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フェブラリーステークス2024回顧:ペプチドナイル初重賞勝ちがGI制覇!

2024-02-18 19:56:42 | 大レース回顧集


2024年 フェブラリーステークス(GⅠ) | 第41回 | JRA公式



アンカツ(安藤勝己)


(フェブラリーステークス、2024年2月18日 15:40、GI、東京11R、ダート・左1600m)

2月18日の東京11Rで行われた第41回フェブラリーステークス(4歳以上オープン、定量、GI、ダート1600メートル、16頭立て、1着賞金=1億2000万円)は、藤岡佑介騎手のペプチドナイル(牡6歳、栗東・武英智厩舎)が好位追走から直線で力強く伸び優勝。11番人気で単勝オッズ38倍の低評価を覆しGI初制覇を果たした。藤岡佑騎手は、2018年NHKマイルC(ケイアイノーテック)以来、約5年9カ月ぶりのJRA・GI制覇。タイムは1分35秒7(良)。

1馬身1/4差の2着には初ダートのガイアフォース(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着に武豊騎手のセキフウ(13番人気)が入り、3連単153万超の波乱となった。なお、1番人気のオメガギネスは馬群に沈み14着に敗れた。


フェブラリーSを勝ったペプチドナイルは、父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ、母の父マンハッタンカフェという血統。北海道浦河町・杵臼牧場の生産馬で、馬主は沼川一彦氏。通算成績は20戦8勝。重賞は初勝利。武英智調教師はJRA・GI初勝利、藤岡佑介騎手はフェブラリーS初勝利。

◆藤岡佑介騎手(1着 ペプチドナイル)「厳しいペースで追走して早めに先頭に立ったので、何とか粘ってくれって感じでした。この馬自身が頑張ってくれましたね。想定以上に楽に好位が取れたので、このままの手応えで回ってこれないかと、期待しながら乗っていました。楽に先頭に立ったので何とか押し切れないかなと思いましたが、直線は長かったです。人気薄でしたが、おめでとうと言っていただけてうれしかったです」


2024年2月18日(日曜) 1回東京8日 発走時刻:15時40分 天候:晴 ダート;良 11レース ウインファイヴ5レース目 第41回フェブラリーステークスGⅠ 4歳以上オープン(国際)(指定)定量 コース:1,600メートル(ダート・左)

本賞金(万円)1着12,000 2着4,800 3着3,000 4着1,800 5着1,200
付加賞(万円)1着361.2 2着103.2 3着51.6


1 枠5黄 9 ペプチドナイル ブリンカー 牡6 58.0 藤岡 佑介 1:35.7 4 4 37.5 528(-6) 武 英智 11
2 枠4青 7 ガイアフォース 牡5 58.0 長岡 禎仁 1:35.9 1 1/4 8 8 37.2 494(-6) 杉山 晴紀 5
3 枠4青 8 セキフウ 牡5 58.0 武 豊 1:35.9 クビ 14 14 36.4 490(-9) 武 幸四郎 13
4 枠5黄 10 タガノビューティー ブリンカー 牡7 58.0 石橋 脩 1:35.9 ハナ 11 9 37.0 520(0) 西園 正都 7
5 枠6緑 11 キングズソード 牡5 58.0 岩田 望来 1:36.0 1/2 11 12 37.0 520(+10) 寺島 良 4
6 枠7橙 13 レッドルゼル 牡8 58.0 北村 友一 1:36.5 3 16 15 36.9 490(0) 安田 隆行 6
7 枠2黒 3 カクチ ミックファイア 牡4 58.0 矢野 貴之 1:36.5 ハナ 10 9 37.6 486(-8) 渡辺 和雄 9
8 枠7橙 14 ウィルソンテソーロ 牡5 58.0 松山 弘平 1:36.6 アタマ 2 2 38.5 484(-3) 小手川 準 2
9 枠8桃 15 ドンフランキー 牡5 58.0 池添 謙一 1:36.6 アタマ 1 1 38.7 592(+4) 斉藤 崇史 10
10 枠8桃 16 アルファマム 牝5 56.0 R.キング 1:36.7 3/4 15 15 37.0 464(-2) 佐々木 晶三 12
11 枠1白 1 カクチ イグナイター 牡6 58.0 西村 淳也 1:36.7 クビ 2 2 38.6 512(+9) 新子 雅司 8
12 枠2黒 4 ドゥラエレーデ 牡4 58.0 B.ムルザバエフ 1:36.8 クビ 4 4 38.5 514(+4) 池添 学 3
13 枠6緑 12 カクチ スピーディキック 牝5 56.0 御神本 訓史 1:37.7 5 9 9 38.9 484(-3) 藤原 智行 15
14 枠3赤 5 オメガギネス 牡4 58.0 C.ルメール 1:38.0 1 3/4 6 6 39.5 496(+2) 大和田 成 1
15 枠3赤 6 カラテ 牡8 58.0 菅原 明良 1:38.3 2 11 12 39.2 534(-6) 辻野 泰之 16
16 枠1白 2 シャンパンカラー 牡4 58.0 内田 博幸 1:38.4 1/2 6 6 40.0 508(+4) 田中 剛 14


