公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

7月31日の優勝戦・重賞結果

2010-07-31 23:23:45 | 各日の公営競技

・競輪

A級 山信田学 611

A3 井上嵩 111

弥彦

A級 芦澤辰弘 511

A3 近藤寛央 511

佐世保

A級 太田黒大心 131

A3 福島栄一 111

・競艇

桐生 上瀧和則 1311111

丸亀  大賀広幸 41221234211


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現日本代表監督とは

2010-07-31 18:25:19 | 競輪

私はよく知らないのだが、現日本代表監督の折本裕樹氏というのは、取手一高の監督時代、長塚智広を指導していたみたいだな。2009年のジュニア世界選ではコーチとして帯同し、元砂勇雪に銀、上野みなみに銅メダルをもたらしている。

ま、監督ではなかったとはいえ、ジュニア世界選で実績をもたらした、ということが評価されたのかもしれない。

しかしながら、エリートとジュニアでは強化方法がまるっきり違ってくるので、ジュニア時代の「実績」を額面どおり信頼することはできない。要は、ジュニアも確かに「勝つ意識」を持つことは大事なんだが、成長過程にある手前、それなりの伸びしろという面も見ないといけないのに対し、エリートの場合、はっきりいって「勝つこと」しか求められていないからね。育成とか言っている場合じゃない。要は勝つための布陣をどう選び、かつ実績に繋げていくか、それしか求められていない、ということ。

にもかかわらず、永井や深谷の目からは、折本氏の指導方法にそれが感じられない、ということなんだろうな。

だったらいいじゃない、謝罪しない限り、永井も深谷も二度とナショナルチームには呼ばないぞ!って脅しをかけてやればいい。それくらいするのが、「プロ監督」であるならば当然だが、折本氏には果たして、そうした覚悟があるかどうか。

もっとも、臨時コーチなどを必ずつける必要があるだろうな。

ひょっとすると、折本氏は「暫定就任」で、ロンドンを目指すにあたっては他の指導者を招聘することも考えられるんだろうが、とりあえずは、折本氏に託すしかあるまい。

コメント (2)
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本気で勝ちたいのか?

2010-07-31 02:25:23 | 競輪

どうやら、理由はマニェがやめたことに起因するようだな。

60億円割れ心配のコメントより

深谷・永井両選手のナショナルチーム離脱について (FtI4C) 2010-07-31 00:13:03  

中日スポーツの西尾敦氏の記事(7/21)によると「首脳陣や指導者への大きな不信感」が理由だそうな。指導力のない監督でトレーニング、合宿のメニューは物足りないし、感覚も古い。こんなナショナルチームで世界で戦うなんてバカバカしいと判断したらしい。 両選手とも世界で戦いたい。だからこそ今回苦渋の決断をしたんだと思う。JKAとJCFはこれをどう受けとめるのか?それが問題と思う。


去年、フレデリック・マニェが監督を退任したが、マニェがやめると、トレーニングの質は格段に落ちるみたいだな。

中野浩一の「師匠」とも言われるモレロンは中国に取られてしまったし、外国人指導者の招聘は今、極めて困難。

今の日本ナショナルチームの指導者は、競輪選手上がりの人で占められているので、 「競輪流」のやり方がしみついてしまっているのは確か。

競輪流の指導法というのは、ともすれば、タイム軽視になりがち。下手をすると、乗り込むことで自然と脚力がついてくる、なんて考えている人が少なくないかもしれない。

だからではないが、日本の選手は個人タイムトライアル系種目が弱い。フライングタイムトライアルでは、今やハロン9秒台勝負になってきているというのに、10秒半ばぐらいしか出ない。これでは、世界選だと、FTTを走るだけで終わってしまう。1kmタイムトライアルも、十文字がアトランタで3位に入ったことが今や「奇跡」と思われるほどに弱いね。

ま、チームスプリントについてはかろうじて、競輪でやっている「追走技術」が役立っているせいか、かろうじて五輪、世界選では入賞レベルにあるが、長塚のロケットダッシュに頼れなくなると、果たしてどうなるか分からない。

ケイリンだって、日本の選手は決まって残りあと2周過ぎに急激にペースが上がっていくが、そこで取り残されてしまう。よって、残りあと1周地点では決まって番手が悪い。つまり、同じパターンで毎度毎度負けている。これはひとえに、極限までタイムにこだわるようなトレーニングをやってない証拠。

こんな話がある。

昨日、清水宏保の関連記事をちょっと見てたんだが、全盛期、十文字貴信の師匠である川村恵三に自転車のトレーニングをみてもらったところ、川村がビックリしていたが、清水は連続で5本モガいていたそうである。

中野浩一が確か、世界選直前に必ずそれくらいもがいていた、という話は聞いたことはあるが、要は清水は、練習の質からいえば、「本職である」競輪選手よりもはるかにしのいでいたのである。競輪選手の場合、トップクラスであっても、せいぜい1本が限界なんだとか。

それと、期が若い選手ほど1kmのタイムが悪いという話はよく聞く。要はこれはフォームが悪いんだろうな。ただ自転車に乗って走っているだけ、では、タイムは絶対に出ない。

しかし、そうしたところまで、指導者がいちいち目を光らせるのははっきりいって困難だろう。ゲーリー・ウェストははっきりと、競輪選手の個々のレベルは相当に低い、と豪語していたからね。だから、勝てるチャンスがあるのはチームスプリントしかない、と決めていたらしい。

でも、ゲーリーのようなドライなやり方も実は嫌いなんだろ。永井が途中で外されたとき、

「こんなやり方は日本人には合わない!」

って批判していたのは一体誰なのか? 

確かに、指導者のレベルの問題が、結果に大きく左右するのは事実。だからといって果たして、ゲーリー、マニェ時代に競輪選手が彼らの指導以上の成果を出したかというと、決してそうではなかったのではないか。

「勝ちたい」という意識がまずは先決ではないのか。それがなければ、指導者がどうとかいったところで、結局成果は出ないと思うけどね。

コメント (2)
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