とアップ。29日の中山競馬場の入場人員も4万1614人で同116.4%と伸び、盛況だった。

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