ハロンタイム 12.0 - 10.8 - 11.1 - 11.7 - 12.3 - 12.5 - 12.4 - 12.9
上り 4F 50.1 - 3F 37.8
コーナー通過順位
3コーナー 15(1,14)(4,9)(2,5)-7,12,3(10,6,11)-8-16,13
4コーナー 15(1,14)(4,9)(2,5)7(3,10,12)(6,11)-8(16,13)
払戻金
単勝
9 3,800円 11番人気
複勝
9 850円 8番人気
7 510円 7番人気
8 1,030円 11番人気
枠連
4-5 6,140円 22番人気
ワイド
7-9 5,500円 49番人気
8-9 11,050円 71番人気
7-8 4,820円 44番人気
馬連
7-9 27,850円 57番人気
馬単
9-7 62,030円 119番人気
3連複
7-8-9 197,060円 282番人気
3連単
9-7-8 1,530,500円 1728番人気

・9 ペプチドナイル・・・終始4番手あたりを進む。直線半ば過ぎ付近の追い比べになって一気に先頭に。後方待機組の追い込みを尻目に押し切った。重賞初制覇がGI制覇とあいまった。

芝はデビュー2戦で見切りをつけ、3戦目以降はダート一本。すると3連勝を挙げる。だが、3勝クラスでいささかてこずった。2022年秋にオープン入りを果たし、オープン初の勝利は2023年の函館・大沼ステークス。続く函館・マリーンステークスも勝った。しかしその後は12/28の阪神・ペテルギウスステークスの勝星があるのみ。重賞ではここまで、3戦して一度も3着以内にすら入っていなかった。

オープン入り後は逃げの手に出るなど、果敢に前々での競馬を心掛けていた。もともとダートに適性がある馬だが、オープンの競馬に慣れるのに時間がかかったんだろう。今回が初の重賞勝ちとなったが、「勝つ味」を今後さらに覚えると、この先も大きなタイトルを積み重ねていけるかもしれない。

・7 ガイアフォース・・・初ダート戦がいきなりGIとなったが、ダートの追い込みの猛者を相手に最後の最後で2着を確保。セントライト記念を勝ち、菊花賞で1番人気に支持された潜在能力は伊達ではなかった。

・8 セキフウ・・・後方3頭目から鋭い脚を披露。展開次第の馬だが、末脚は一級品。

・10 タガノビューティー・・・惜しくも3着以内を逃したが、東京ダートで過去5勝を挙げている「府中巧者」ぶりを披露。そして、左回りのダートはよく走る。

・11 キングズソード・・・大接戦の2着争いを制することができず5着。まだ本物の力がついていない。

・5 オメガギネス・・・道中は5~6番手にいたのだが・・・。14着は負けすぎ。
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