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12/29 大井・東京大賞典と回顧 サウンドトゥルー直線強襲V!

2015-12-30 11:12:25 | 大レース回顧集
【東京大賞典】サウンドトゥルー“音速差し”でG1初制覇!! ― スポニチ Sponichi Annex 競馬

新王者の誕生だ。ダート戦線の総決算「第61回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われた。3番人気のサウンドトゥルー(セン5)が差し切りG1初制覇。急成長を遂げた一年の最後を最高の形で締めくくった。史上最多のG1・10勝目を狙ったホッコータルマエは2着。1~5着をJRA勢が独占した。

 暮れの大井でニューヒーローが誕生した。最後の直線、サウンドトゥルーが大野の右ムチに応えて鋭く伸びる。前を行くホッコータルマエとの差を一完歩ごとに詰め、残り50メートルで先頭へ。最後は1馬身3/4差をつける快勝だ。

 大野は左手で小さくガッツポーズ。東京大賞典初騎乗の鞍上は11月のJBCレディスクラシックを同じ高木厩舎のホワイトフーガで制しており、今年は大井でG1・2勝。「これまではテレビで見ている立場だったが、こうして勝つことができてうれしい」と会心の笑みを浮かべた。

 レースは逃げるコパノリッキーをホッコータルマエがぴったりマークする展開。中団で速い流れに乗り切れず、3角手前で早々と鞍上の手が動いた。しかし、そこからが末脚自慢の真骨頂。大野は「展開は向いていると思ったが、追走に苦労した。それでも気合をつけたら食らいつこうという格好を見せていたし、長く脚を使ってくれた」と愛馬を称えた。

 この秋はJBCクラシック2着、チャンピオンズC3着。「ここ2戦は悔しい思いをしていたし、直線は力が入った」と高木師。惜敗続きに終止符を打ち、ついにG1タイトルを手に入れた。1年前にはまだ1000万下で惜敗していた馬。師は「馬が柔らかくなって反動が出なくなってきた」と飛躍の一年を振り返り、大野も「強い相手と戦って力をつけてきた。一戦一戦強くなっている」と成長に目を細めた。

 今後は未定だが、芝スタートが苦手なためフェブラリーSには向かわない見込み。春は交流G1、秋はチャンピオンズCが目標となる。チャンピオンズC3着→東京大賞典Vはくしくもこの日、下したホッコータルマエの2年前と同じ。来年のさらなる活躍は約束されたも同然か。大野は「来年は受けて立つ立場。人馬ともにさらにパワーアップして頑張りたい」と意気込んだ。有馬記念に続いて関東から登場した新星が、16年も競馬を盛り上げる。

 ◆サウンドトゥルー 父フレンチデピュティ 母キョウエイトルース(母の父フジキセキ) セン5歳 美浦・高木厩舎 馬主・山田弘氏 生産者・北海道新ひだか町岡田スタッド 戦績32戦8勝(南関東3戦2勝) 総獲得賞金2億9715万4000円。


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東京大賞典の売り上げは27億4963万900円(前年比120・2%)で、地方競馬の1レースでの売り上げ最高額となった。従来の記録は13年東京大賞典の26億824万5900円。また、大井競馬29日の売り上げ48億2683万8300円(前年比121・7%)も今年11月3日の大井JBC開催日を上回り、地方競馬歴代1位。なお、本場入場は3万4076人で前年比141・2%だった。

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2015年12月29日(火) 大 井 第10競走 ダート 2000m(外コース・右)16:30発走 第61回 東京大賞典GI

賞金 1着80,000,000円 2着28,000,000円 3着16,000,000円 4着8,000,000円 5着4,000,000円 

穴 1-1 ナムラビクター(牡6、57 秋山真一郎、栗東・福島信晴)
  2-2 プレティオラス(牡6、57 本橋孝太、大井・森下淳平)
  3-3 ユーセイクインサー(牝5、55 横川怜央、笠松・笹野博司)
X 3-4 ワンダーアキュート(牡9、57 和田竜二、栗東・佐藤正雄)
△ 4-5 サウンドトゥルー(セ5、57 大野拓弥、美浦・高木登)
〇 4-6 ハッピースプリント(牡4、57 宮崎光行、大井・森下淳平)
注 5-7 サミットストーン(牡7、57 石崎駿、船橋・矢野義幸)
  5-8 ケイアイレオーネ(牡5、57 真島大輔、大井・佐宗応和)
  6-9 ファルコンクロウ(牡6、57 達城龍次、浦和・岡田一男)
  6-10 グランドシチー(牡8、57 岩田康誠、美浦・相沢郁)
▲ 7-11 コパノリッキー(牡5、57 武豊、栗東・村山明)
  7-12 ユーロビート(セ6、57 吉原寛人、大井・渡邉和雄)
◎ 8-13 ホッコータルマエ(牡6、57 幸英明、栗東・西浦勝一)
  8-14 タッチデュール(牝6、57 内田利雄、笠松・山中輝久)


