中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

回復力

2012-03-11 10:10:52 | 山形交響楽団
 まだ昨日の山響定期での、ショーソン「詩曲」が耳から離れません。誰も見たことのない、夜の暗闇の海のような深い曲です。大好きな曲です。昨日のソリストの郷古氏も素晴らしかった。


 ところで、娘の熱はやはり「B型インフルエンザ」でした。しかし、病院でもらった「リレンザ」の効果なのか、今朝は熱もだいぶ下がって元気になりました。子供は強いですね・・・おじさんよりもかなり。

 しかし、当然まだ菌はたくさんあるはずなので、家族も気をつけなければいけません。

 私も今回、「インフルエンザ菌には体内アルコール消毒が効かない」ということがよくわかったので、気をつけることにします。
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再上陸

2012-03-09 23:05:51 | 危機管理
 鶴岡での山響の定期演奏会を終えて、先ほど帰って来ました。


 家に着くと・・・おや、娘がもう寝ている。いつも夜更かしなのに珍しい。

 と思ったら、聞くと40度近い熱が出ているとか。ついに来たかインフルエンザ。・・・でも、どうして今頃。この間、私がかかった時も感染しなかったのに。

 なんと・・・幼稚園では「B型」が流行っているらしい。


 我が家がパンデミックにならないように、今日は家族全員、早く寝ることにします。私も「A」「B」、コンプリートしないように気をつけます。
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卒業生

2012-03-08 08:57:02 | 危機管理
 息子の卒業式が近づいています。早いものですね。ついこの間、小学生になったばかりのような気がします。6年間でそうなのですから、この先、中学や高校もあっと言う間なのでしょう。
「おふくろ、めし。おやじ、かね。」ぐらいしか言わなくなるのも、もうすぐかな・・・。


 昨日は「卒業生を送る会」だったようで、ウチの奥さんが撮影してきたビデオを、夕食の時に見ました。在校生が運動会のように「応援エール」を送ったり、それに応えて卒業生が合奏などをして、最後は全員で合唱するというイベントです。

 卒業生たちは、ずいぶん大人びて見えました。息子はチビなのでそれほどでもありませんが、もはや小学生とは思えないような、スラッと伸びた「若者」がたくさん映っていました。特に女の子はすごい。とても息子と同い年だとは思えないような「お姉さん」がたくさんいます。幼稚園の時はみんなただの「ちびっ子」だったのに。

 中にはもう思春期に入ってしまって、わざと斜めに立って、すかしてるような男の子もいました。はいはい・・・そういう年頃なのね。一生懸命にダラッとした態度をとっているのが、むしろ微笑ましい。そしてそんな奴も合奏の時はちゃんと一緒にピアニカを吹いているのが、やっぱり山形の良い子です。


 雪が融けた頃には、みんな中学生。ここでも「春」が近づいています。
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魔境?

2012-03-07 10:42:55 | 山形交響楽団
 きちんと変換の登録をしていないので、キーボードで久しぶりに「やまきょう」と入力すると「屋魔境」と変換されてしまいます。みなさんもそうなのでしょうか?(「屋魔境」・・・なかなか味わい深い)


 さて、「山響」は昨日から定期演奏会のリハーサル。客演指揮者の下野竜也氏が来ています。ある程度定期的に登場する客演の中では、もっとも楽団員からの信頼があつい指揮者です。私も大賛成です。

 こういう良い指揮者が来ると、「良い指揮者と、そうでない指揮者は何がここまで違うんだろう?」とリハーサル中に考えてしまいます。


 前から思っていることですが、指揮者の仕事は「騎手」に似ていると思います。自分が走るわけではなくて、「いかに馬を走らせるか」を考えるわけです。

 もっともっと速く走らせたいからといって、さらに強力なムチを持ち出したり、名前は知りませんが、あの足を入れて馬のわき腹をどつく器具のトゲトゲをより鋭くしたりしても意味はないし、むしろ逆効果なのです。一回だけなら何とかなっても、度重なると馬はどんどん傷ついて、まともに走れなくなってしまうでしょう。

 実際はどうか知りませんが、名騎手は馬の気持ちがよくわかる人のはずです。最大限の力を引き出すには、馬が快適に「走ることが楽しい」と思わせる持っていき方を知らなくてはならないはずです。「生き物」を相手にしているわけですからね。


 今回はサンサーンスの「交響曲2番」という、普通よく知らない曲がメインの、フランス物をあつめたプログラムですが良いコンサートになると思います。
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右大臣

