映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡

2018年11月08日 | 映画(さ行)

ジャングルをさまよい歩く

* * * * * * * * * *


ヨッシー・ギンズバーグがボリビアのジャングルでの壮絶な遭難体験を綴った本を映画化したものです。



3年の兵役を終えて、刺激を求め旅を続けるバック・パッカー、ヨッシー(ダニエル・ラドクリフ)。
ボリビアのジャングルの奥地にある未開の原住民が住むという地を目指して、
4人のグループで出発します。
最後の辺境の村を出てからは、ろくな地図もなくもちろん道もないので、
ひたすらジャングルの中をかき分けて歩みます。
やがて意見の対立から2名ずつ二手に分かれることになりますが、
事故で結局ヨッシーは、一人でジャングルをさまようことに・・・。
肉体的にも精神的にもボロボロになりながら、一番近くの村を目指そうとしますが・・・。

ジャングルの中を行けども行けども、またジャングル・・・というのはいかにもつらそうですが、
あとで思うに、4人でいるうちはまだ全然良かったのです。
たとえ諍いが起こったとしても。
たった一人で歩まなければならなくなった時、
その恐怖感、孤独感に押しつぶされそうになりますね。
現にヨッシーは幻聴や幻覚の症状まで現れます。
危険な生物もいるでしょう。
方向は確かなのか。
・・・というところで、彼は以前に仲間から聞いた言葉を思い出します。
「川沿いに下流に進めばきっと村がある」。
以前なにかの映画でもこのことは聞いたことがあります。
されど、言うは易し。
川沿いにきちんと道が整備されているわけではないですしね。



ダニエル・ラドクリフ、魔法無しで、生身でがよく頑張ったねえ・・・などと思ってしまった。
いやという程、延々とジャングルをさまようシーン、
本当に一刻も早く村にたどり着きますように・・・とひたすら祈ってしまう作品でした。
友情も、素晴らしい!!

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡 [DVD]
ジャスティン・モンジョ
カルチュア・パブリッシャーズ

<WOWOW視聴にて>
「ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡」
2017年/オーストラリア・コロンビア/115分
監督:グレッグ・マクリーン
出演:ダニエル・ラドクリフ、トーマス・クレッチマン、アレックス・ラッセル、ジョエル・ジャクソン、ヤスミン・カシム

迷子度★★★★★
生きる力度★★★★★
満足度★★★☆☆



最新の画像もっと見る

コメントを投稿