1 4 5 [J]サウンドトゥルー セ5 57.0 473kg +1 [J]大野拓弥 高木登 2:03.0 - 36.7 - 3
2 8 13 [J]ホッコータルマエ 牡6 57.0 502kg -8 [J]幸英明 西浦勝一 2:03.3 1 3/4 38.1 - 1
3 3 4 [J]ワンダーアキュート 牡9 57.0 509kg -13 [J]和田竜二 佐藤正雄 2:04.5 6 38.9 - 6
4 7 11 [J]コパノリッキー 牡5 57.0 532kg -2 [J]武豊 村山明 2:04.5 クビ 39.3 - 2
5 1 1 [J]ナムラビクター 牡6 57.0 530kg +2 [J]秋山真一郎 福島信晴 2:04.6 1/2 38.3 - 5
6 4 6 ハッピースプリント 牡4 57.0 532kg +3 [北]宮崎光行 森下淳平 2:04.9 1 1/2 39.5 - 4
7 6 10 [J]グランドシチー 牡8 57.0 495kg +5 [J]岩田康誠 相澤郁 2:05.0 1/2 38.9 - 8
8 5 7 サミットストーン 牡7 57.0 561kg +1 石崎駿 矢野義幸 2:05.5 2 1/2 39.2 - 7
9 5 8 ケイアイレオーネ 牡5 57.0 578kg -6 真島大輔 佐宗応和 2:05.6 クビ 39.0 - 10
10 7 12 ユーロビート セ6 57.0 542kg +1 吉原寛人 渡邉和雄 2:05.8 1 1/4 38.0 - 11
11 2 2 プレティオラス 牡6 57.0 466kg ±0 本橋孝太 森下淳平 2:06.2 2 37.2 - 9
12 6 9 ファルコンクロウ 牡6 57.0 483kg +3 達城龍次 岡田一男 2:06.4 1 38.1 - 12
13 8 14 [笠]タッチデュール 牝6 55.0 432kg +4 内田利雄 山中輝久 2:09.4 大差 40.1 - 14
14 3 3 [笠]ユーセイクインサー 牝5 55.0 441kg +1 横川怜央 笹野博司 2:12.3 大差 43.6 - 13










【東京大賞典】サウンドトゥルーが暮れのダート王に - 予想王TV@SANSPO.COM

史上初の東京大賞典3連覇へ。歴戦のダート王ホッコータルマエの目論見を打ち砕いたのは、JBCクラシック2着、チャンピオンズC3着と着実に力をつけてきたダート界の新星サウンドトゥルーだった。

 12月29日(火)の大井競馬10R、第61回東京大賞典(国際GI、サラ3歳以上、選定馬、定量、ダート2000メートル、14頭立て、1着賞金=8000万円)は、大野拓弥騎手騎乗で3番人気のサウンドトゥルー(美浦・高木登厩舎、セン5歳)が直線大外から鋭く追い込んでGI初制覇。タイムは2分3秒0(良)。


当然のようにコパノリッキーがハナへ。スーッと外からコパノリッキーをぴったりマークに出たのはホッコータルマエ。相手は1頭、といわんばかりに外めの1馬身後ろにつけてプレッシャーをかける。好スタートを切ったワンダーアキュートと、意欲的に前につけるハッピースプリントが並んで3番手。

 4コーナーで外から並びかけたホッコータルマエがコパノリッキーを競り落として直線半ばで一旦は先頭に立ったが、馬場の外めを一気にサウンドトゥルーが突き抜けた。

 ホッコータルマエ(1番人気)は1馬身3/4差の2着。さらに6馬身差の3着には6年連続の出走でここが引退レースとなるワンダーアキュート(6番人気)、そこからさらにクビ差遅れた4着にはコパノリッキー(2番人気)が入線した。


暮れの大一番で初GI制覇。ダート王の称号を手にしたサウンドトゥルーの手綱を取った大野拓弥騎手は、「一戦一戦、本当に強くなっていて、それでも、なかなかGIを勝てなかったんですが、最後の東京大賞典できれいに締めくくれて本当に良かったと思います」と笑顔をみせた。「展開はこの馬に向いていると思いながら乗っていましたが、思ったよりペースが速くて追走に苦労していました。それでも気合をつけたら、食らいつこうという格好を見せてくれたので-。直線ではホッコータルマエをすぐにとらえられるだろうと思っていましたが、さすがにGIを何度も勝っている馬ですね。最後は接戦になりましたが、勝ててよかったです」と愛馬の頑張りをたたえた。

 東京大賞典の勝ち馬サウンドトゥルーは、父フレンチデピュティ、母キョウエイトルース、母の父フジキセキという血統。栗毛のセン5歳。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬で、山田弘氏の所有馬。通算成績は32戦8勝(うち地方3戦2勝)。重賞は2015年交流GII・日本テレビ盃に次いで2勝目。高木登調教師、大野拓弥騎手ともに東京大賞典は初優勝。



5 サウンドトゥルー・・・上記のアンカツの話の通り、後方待機策を余儀なくされたチャンピオンズカップとは違って、東京大賞典は地方馬が半数以上いるため、中団あたりの位置取りができた。となれば、近走の直線での豪脚ぶりからすると、当然のことながら突き抜けられる。ホッコータルマエとは直線に入ってから脚色が断然違っており、待望のGI制覇を果たした。セン馬なので、この先、競走生活を全うできるところまで走り続けるはず。中央でもGIを勝てるようならば、海外遠征をさせてみるのも面白いかも。セン馬ならではの将来性を、この先拓いてもらいたい。

13 ホッコータルマエ・・・王道の競馬を見せたが、如何せん、直線で脚がなくなっていた。まだ見限れるような走りではないが、幾分ズブくなっている様子がうかがえる。この先、自身よりも若い馬がライバルとしてどんどんたちはだかってくることもあり、来年は正念場となるだろう。

4 ワンダーアキュート・・・ついにこのレースが引退レースとなったが、最後の最後までしぶとい競馬を見せてくれた。記憶に残る馬として、今後も語り継がれていくことだろう。

11 コパノリッキー・・・ハナを奪って逃げたが、直線を向いて図ったかのようにホッコータルマエに来られてしまった。JBCクラシック勝利時の気迫が感じられなかった。

1 ナムラビクター・・・直線でよく追い込んできた。

6 ハッピースプリント・・・終始ホッコータルマエをマークしたが、直線でついていけなくなった。このあたりが、JRAの一線級との壁なのかもしれない。

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