2012-03-05 17:57:04 | お酒の話し(山形県)
 外はまだ雪景色ですが、「ひな祭り」が終わりましたね。我が家では特に、何もしませんでした。飾りも、娘が幼稚園で自分で作って来たものだけ。慌ただしく過ぎ去ってしまいます。

 
 「ひな祭り」といえば「右大臣」。歌のなかでは、一人で酒飲んで赤くなっているらしい、好人物です。きっと良い人に違いない。

 ということで私も負けずに、「しろざけ」を赤くなるまで飲もうかと。我が家では「最近、飲むと少し顔赤くなるようになったね・・・」と言われております。(歳とったかな。)


 さて、この時期の「しろざけ」といえば、もちろん楯野川の「濁流」。この間、酒屋で見つけて「もう一年経ったのか・・・」と驚いてしまいました。私が、時の流れや季節の移り変わりをもっとも強く感じるのは、やはり酒屋の冷蔵庫です。ここにこそ四季とともに生きる日本人の心が詰まってます(おおげさか)。


 家に帰って、底にたまっている「おり」をゆっくりと撹拌してから、お気に入りのグラスを探していると「バシュッ!」という轟音が。中のガスでフタが飛んで天井に命中していました。

(あぶないところだった・・・蛍光灯にでも当たってたらどれだけ叱られていたことか)

「今の音なに?」
「えっ・・・なんでもないよ。(心をおちつかせて)」


 近づく春を感じつつ、「活きのいい」酒で、おひなさまに乾杯しました。
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春よ来い

2012-03-03 21:12:26 | 山形
 入間での公演を終えて昨晩、山形に戻りましたが、相変わらず荒天を連れて回っているような感じ。関東では冷たい雨、北上して那須高原あたりから雪に変わり、福島に入った頃には本格的な大雪。除雪車や事故で渋滞する、暗い吹雪の中を、はるばる帰る羽目になりました。・・・もう三月なのに。

 これだけ雪の多い、寒い冬が長く続くと、「春が待ち遠しい」という気持ちを体感します。

 そして春が来た喜びというものは、「春眠暁をおぼえず」みたいなのんびりとした、おだやかなものではなく、「助かった・・・」という切実なものだということがよくわかります。砂漠でオアシスを見つけたような。

 そろそろ本当に、いい加減、雪にも飽き飽きしてきた感じです。


 今日は山響のリハーサルで米沢に行きましたが、さすが米沢。たまっていくばかりで減らない雪が、そこらじゅうに盛り上がって、どこも視界が狭い。ホールを出て少し歩きましたが、道の脇の歩道が積もる雪で盛り上がり、丘のようになっていて、歩くうちに行き交う車を見下ろす高さになってしまう所がありました。

 人も街も、じりじりするような気持ちで、春を待っています。


 ラジオを聴いていたら、「毎日除雪しても次の日にはもう、除雪する前以上に積もっていて切りがない・・・もういやだ」みたいなお便りが読まれていました。屋根の雪を下ろして、屋根より高くなっている雪山に、さらに積み上げるとか。

 安部公房の「砂の女」のようです。砂丘に掘った穴の中に建っている家に閉じこめられて暮らす。来る日も来る日も一日中、落ちてくる砂を掻き出さないと埋まって死んでしまう・・・


 砂と違って、雪は暖かくなれば融けてなくなるのが良いところ。それももうあと少しです。…春の花粉が嫌いな私も、今年は暖かい春が待ち遠しいです。
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東京見物

2012-03-02 09:16:51 | 旅の空
 昨日はオフ。公演するはずだった学校が、インフルエンザで休校のため、延期になってしまったのです。

 旅先でのオフ・・・ということで、ホテルで寝てるもよし、観光で東京見物をするもよし。

 なのですが、私の場合は実家に滞在しているので、普通にのんびり過ごし、昼頃、久しぶりに渋谷へCDを買いに行きました。


 ハチ公の前のスクランブル交差点を渡ると・・・あっ、そうか!HMVなくなったんだっけ。今頃驚いている方が驚かれそうですね。

 ・・・ということは?文化村の方の「109」の中に行けばいいのかな?

 それはもっと古い。HMVがそこにあったのは、さらにずっと前の話。

 ・・・じゃあ、道玄坂のヤマハ・・・も無いんだった。


 ということで、タワーレコードへ。まったく、浦島太郎状態です。タワーレコードは以前と同じ場所にあって、いまだにクラシックだけのために1フロアあったので、すごく安心しました。


 そこへ向かう途中も、すっかり店が入れ替わって寂しい。渋谷は池袋と同じように、自分の青春の思い出がたくさんある街ですが、このように来る度に浦島的な気分になると、めっきり老け込んでしまいます。


 しみじみと東京見物を噛みしめました。
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